古典部とは? わかりやすく解説

〈古典部〉シリーズ

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/14 11:24 UTC 版)

〈古典部〉シリーズ』(こてんぶシリーズ)は、米澤穂信推理小説シリーズKADOKAWA角川書店ブランド)より2001年10月から刊行されている。




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古典部

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〈古典部〉シリーズ」の記事における「古典部」の解説

古典部員の設定性格は、シャーロック・ホームズシリーズにおけるホームズを奉太郎依頼人をえる、ワトスンを里志、レストレード摩耶花と当てはめて作られた。 折木 奉太郎(おれき ほうたろう) シリーズ主人公神山高校男子生徒1年B組2年A組所属鏑矢中学校出身身長172センチメートル。 「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短に。」をモットーとする省エネ主義者。そのモットーは、小学6年生のときの出来事原因決意したのである。その性格ゆえ、校内部活動にも特に興味を示さなかったが、姉からの勧め脅迫)をきっかけ廃部寸前だった古典部に入部する。そこで出会った千反田える推理力見込まれ、しばしば成り行き探偵役務めることになる。積極的に行動して解決することはほとんどなく、その場状況手がかりから脳内推理組み立て解決していくスタイルであり、考え込む際には前髪をいじるか、目の焦点が合わなくなる。幾つかの事件」を解決したことで周囲から賞賛を得るが、本人はそれがただの運、あるいは閃きよるものにすぎないとしている。心中で「さいですか」とぼやく癖がある。 自身省エネ主義ゆえに人間関係基本的に淡白で、人づきあいが悪いわけではない良いわけでもない性根は優しいとえるからは評されている。親友福部里志ともお互いの家に遊びに行く仲ではなくとりとめのない会話学校下校中にする程度であった。えるに振り回されるように事件解決していく中、高2始業前の春休み生き雛祭での事件にて、えるへの好意自覚した学業成績平均点レベル1年時学期中間考査では、学年350人中175位)で、雑学などの知識はやや乏しく時に勘違いした発言や行動をすることがある部室ではおとなしく読書していることが多い。あまりミステリー読まない自室には姉の残した本もある。 父親・姉と同居しているが、作中母親存在描かれていない。えるを「千反田」、里志を「里志」、摩耶花を「伊原」と呼ぶ。 千反田 える(ちたんだ える) シリーズヒロイン神山高校女子生徒1年A組2年H組所属印地中学校出身身長160センチメートル33年前の古典部部長であり、10年前マレーシア渡航後、7年前にインドベンガル地方消息を絶った伯父関谷 純(せきたに じゅん)との古典部に纏わる過去思い出したいという「一身上の都合」により古典部へ入部し部長務める。上がりの四名家のうちの1つ、「豪農」千反田家の一人娘であり、中学生からは地元の「生き雛祭り」の生き雛も務める。 お嬢様らしい整った清楚な容姿と、それにそぐわない活発な瞳を併せ持つ普段穏やかな物腰言葉遣い丁寧だが、ひとたび日常の中の些細な違和感興味を引かれることを見つけると、大きな瞳を輝かせ好奇心権化となる。口癖は「わたし、気になります」。好奇心強さゆえに、奉太郎周囲にいる人間巻き込むことも多いが、他人感情土足で踏み込むようなことはせず、ある程度節度わきまえている。千反田家の後継者としての責任感強く、父から家を継がなくてもいいと言われた際には動揺し自らの生きる道失いかけている様子見せた成績秀で料理も上手。嗅覚視覚など五感優れ視力2.0超え夜目も利く。また、記憶力もよく人の名前覚えるのが得意だが、やや鈍感な所があり、奉太郎たちが何かに気付いた時でも一人察しないことがある本人無自覚だがパーソナルスペースが狭い。また、結論先走って途中説明飛ばしてしまう癖がある。好物抹茶牛乳また、お酒カフェイン弱くウィスキーボンボン酔ってしまい笑い上戸となったこともある。奉太郎を「折木さん」、里志を「福部さん」、摩耶花を「摩耶花さん」と呼ぶ。都会大学進学して卒業後は神山に戻る意思持っている福部 里志(ふくべ さとし) 神山高校男子生徒1年D組2年D組所属鏑矢中学校出身身長160センチメートル。 奉太郎親友で、彼につられて古典部に入部する手芸部を兼部し、総務委員会にも所属し2年進級後は副委員長務める。 一般男子としては背は低めで、遠くから見れば女性にも見まごう容貌だが、サイクリング趣味脚力はかなり鍛えられている。笑ったような表情をいつも崩さない雑学長け現代史から推理小説まで広範な知識を持つことから、自ら「データベース」と自認するが、自分から推論組み立てるようなことはほとんどせず、「データベース結論出せない」が口癖。他にも「ジョーク即興に限る、禍根残せば嘘になる」の持論モットーとしている。また、学業には興味がないため、成績振るわない。いつも巾着袋持ち歩いており、その中身は様々。上記のように総務委員手芸部・古典部を掛け持ちしているため校内での顔は広く知り合いも多い。あまり人見知りしないタイプだが、同じクラスであった十文字かほ少々苦手な様子中学時代極度負けず嫌いであり、勝つためには手段を選ばない性格だったが、現在は物事こだわらず薔薇色の人生」を謳歌することに努めており、奉太郎にその変化驚かれている。また不正や理不尽なことは許せない性分らしく、奉太郎には「物事道理沿って進んでいるからこそ、自分ふざけていられると言っているようだ称されている。 伊原摩耶花から求愛を受け続けるも、一貫してはぐらかし続けていたが、1年終わりから2年初めにかけての春休み頃から付き合うことになった。 妹がおり、里志たちが2年進級した年に神山高校進学している。奉太郎から「兄以上に傍若無人に己の道を行く変人」と評されているが、クラスメイト大日向友子によれば少し個性的だ変わっているというほどではなく、里志の方が変わっているとのこと。奉太郎を「ホータロー」、えるを「千反田さん」、摩耶花を「摩耶花」と呼ぶ。 伊原 摩耶花(いばら まやか) 神山高校女子生徒1年クラス不明)→2年C組所属鏑矢中学校出身身長148センチメートル漫画研究会図書委員会所属していたが、里志の後を追って古典部にも入部する。 背が低く童顔であり、外見印象小学生の時とほとんど変わらない。その容姿似合わず性格苛烈で、七色の毒舌を持ち何事にも妥協許さず他人ミスにも容赦ない一方で、自らの失敗にも厳しいため、奉太郎によればアクは強いが根はいいやつ」。その勤勉な性格から、えるほどではないが学業成績良い漫画家目指している。 奉太郎とは小・中学校の9年間同じクラスだった腐れ縁の仲だが、奉太郎起こした中学時代ある事件彼の消極的な性格から、奉太郎に対しては口が悪く辛く当たるような態度取っていた。しかし古典部でのいくつかの事件通じて太郎対す認識徐々に改めていく。 2年進級後に漫画研究会退部した。また、中学時代事件の真相知り、奉太郎謝罪した。 いつからかは不明だが、里志に想い寄せアタック繰り返し、高1の終わりから高2の初めにかけての春休み頃から付き合うようになった。奉太郎を「折木」、えるを「ちーちゃん」、里志を「ふくちゃん」と呼ぶ。

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古典部(こてんぶ)

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〈古典部〉シリーズ」の記事における「古典部(こてんぶ)」の解説

太郎たちの所属する神山高校にある文化系の部活部室特別棟4階地学講義室アニメ版では地学準備室)で、同校の最辺境と言われる場所。奉太郎たちの入部以前は、地学講義室真下にある3階生物講義室部室だった(現在は壁新聞部の部室)。

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