小林さんちのメイドラゴンとは? わかりやすく解説

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小林さんちのメイドラゴン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/22 01:07 UTC 版)

小林さんちのメイドラゴン』(こばやしさんちのメイドラゴン、Miss Kobayashi’s Dragon Maid[注釈 1])は、クール教信者による日本漫画、またそれを原作とするテレビアニメ。『月刊アクション』(双葉社)において、2013年7月号(創刊号)から2024年4月号(休刊号)まで連載後[1][9]、『漫画アクション』(同)に移籍して2024年8号より連載中[10]


  1. ^ コミックスでのタイトルの英語表記は、"The maid dragon of Kobayashi-san"となっている。
  2. ^ 作者の別作品『おじょじょじょ』のヒロイン・地獄巡春が設立した、彼女の実家の大財閥とは名前だけ同じの別会社が買い取った「いくつかの会社」の一つ。
  3. ^ イルルの手で一時的に男性にも変えられたことがあるが、元々が中性的なためにトール以外からは気づかれなかった。
  4. ^ コミックス第9巻の時点で3匹のドラゴンを同居させていることに加え、カンナの学費まで賄っているものの、特に生活に困窮している描写がないことから、年齢に比して高給取りであることもうかがえる。[独自研究?]
  5. ^ 本来の人間態は腰辺りまで伸ばしたロングヘアーで髪を結っておらず、衣類も裸体の上に外套を纏っているだけである。
  6. ^ このときのトールの言によると、神剣を抜こうとした人間は精神を破壊されてしまうが、小林さんには信仰心がないので平気だったのだろう、とのこと。
  7. ^ 後述の神に戦いを挑んだのも「誰よりも戦いを終わらせたかった」からだとダモクレスに指摘されており、本来の性格は好戦的というより優しいようである。
  8. ^ イルルにより小林さんの性別が男性に変えられた際は、絶好の機会と迫るも、自身のミスにより敢無く失敗している。
  9. ^ a b c d 角については、作中における当該部位が魔力の塊であるほか、純粋な攻撃に用いるなど、ドラゴンの象徴として扱われている。トール、ルコア、イルルは人間態の時でも常に角を生やしている。エルマ、カンナは人間態の時も角と尻尾が出ていることがあるが、正体の露見を防ぐ目的の他、魔力の節約という点から、主にドラゴンや異世界の存在を知らない人間が一緒にいる場合は必ず角と尻尾を隠し、完全な人間態となっている。トールとイルルも、尻尾については一般の人間がいる場では隠している(イルルは当初は不完全な形でしか人間態になることができず、尻尾もうまく隠せていなかったが、後にできるようになった)。ファフニールは人間態の時は常に角と尻尾を隠している。
  10. ^ 自切してもしばらくすればまた生えてくる様子が描写されている。
  11. ^ 本人曰く「甘くてクリーミー」。
  12. ^ この毛並みはかなり手触りがよく、トールに座ると腰を痛める小林さんでさえも乗ったまま居眠りしてしまうほどである。
  13. ^ 普段親しくしている小林さんや才川についても例外ではなく、親愛の情の有無で区別することはないものと推定される。またドラゴンに対しても敬語を使うことはないが、この点は(トールなどの例外を除いて)エルマなど他のドラゴンも同様である。
  14. ^ 例として、第11話ではトールを口車に乗せる小林さんのことを「コバヤシ悪党」と言ったり(実際、このときの小林さんはいわゆる「悪い顔」をしていた)、第21話ではドッジボールの助っ人をしてくれたにもかかわらず、トールたちのことを「最低最悪の奴等」と言ったり、など。
  15. ^ アニメでは、「指に止まってきた蝶」、「海水浴場を練り歩いていたカニ」、「公園の樹に止まっていたセミ」などが描かれ、夏休みの自由研究には昆虫の食感を書き記していた。
  16. ^ アンソロジーコミック第2巻
  17. ^ トールと人間界を見て回っている際に、携帯電話で話をしていた通行人の男がこのセリフを言っており、それを見掛けたトールが「魔法の言葉」「大抵の会話はそれでいけるので覚えておくといい」とカンナに説明して、カンナも真に受けたのが切っ掛け。
  18. ^ クール教信者のツイート 4月24日AM2:14のツイートなど
  19. ^ アニメ第1期第14話、原作第59話などで断片的ながら描写されている。
  20. ^ ただし、店の在庫を食らい尽くすこともあるため、食べ放題の店からは出禁を食らっていたりもする他、食べ過ぎが原因で金欠になったこともある。
  21. ^ 同じ調和勢のクレメネからは敬称付けで呼ばれており、同勢力の中でも高位の存在であることが示唆されている。
  22. ^ 人間を生贄に差し出させることについて嫌悪感を示す「変わり者」としてエルマの名はドラゴンの間で知られており、トールもルコアからそう聞かされていた。
  23. ^ エルマはこの状況を、忌み嫌っていた「人間同士の争い」の火種に自らの存在自体がなってしまうと予想しながらも、崇拝者たちからのお供え物である食べ物の美味さに釣られ、看過・黙認していた。
  24. ^ 作者が描いたラフ漫画では、「決着をつけずに討ち死にするなど信じられるものか」と憤る一方で「仲直りも叶わないまま死に別れるなんて嫌だ」と涙ぐむなど、本編では語られないトールへの複雑な想いが描写されている。→該当ツイート
  25. ^ アニメ第1期は「高橋未奈美」表記。
  26. ^ 一度露出度を抑えた服装でトールを訪ねたが、トールに、「次は身体を変えるといい」と零されている。
  27. ^ アニメではその際のイメージとして、自身の名を冠する翼竜ケツァルコアトルスのイメージが描かれている。
  28. ^ アニメではトールがこの話題に触れる度に大慌てで核心部分に言及するのを妨げている。
  29. ^ 翔太の役に立とうと、使い切れない程の黄金や農耕技術、強烈なカリスマ性や膨大な魔力の供与を提案するものの、「父親が錬金術を使えるから、お金には困っていない」「農家になりたいわけではない」「カリスマは今の自分には必要ない」「膨大な魔力は自分の努力で身に付けないと意味がない」と悉く却下されている。
  30. ^ 小林や滝谷の住む人間界に対し、「絶やしたくなる」、「滅ぼす」など。
  31. ^ 滝谷の出す料理に、ことごとく「それは甘口か」と尋ねている。
  32. ^ トール曰く、「ドラゴンになった姿が大山猛みたいな感じがした」。
  33. ^ 初めての参加では『呪いアンソロ』(千円)を執筆するが、トール曰く「本当に効果がある呪い」が「その掛け方まで載っている」ゆえに「これを使えば呪殺すら可能」であるため、「安い!これはお買い得」らしい。なお、小林さん曰く「売れて広まったりしたらやば過ぎ」とのこと。
  34. ^ 実は乳房ではなく火炎袋を人間態に押し込んだものであり、炎を貯めこむために大きいことが本人の口から語られている。
  35. ^ 初期およびアニメにおいては小林さんとは同期であるとされているが、原作第35話では部署の設立当初からいる小林さんに対して、自分は翌年新卒で入ったとエルマに説明しており、これが単なる矛盾か設定の変更かは、コミックス第6巻時点で不明。[独自研究?]
  36. ^ 原作コミックス第4巻の作者あとがきより
  37. ^ クラスメイトからは「ずるいし、汚いし、負けを認めない」「才川が(運動会で)みんなで協力という発言をしたことが信用できない」「自己愛からの人目を気にした面倒見のよさぐらいしか褒めどころは無い」などと酷評されている他、ドッジボールでの増援を断られた際にカンナからも人望の無さを指摘されている。
  38. ^ ただし、第21話ではトールやカンナたちの超人的能力を目の当たりにしているが、ルコアの記憶操作によって忘却している。また、第59話ではドラゴン状態のエルマを目撃しているが、翔太の睡眠魔法によって何も知らなかったことになっている。
  39. ^ 実際には泣いたふりをしているだけだった。
  40. ^ 『ルコアは僕の××です。』では、ルコアから「ぼへ子ちゃん」と呼ばれている。
  41. ^ カンナが小林さんのことを「コバヤシ」と苗字で呼ぶことやメイドのトールを「様」付けして呼ぶことなど
  42. ^ アニメ公式サイトより。ただし、作者からは「女子高生」と称されており(該当ツイート)、原作第80話(コミックス第9巻)でも「今年高校生になったばかり」と発言していることから、アニメオリジナルの設定である可能性が高い。[独自研究?]
  43. ^ 同スピンオフ作品配信直後に、作者のTwitterに彼女の学生服姿のラフイラストが何種類か投稿された。このイラストの中には眼鏡をかけているものがあり、近眼の可能性がある。[独自研究?]該当ツイート
  44. ^ なお、現実では「子役」や「牛乳・新聞配達」などの一部の例外を除いて、小中学生のアルバイトは禁止されている。
  45. ^ 「悪魔は呼べてもドラゴンは簡単に召喚できるわけがない」と翔太は述べており、この場合客観的にはルコアは簡単に召喚されたようにしか見えないため、ルコアがドラゴンであることを信じてもらえない理由の一つとなっている(実際にトールも「子供の召喚につきあってあげたのですか?」と呆れていた)。
  46. ^ 「『人間に害をなす竜を庇い立てする人間は殺す』だなんて、調和の竜が掟を蔑ろにできるの?」と小林さんに矛盾を指摘された端から「形ばかりの掟に意味など無い、よしんばあったところで人間ごとき、竜同士が取り決めた掟の適用外だ」と一笑に付していた。
  47. ^ 小林さんが「神はNGワード」と指摘している。アニメ第2期では禁句のくだりは割愛された。
  48. ^ アニメ第12話EDクレジットにおける役名は「少女」となっている。
  49. ^ 原作コミックス第3巻収録のエピローグ1コマ、アニメ第1期第12話。
  50. ^ 翔太との二役であるため、クレジット上は未記載。
  51. ^ それ以前にもイルルが身を置いていた群れを空中分解に追い込んでおり、彼女には顔と名前、およびその所業を知られていた。
  52. ^ オーディオコメンタリーで判明。後述の曽根との二役であるため、クレジット上は未記載。
  53. ^ カンナの日常「メタルの時間」より。
  54. ^ トールの訪問時には、自作の木彫りのゴリラを見せている。これとは別物のゴリラがアニメでは第4話以降、小林さん宅のダイニングテーブルに飾られている。
  55. ^ のちにファフニールが所持する財宝は、ルコアですら忌避するほどの強烈な呪いがかかっていると判明。結果として彼は命拾いしたことになる。
  56. ^ アニメ第2期第5話のエンドクレジットで名前が判明。
  57. ^ ただし、アニメ版においては男尊女卑的発言は修正されている。
  58. ^ ただし、表面的には気丈にふるまっていた反面、本心ではそのことでも非常に精神面での負担がかかっていたらしく、トールとの邂逅時は酔った勢いもあって涙ながらにその不満をぶちまけている。
  59. ^ 原作では送りつけたことが明示されているが、アニメではそのことが推察できる程度の描写にとどまった。
  60. ^ この顛末については、原作単行本第2巻のエピローグ1コマで描かれており、アニメ版ではこの1コマ漫画も含めてアニメ化されている(第1期第5話Aパート)
  61. ^ トールと出会った日、小林さんが泥酔していたのはいつも通りパワハラを受け、苛立った気を晴らすため飲み屋に繰り出したことが原因である。
  62. ^ 容姿は原作に先行して、アニメ第1期第6話で明確化された。また、第1期第7話では、翔太の海水浴の付き添いを小林さんに頼んでいる。
  63. ^ 第65話で名前が判明。
  64. ^ 作者のTwitterより。→[27]
  65. ^ 父親には来日させてくれなければまた家出をすると脅迫まがいの方法で許可を貰い、ボディガードも同行している。
  66. ^ 名前は運動会の種目決めに書かれた黒板の文字から判明。名前で呼ばれたことはない
  67. ^ 作中では、プラトン哲学におけるイデアで説明している。
  68. ^ このため、ルコアの悩みは「身体を変えるしかない」とトールから言われている。
  69. ^ 例として、イルルは腕を人間的な見た目にするのに作中でもかなり苦労し、見た目は完璧に装えているカンナでさえも「見かけによらず(体重が)重たい」と言われている。
  70. ^ 例えば、イルルは火炎袋と呼ばれる噴くための炎を貯める器官を乳袋として置き換えて変身しているため、かなりの巨乳になっている。
  71. ^ 人間と共に生き、共に死ぬために自死を選んだドラゴンのことをトールが語っている他、終焉帝は、人間のことを「共に生きる寿命も持たない分際」と断じている。
  72. ^ このことは、代表格たる終焉帝も問題視している。
  73. ^ 本人曰く「自身は呪いありきの存在」だからだが、イルルやカンナからは「陰気で根暗だから (カンナ)」「暗くてじめじめとしたところを好むから (イルル)」というレッテルも貼られている。
  74. ^ この他、ロリコン嗜好な者がよく言う「村の娘を差し出せ」という言葉がドラゴンの一般的イメージにされていることに苦言を呈している。
  75. ^ ただし、トールと、アーザードに操られたキムンカムイが対峙した際には、ルコアが、直接的ではないものの、キムンカムイに攻撃を加える描写がある。
  76. ^ このため、人間と友好的に接したいイルルは、他勢力に潰されるのを覚悟で無所属になることを決意している。
  77. ^ 一部、単行本描き下ろしのエピローグ一コマ漫画も含まれている。
  78. ^ 正確には、本編の合間の挿話が入る直前。
  79. ^ 原作者自身が、第55話に採り入れている。
  80. ^ 京都アニメーションポニーキャニオンバンダイナムコアーツ(旧ランティス)、ABCアニメーション
  81. ^ 台本では山田由香と志茂文彦の連名
  82. ^ テレビ放送時には無かったエンディング映像を追加。


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