探偵役
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/07 00:58 UTC 版)
「鈴木園子 (名探偵コナン)」の記事における「探偵役」の解説
原作での初登場時、腕時計型麻酔銃で蘭を眠らせるつもりだったコナンの狙いが外れ、たまたま当たってしまったために探偵役をやらされることになる。調子の良さで自分の手柄と勘違いしたことから、それ以降も小五郎の不在時に探偵役をやらされることが多いが、探偵役をやらされる際は普段の言動への印象ゆえ、本来よりもかなり高飛車にされてしまっている。 「眠ったまま」事件を解決するために周囲から「眠りの園子」と呼ばれる一方、自分では「推理クイーン園子」とも称している。ただし、普段は「探偵」として活動しているわけではないため、小五郎のように推理力が高いと世間に認識されるまでには至っていない。蘭はコナンに眠らされて見せる園子の探偵能力を素直に凄いと信じ、本当の園子も他人へのツッコミ発言などに勘の鋭い面を見せるが、推理力や観察力では、新一(コナン)の力を借りつつも自力で何度か解決したことのある蘭の方が優れている(そのことに蘭も園子もお互いで気付いてはいない)。
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探偵役
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/16 15:51 UTC 版)
奈々村 久生(ななむら ひさお) 探偵小説家志望のラジオ・ライター。奈々 緋紗緒(なな ひさお)の芸名でシャンソン歌手もしている。モデルは歌人の尾崎左永子。 光田 亜利夫(みつた ありお) 久生の友人。蒼司の中学校の同窓生。愛称はアリョーシャ。 牟礼田 俊夫(むれた としお) 久生のフィアンセ。氷沼家の遠縁。 藤木田 誠(ふじきだ まこと) 氷沼家の昔からの友人で御意見番。
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探偵役
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 00:09 UTC 版)
犯人を捜したり推理する人物を指す用語。 推理小説では、シャーロック・ホームズのような私立探偵業を営む「名探偵」が登場して事件を解決するのが基本であるが、探偵業者が登場しない作品も多い。このため事件記者、警察官、検事、弁護士、保険調査員など犯罪に多く関わる職業も含め、推理小説における謎を解決する人物の総称として「探偵役」と表記する場合もある。特にその探偵役が主婦や学生など普段は犯罪と関わらない一般人の場合(いわゆる「日常の謎」派の探偵をのぞき)、「素人探偵」や「アマチュア探偵」と呼ぶことがある。「素人」や「アマチュア」とは「事件捜査の専門家ではない者」という意味で、自身の専門分野においては警察や探偵より上という人物もおり、素人探偵が専門知識で事件を解決する作品も多数刊行されている。 警察から依頼や情報提供を受けるなど協力関係にある探偵も多く描かれており、名探偵エラリー・クイーンはニューヨーク市警察の警視である父の協力を得て事件を解決する。世界初の名探偵とされるC・オーギュスト・デュパンは、知人の警視総監から依頼を受ける隠居者という設定であり、現代では素人探偵に分類される。警察からの依頼も受けるシャーロック・ホームズは「民間諮問探偵」(consulting detective) を自称している。 探偵役が単独とは限らず『トミーとタペンス』ように探偵がコンビを組む作品もある。また複数の探偵役が独自に推理した結果を終盤で一堂に会し披露し合う『推理合戦』は競争要素も加わり人気であるが、間違った推理を披露する探偵が名探偵のかませ犬として描かれることも多いため不満を持つ読者もいる。アイザック・アシモフの『黒後家蜘蛛の会』シリーズは最初から複数人が集まって議論が行われ、最後に給仕のヘンリー・ジャクスンが真相を明らかにして終わる。『名探偵なんか怖くない』のような推理合戦をパロディとした作品も刊行されている。 少年達が協力して謎に挑む『探偵団もの』はジュブナイル小説の人気ジャンルであり、はやみねかおるのようにこのジャンルをメインに活動する作家も多い。また、江戸川乱歩の『少年探偵団シリーズ』のように本格ミステリの作家による作品もある。大人向けとしては赤川次郎の『三姉妹探偵団シリーズ』がある。 警察小説では性格の違う刑事がコンビを組んで事件を捜査する『バディもの』が多く刊行されている。映像作品ではバディフィルム(英語版)というジャンルを形成しており、『X-ファイル』『リーサル・ウェポン』『あぶない刑事』『相棒』などが人気シリーズとなっている。 終盤になって、物語の幕引きのためだけに登場する探偵役もおり、必ずしも作品の主人公とイコールではない。『名探偵登場』では当初、終盤になってシャーロック・ホームズとジョン・H・ワトスンが現れ、それまでスター俳優が演じる探偵たちの推理を全て否定し真相を明らかにして去っていくという展開(デウス・エクス・マキナ)を撮影したが、かませ犬に不満を持ったスターらの反発で別のバージョンが公開された。 麻耶雄嵩は『貴族探偵シリーズ』で「証拠集めから推理まで全て使用人に任せる」という「なにもしない探偵」、『神様ゲーム』ては序盤で推理過程を飛ばして犯人を指摘する探偵など、探偵の定義を利用したメタミステリ要素の強い作品を多く執筆している。 法月綸太郎により、「探偵役が提示した解決が真の解決であるかは作中で証明できない」という問題(後期クイーン的問題)が提起されている。これ以降、日本の新本格ミステリでは、不完全な推理しかできない探偵役、作中で推理の完全性が保証された名探偵など、問題を意識した作品が多数登場した。変則的な事例として『虚構推理』の探偵役は事件の真相ではなく「どうやって人々を納得させるか」を目的としており、推測が含まれると断言した上で納得できそうな解決を提示するという作風から議論を巻き起こした。
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探偵役
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/04 23:17 UTC 版)
「ジョン・ディクスン・カー」の記事における「探偵役」の解説
学生時代の短編と最初の4つの長編ではパリの予審判事アンリ・バンコランが活躍する。冷笑的な性格は人気を得られず、のちにはカー自身もリアリティを感じられなくなった。続いて登場した2人の肥満したイギリス人、本名の諸作に登場するギデオン・フェル博士と、ディクスン名義のヘンリー・メリヴェール卿(通称H・M)は人気を得て多くの作品で活躍した。ディクスン名義の短編にはロンドン警視庁D3課長マーチ大佐のシリーズもある。フェル博士はG・K・チェスタトンが、H・Mはウィンストン・チャーチルがモデルといわれ、カバー絵も彼らを模している。しかし、H・Mのモデルは、カーの父親とする説もある。マーチ大佐は『エレヴェーター殺人事件』を共作した推理作家ジョン・ロード (John Rhode) がモデルである。
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