探偵役とその家族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 08:08 UTC 版)
「シャム猫ココシリーズ」の記事における「探偵役とその家族」の解説
ココ(Koko) 第1作でクィラランが下宿した大家の飼い猫。元の飼い主が死亡したためクィラランに飼われることとなった。本名カウ・コウ=クン。非常に美食で新鮮なロブスターやチキンなどを好む。大変美しい毛並みのシールポイントのシャム猫の雄で、ひげが30対ある(一般の猫より多い)。人の死を感じて咆吼する(死の咆吼)ほか、はたき落とした本の題名やスクラブルのチップ、足で踏みつけたタイプライターにより打たれた文字などが重要な単語を示すなどしたことから、クィラランはココには特別な能力があり、起こったことの真相が判っているのだと考えている。 ヤムヤム(Yum-Yum) 第2作でのある事件の後クィラランに飼われることとなった猫。登場時には元の飼い主からフレイア若しくはユーと呼ばれていたが、クィラランによりココと対になるようヤムヤムと改名された。ココ同様美しい毛並みのシールポイントのシャム猫で、愛らしい性格の雌。前足をよく使い小物を盗みとり敷物の下に隠したり靴ひもを解いたりするため、クィラランは「前足のヤムヤム」とあだ名をつけるが、ココとは異なり普通の猫だと考えている。 ジェイムズ・クィララン(James Qwilleran) ココとヤムヤムの飼い主。長身で特大の口ひげを蓄えた男性。フルネームはマーリン・ジェイムズ・マッキントッシュ・クィラランであるが、マーリンという名を嫌って使用しない一方で母がマッキントッシュの出であることを誇らしく思っている。親しいものは「クィル」(Qwill)と呼ぶ。元事件記者で犯罪に関する著書があるが、離婚、アル中といったひどい時代を経たのち、第1作で「南」の新聞「デイリー・フラクション」の文化欄記者となり特集記事を担当する。第1作から第4作までは特集記事の取材中に事件に遭う。第5作でムース郡を訪れ、ある出来事のためにムース郡へ移住することとなる。ムース郡の資産家クリンゲンショーエン家の遺産を相続するが、ムース郡の文化発展に寄与すべくその全額で基金を設立する(クリンゲンショーエン基金(K基金))ほか、ムース郡のローカル新聞「ムース郡なんとか」(通称「なんとか」)に写真署名入りコラム「クィル・ペンからのひとこと」を執筆しているため郡内ではトレードマークの口ひげとともに著名人。女性にもて、第1作からしばらくの間は毎作異なる相手とデートをしていたが結婚はせず、2匹の猫のみを家族として暮らす。ココの一挙一動から事件解決の手がかりをつかむ。自身も「口ひげの付け根にピリピリした感覚があるとなにか(犯罪に関わること)が起こる」という経験を繰り返しているため、ひげの多いココの特別な能力を信じている。
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