キレイパン達(キレイ仲間)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 03:29 UTC 版)
「こげぱん」の記事における「キレイパン達(キレイ仲間)」の解説
キレイに焼かれたパン達。名前の「パン」の部分が、カタカナ表記なのが特徴(こげ仲間はひらがな表記)。こげ仲間は1種類につき1個のみ存在するが、キレイパン達は1種類につき複数存在している。カレーパンとクロワッサンを除きこげぱん大好きっ子で、キレイパン同士は種類が違っていても仲が良く、基本的にコミュニケーション能力が非常に高い。また、どの種類のキレイパンも物事や他のパンに対して、純粋な想いを抱いている点は共通している。布団の色は基本的にピンク。こくとうパン、カレーパン、やきそばパン、クロワッサンは絵本出身のパンである。「明るく元気、素直で純粋、こげぱん大好きで誰とでも仲良し」なのがキレイパン達の基本性格である。生地の色は基本的に黄色だが黄緑、ピンク、赤、茶色、きつね色など体色が違うパンもいる。PSゲーム版では出番が多く「むきりょく生活」の7種類のキレイ仲間がよく登場する。 「こげぱんのピクニック」「こげぱんのおはなみ」の幼児向け絵本ではキレイパン、キレイクリームパン、メロンパン、いちごパン、ベリーパン(「こげぱんのおはなみ」から追加)の5種類が登場している。 本作のマスコットポジションで、グッズで新キャラが登場する事が多い(いちごパン、メロンパン、ベリーパン、りんごパン、ショコラパン達、中華まんトリオ)。旅日記シリーズでは、こくとうパン(沖縄編)とやきそばパン(三都編)がフィーチャーされている。 キレイパン 声 - 石田彰 キレイパン側の中心人物で、メインキャラクター。一人称は「キレイパン」。きれいに焼かれたあんぱん。こげぱんとは対照的に明るい性格で無邪気で純粋だが、純粋すぎてこげぱんを悪気のない一言で、傷つけてしまうこともある(本人に悪気は全くない)。字も書けるがこげぱん以上に汚く、本人以外には読めない。 大勢いるので喋りあって「キャーキャー」とよく言う。こげぱんの事が大好きで慕っている。誰とでも友達になれる長所を持っており、コミュニケーション能力が非常に高い。その為、他のパンをよく名前で呼んでいる。 カレーパンの辛口ぶりに当初は引いていたが、気にかけてはいる。 基本的にこげ仲間に対しても敬語は使わず、呼び捨てにしている。中性的なパンで男役、女役を同じくらい担当している。こげ仲間、キレイ仲間と誰とでも仲良くなれ、全てのパンと交流がある。牛乳を飲むと酔っ払って営業出来なくなってしまう為、パンやはキレイパン達に牛乳を飲ませる事を禁止している。 旅日記シリーズでは全編に同行している。 キレイクリームパン 声 - 石田彰 きれいに焼かれたクリームパン。キレイパンとは非常に仲が良く、よく一緒にいる。キレイクリームパンが単独で登場する事はほとんど無く、キレイパンに紛れて登場する事が多い。 キレイパン同様明るい性格だが、頭のよいパンが多く、中には最近の売れ筋に詳しい情報通も居る。また、クリームぱんほどではないが手先が器用。 キレイパン同様、コミュニケーション能力が非常に高く、誰とでも友達になれる長所を持っている。全てのパンと交流があり、他のパンをよく名前で呼び、単行本未収録エピソード(ね~ね~)ではカレーパンとも一緒にケーキ作りをするほど仲良くなっている。キレイパン同様、中性的なパン。 キレイクリームパンは同種という事もあり、こげぱんと同じ位クリームぱんを慕っている。 旅日記シリーズでは全編に同行している。 こくとうパン 絵本出身のパン。きれいに焼かれた黒糖パン。生地には沖縄県産の黒糖が使われている。キレイパンより体が一回り大きく、スミぱんとほぼ同じ大きさ。礼儀正しい性格で、何事にも熱中しやすい熱血キャラ。感動すると人目も憚らず大泣きする。スポーツが得意である。 色が似ていて、他のキレイパン達よりサイズが大きい事から、後姿でこげぱんと間違われることがある。登山時、頂上で大騒ぎして酸欠したことがある。 熱血キャラという性格になったのは4コマ『なげやり生活』になってからで、それまでは個有のキャラ付けはされておらず、キレイパンの一個として扱われていた。 番外編では必ず男役で、女役をしたり女物の服を着る事はない。メロンパンとは非常に仲が良い。こげ仲間には敬語で話し、こげぱんの事は「すみっこ生活」では呼び捨てだったが、現在は「こげぱんさん」と呼んでいる(旅日記の沖縄編リメイク、「パチクリ!」134話)。 旅日記シリーズでは沖縄編のみ同行している。 チョコスプレーパン・生クリームパン 頭の上にチョコとカラフルなチョコスプレーがかけられたパンと、頭の上に生クリームが乗っているパン。初期の頃に登場して以来ほとんど登場していないパン達である。漫画冒頭の「パン紹介」にもいない。これを見た、こげぱんも真似た事もある。 初期の頃はよく登場していたが話が進むにつれて出番が減り、4コマ『なげやり生活』を最後に登場しなくなった。 続編には未登場。 メロンパン グッズ、「なげやり生活」で登場。黄緑色の生地の中に夕張メロンのクリームが入っているメロンパン。一人称は「メロンパン」。頭にはメロンに似せたギザギザ模様がある。明るく好奇心旺盛でやんちゃな性格で、まだ幼い。おしゃべりが大好き(一度、こげぱんが途中で自分が書かれた等身大パネルを代わりに置いて自分は立ち去った際、全く気づかずに喋っている)。しかし、喋り疲れて途中で寝てしまうことが多い。 メロンパンの台詞にはよく言い間違いがある(「キライパン(キレイパン)」、「スーキー(スキー)」、「ボーズィビー ビシャビシャ(ボーイズビー アンビシャス)」等)が、これは誤植ではなく、単に言葉をよく覚えていないだけで、本人は全く気にしていない。 言い間違いから他のパンを「すみっこぱん(スミぱん)」「チャコぱん(チョコぱん)」「こくとろパン(こくとうパン)」など、独特な呼称で呼ぶ事が多い。 寝相はきわめて悪く、寝返りでほかのパンに勢いよくぶつかり起こしてしまうこともある。同郷のよしみから、一方的にこげぱんを慕っている。 こくとうパン同様番外編では必ず男役で、女役をしたり女物の服を着る事はない。こくとうパンとは非常に仲が良い。牛乳(パンにとってのお酒)を飲めない。よく黄緑のアイテムを身に着けている。布団の柄はメロン模様。 旅日記シリーズではこげぱん、キレイパン、キレイクリームパン同様、全編に同行している。 いちごパン 声 - 折笠富美子 グッズ、「パンにも出会いがあるらしい…。」で登場。栃木県産の苺を使用したいちごパン。一人称は「わたし(グッズのみ)」。パンやの人気商品で、初めは春限定だったが、好評につき「むきりょく生活」から「いちごパンフェア」として通年販売されるようになり再び戻ってきた。 愛らしい見かけとは裏腹に相当な根性の持ち主で、こげぱんの苦言をものともせず、時には周囲が驚くほどの根気強さを発揮することも。熱心な努力家でもあり、いちごパンフェアのおまけである「いちごパンマスコット」は自分達で作っている。後輩のベリーパンに対して面倒見がよい。 番外編ではほぼ女役で制服もセーラー服だが、ごく稀に男役をする事がある。ね~ね~では現在も「春限定のパン」として登場する事がある。生地の色はピンクで、よくピンクの服やアイテムを身に着けている。布団の柄は苺模様。 2期では春限定販売という設定に戻り、春以外の季節には登場しなくなった。パン紹介には載らずゲストキャラとして登場する。 ベリーパン グッズ、「毎日ダラーっと。」で登場。「イチゴフェア」の新作で、苺が練りこまれた生地にベリークリームがたっぷりと入っていて、頭にはブルーベリーとラズベリーが乗っかっている。その為、ベリーパンが帽子を被るシーンは幼児向け絵本『こげぱんのおはなみ』のパン紹介でしか見られない。故郷は不明。シンプルで描きやすいデザインが多い「こげぱん」のパンにしては珍しく、複雑で描きにくいデザインをしている。 疑うことをまるで知らないほど素直(多くのキレイパンに共通する性格ではあるが)で、努力家のいちごパンすら呆れるほどの頑張り屋さん。だが、頑張りすぎて空回りしてしまい、ドジを踏むこともしばしば。立場的にはいちごパンの後輩に当たり、いちごパンとは非常に仲が良い。こげぱんに対しては敬語を使い、「こげぱんさん」と呼ぶ。 お辞儀をする等、何かしら衝撃が加わると、頭の上のベリーが落っこちてしまう。これがしょっちゅうのため、周囲のパンに拾って頭に乗せてもらうが、こげぱんがツボ押し道具を拾い、たまたますぐそばでベリーパンがベリーを落としていたため、そのベリーの1つと間違えて乗せてしまったことがある。 女役が多く生地の色はピンク。よくピンクや紫のアイテムを身に着けている。 アニメ版、PS版では未登場。 2期ではパン紹介に載らず、ゲストキャラとして登場する。 りんごパン グッズ、「毎日ボケーっと。」で登場。秋の新作として登場。一人称は「オラ」。角切りの煮りんごとりんごジャムが中に入っていて、チョコレートとミントの葉でりんごのヘタを再現している。 青森県産の津軽りんごを使用しており、津軽弁がとっさに出てしまうのが特徴。素直で純粋な性格。疲れるとリンゴネットに入る(落ち着くらしい)。こげ仲間や他のキレイパンに対しては敬語、共通語で話しこげぱんの事も「こげぱんさん」と呼ぶ。りんごパン同士では津軽弁で話す。 生地の色は赤。よく赤いアイテムを身に着けている。 アニメ版、PS版では未登場。 2期ではパン紹介に載らず、ゲストキャラとして登場する。 カレーパン 絵本出身のパン。「むきりょく生活」で登場。油で揚げられたパンで「こげぱん」では珍しい揚げパンキャラ。その為、生地の色はきつね色である。 一人称は「カレーパン」または「ウチ」。本格的なインドカリーが中に入っていて、とても辛い。辛口かつ考え無しな性格で、初期は他のパンに対しても「みっともない」と思った所はズバズバと批判していたが(辛口で、考え無しなだけなので悪意は無い)、他人だけでなく自分に対しても辛口だった。また、歩いた跡は油で濡れているので、このせいで自分や他のパンが滑ってしまうことがある。性格上、冷や汗をかく事はほとんど無く、「毎日ダラーっと。」で油で滑った時の1コマのみ。 当初は毒舌が原因で、周囲から孤立していた。気が強く、周囲への配慮も下手なので、基本的に他のパンからは怖がられている。辛口で気難しい性格の為、仲良くなるのは難しく、カレーパンと仲良く出来るパンは限られている。こげ仲間には興味が無く、キレイ仲間は「お買い上げを競うライバル」と見なしているのか、自分から違う種類のパンと友達になろうとせず(ドーナツという種族である為か短気で高飛車な性格の為、純粋無垢で素直な基本性格のパンが多いパン社会に馴染めず、違う種族のパン達と友達になる事を諦めている節もある)、他のパンとは意思の疎通が出来ず上手く関係を築けない為、同じ性格で一番の理解者である同種のカレーパン同士とだけ仲良くしている。 キレイ仲間は純粋無垢でこげぱん大好きっ子で柔順なのが基本性格だが、カレーパンは唯一純粋無垢でも、こげぱんに柔順でも無く、嫌ってはいないものの、反抗的な態度を見せる。ひねくれていて性格はお世辞にも良いとは言えず、良い子揃いの他のキレイパンからは「異端児」として孤立してしまい、キレイパン社会から浮いてしまっている。 グッズや原作の番外編、PS版など本編と違う設定の話では違う種類のパンと交流するシーンもあるが、キレイパンの基本性格を持たない「異端児」であるカレーパンは違う種類のパンにコンプレックスのようなものを感じており、違う種類のパンは「純粋無垢でこげぱん大好きっ子」というキレイパンの基本性格とは逆の性格をしている「異端」であるカレーパンを敬遠し、本編では最後までカレーパンと違う種類のパンが相容れる事は無かった。 本作のテーマである「こげぱんとキレイパンの絆」「違う種類のパン同士の交流」はカレーパンにはどちらも当てはまらず「こげぱん」のテーマを否定する存在に見えるが、カレーパンにとっては友達、仲間、家族など全ての関係がカレーパン同士で事足りる為、違う種類のパンと友達になれない分、カレーパン同士の思いやりや友情は強い。カレーパン同士の関係は強いがその分違う種類のパンとの関係は薄くなり、本編ではやきそばパンとしか仲良くする描写が無い。 性格は辛口で短気だが、それは自分の気持ちに正直なだけで悪気は一切無く、ツンデレな面もある。また、キレイパンの純粋さもちゃんと持っている。カレーパンの言い方はキツイが、ストレートで正直なパンである。 初期は辛口な性格でコミュニケーション能力に重大な問題があった為、他のパンとコミュニケーションが取れなかったが、話が進むにつれてメディアミックスでは他のパンとも交流できるようになっていく。またカレーパン同士は非常に仲が良く気持ちが通じる戦友であり、絆は強い。カレーパン同士の絆や思いやりは、他の種類のパンには向けられず、辛口さから他のパンから敬遠されていた。 カレーパンは初期は悪気の無い毒舌でこげぱん、フランスぱん、キレイパン、キレイクリームパン、メロンパン、いちごパンを傷付けてしまい、将来友達になれる可能性ごと彼らとの友情や、今後の絡みを失っていった。キレイパンとキレイクリームパンは傷付けられてもカレーパンを気にかけ仲良くなる事を望んでいるが、カレーパンはコミュ二ケーション能力が無いのと「ドーナツである自分達と違う種族であるパン達は、本当の友達にはなれないから」という理由なのか、違う種類のパンを軽視する悪癖がある。しかし自分と対極の性格をしているやきそばパンには関心を持っている描写がある。 4コマ『毎日ダラ~っと。』まではカレーパンは1個だけ登場していて、複数の個体が登場するようになったのは、4コマ『毎日ボケ~っと。』からである。本編初期は違う種類のパンを見下す節があり「格下で、辛口トークを言う為だけの存在」としか見ていなかったが、他のメディアではキレイパン達と触れ合うにつれて認識を改め「違う種類のパンだけど、友達になれる存在」として、存在を認めるようになった。 ね~ね~の単行本未収録エピソードでは自分に理解を示し、優しく接してくれるクリームぱん(2期でそのエピソードはオミットされた)、キレイパン、キレイクリームパンを信頼し慕うようになり、ランチ用のパンとして一緒に販売されるやきそばパンをライバル視し、突っかかるエピソードがある。 しかしね~ね~の単行本未収録エピソードを除くと、原作絵本のカレーパンが信頼や友情を抱くのは同種のカレーパン同士だけであり、それ以外のパンには興味が無く、仲良くする描写は無い。例外としてやきそばパンとは旅日記大阪・神戸編のエッセイで仲良さそうに一緒にいるカットがあるが、カレーパンは基本的に違う種類のパンへの友情度はゼロである。その為、カレーパンの正式な「友達」はカレーパン同士だけであり、カレーパンに違う種類のパンの友達は1個もいない。カレーパンは個人主義なパンであり、自分のポリシーの為に違う種類のパンとは友達にならず、カレーパン同士以外はどうでもいい存在だと思っている。その為、本編ではカレーパンを気にかけるパン(こげぱん、キレイパン、キレイクリームパン)はいるが、カレーパンから他のパンを気にかけたり、好意を持つ事は最後まで無かった。 カレーパンはこげぱんに興味を持つのが無理で、コミュニケーション能力が高いキレイパンですら未だに友達として認められないほどの、手強いパンである。 単行本化されているエピソードの時点ではキレイパン、キレイクリームパンはカレーパンを気にかけているがカレーパンにはまだ友達として認められず、クリームぱんとは接点が無く、2期ではキレイパン、キレイクリームパン、クリームぱんとカレーパンが交流する単行本未収録エピソードがカットされている。その為カレーパンはカレーパン同士ややきそばパン以外のパンには興味を持たず、キレイパン、キレイクリームパン、クリームぱんとも交流が無い設定に戻った。 しかし、グッズではこげぱん達の中に溶け込んでいる描写が多く、2003年のカレンダー、スケジュール帳ではみんなと一緒に雪を眺めたり、キレイ仲間同士(キレイパン、キレイクリームパン、生クリームパン、チョコスプレーパン、メロンパン、いちごパン、カレーパン、やきそばパン)で仲良さそうに連マフラーを巻くイラストもある。 カレーパンと特定の相手以外のパンとの関係は、フランスぱんは辛口トークでフランスぱんを傷付けてしまい敬遠され、それっきりで和解も出来ず、レーズンロールぱんには話しかけたものの信頼を持つには至らず、こくとうパンは本編では接点が無いが、番外編の旅日記大阪・神戸編では赤ちゃん役のカレーパンを消防士役のこくとうパンが救出したエピソードがあり、メロンパンはカレーパンが辛口トークでメロンパンを傷付けてしまい、本編ではそれっきりで和解も出来ず、いちごパンはカレーパンが辛口トークでいちごパンを傷付けてしまい、本編ではそれっきりで和解も出来なかったが、番外編ではカレーパンの取り巻きにいちごパンがいたり、旅日記の大阪・神戸編ではいちごパンがカレーパンの母親役だったり、一緒にいるシーンがある。 グッズや原作の番外編では、本編ほどカレーパンと他の種類のパンの関係はシビアでは無く、交流している描写もある。また他の種類のパンとの関係も改善されている。例としてカレーパンは、本編初期の頃に悪気の無い辛口トークでいちごパンとメロンパンを傷つけてしまいそれ以来交流も無かったが、グッズ、PS版、番外編など本編と違う設定の世界ではいちごパン、メロンパンなど他の種類のパンに溶け込んだり、仲良さそうにしているシーンも存在する。 こげぱんが大好きでキレイパン同士仲が良いパンが多いキレイ仲間にしては珍しく、こげぱんに興味を持っておらず疑り深い性格をしていて、こげぱんからも敬遠されている。初登場時にこげぱんに辛口な突っ込みを入れてしまい、それ以来「こげぱんとカレーパンの信頼関係」は完全に失われてしまった。 しかしPSゲーム版ではこげぱんをみんなと応援したり、運動会で完走したこげぱんをみんなと一緒に称えたり、原作と異なりこげぱんには好意的で、他のキレイ仲間に非常に溶け込んでいる。 また、カレーパンは初期は悪気のない毒舌で他のパンにダメージを与えた後、自分を貶していたが、4コマ『毎日ダラ~っと。』『毎日ボケ~っと。』の頃からだんだん性格が変わり、他のパンへの辛口な突っ込み(毎日ボケ~っと。から)や自分を貶す言動(毎日ダラ~っと。から)は無くなり、自分に対するプライドが高く怒りっぽい性格に変化していった。カレーパンが辛口トークを言う際には、「ズバ」という擬音が入る。後期(ね~ね~、単行本未収録エピソード)は女性的な口調で話すようになり、「毎日ダラーっと」では女役(かぐや姫役)をしている。 こげぱんを嫌ってはいないが興味も無い為、他のキレイパンのようにこげぱんに寄って来る事は無い。カレーパン同士や、やきそばパンに対しては「アンタ」と呼んでいる(ね~ね~、単行本未収録エピソード)。 基本的に相手に対しては、少々高飛車な口調で話す。初期の頃しか、カレーパンのキレイパンのような無邪気な笑顔は見られない。 カレーパンの分類は本来はパンではなくドーナッツだが(『すみっこ生活』のパンプロフィール参照)、「こげぱん」では「油で揚げられたパン」として扱われている。またカレーパン自身や他のパンも、カレーパンを「パン」と認識している。しかし「パンではなくドーナッツという違う種族なので、パンとは違う基本性格をしているから」という理由なのか、キレイ仲間の持つ「明るく元気、無邪気で純粋、こげぱん大好きで、誰とでも仲良くなれる」基本性格に、あまり当てはまらない性格をしている。 本作はネガティブな要素を排除し、登場キャラ全員が悪意を持たないほのぼのとした世界観なので、初期のカレーパンは他のパンへの直球な毒舌が悪目立ちしてしまっていた。「毎日ボケ~っと。」から他のパンを毒舌で傷付ける事はしなくなり、毒舌さをオミットされた代わりに短気で高飛車で強気な性格になった。 基本的に、他のパンを名前で呼ぶ事は無い(間接的にキレイパンをあんぱんと呼んだ位)。 北海道編の旅日記ではカレーパンだけ毛皮のスカーフを巻いたり、カレーパンの性格を反映した高級感のある服装になっている。 アニメ版では未登場。 2期ではパン紹介に載らず、ゲストキャラとして登場する。 やきそばパン 絵本出身のパン。「むきりょく生活」で登場。キレイに焼かれたコッペパンに関西風ソース焼きそばが挟み込まれているパン。物静かで行儀が良く大人しい性格。よく正座をしている。カレーパンに1期では友達候補として認められている唯一のパン。 物や人のそばにぴったりと寄っていく習性があるらしく、客の方へも寄って行ってしまうため昼過ぎには完売となっている。激しい運動をすると頭の焼きそばがグチャグチャになってお化けみたいになってしまう。だが、それを利用してお化け屋敷でお化けをやったこともある(その際もお客さんのキレイパンにひっついていた)。 いちごパン同様女役が多く、制服もセーラー服を着ている。こげぱんが大好きで慕っている。こげ仲間に対しては敬語で話す。 人魚に例えられる事が多く、「すみっこ生活」ではメロンパンがやきそばパンを人魚と間違えたり、「毎日ダラーっと」では人魚姫役をしている。 『むきりょく生活』で絵本出身のキレイパンとしてカレーパンと共に登場し、辛口でプライドが高く高飛車なカレーパンとは対照的に、おしとやかで穏やかなキャラ付けをされている。故郷は大阪だが、関西弁は喋らない(グッズでは一回だけ喋った事がある)。 旅日記シリーズでは三都編のみ同行している(やきそばパンの故郷の大阪に行く為)。 アニメ版では未登場。 2期ではパン紹介に載らず、ゲストキャラとして登場する。 クロワッサン 絵本出身のパン。「すみっこ生活」で登場。バターの層が何層にも折り込まれている三角形のパン。フランス出身。起源は17世紀のオーストリアにまでさかのぼる由緒正しいパン。苦労性で、あれやこれやといらぬ心配をしてしまうため、なかなか行動を起こせない。 キレイパン達の中では大人しい性格でキレイパンによく当たるこげぱんに近づけずにいるらしく、こげぱんを敬遠する節があり、クロワッサンが自分から単独でこげぱんに寄って来る描写は無い。 こげぱんとは交流出来ないが他のこげ仲間(クリームぱん、性格が似ているマヨネーズぱん)や、キレイパン同士では仲良く出来るので、カレーパンほどコミュニケーション能力に問題がある訳では無い。パンの形の関係上、横顔は描かれない。「こげぱん」のパンでは珍しく、名前に「パン」が付いていない。 旅日記の京都編では、女物の十二単を着ていた。他のキレイパンと比べると出番は少なめ。 登場時期が遅かった為、PSゲームのパズルゲームにはいるが、ミニゲームには登場していない。 パン紹介のイラストでは笑顔だが、基本的にいつもハラハラした表情を浮かべている為、キレイパンのような無邪気な笑顔はあまり見られない。 アニメ版、続編では未登場。 ショコラパン グッズ、「毎日クターっと。」で登場。「ショコラフェア」にて、ホワイトショコラパンと2個1セットで販売されているパン。中身はフランス産の高級チョコレートで、更に頭にもこのチョコレートがかかっていて、首には青いマフラーをしている。 おしゃれに熱心なパンだが、そのセンスはどこかズレている。初登場時に「ボンジュール」「ボンソワー」と話していたが、フランス語を話せる訳ではなく、この2語しか知らない。チョコぱんほどではないが、甘えん坊な性格。チョコぱんの事はベタベタされつつも、慕っている。 後期に登場した為、旅日記シリーズにはいない。こげ仲間に対しては敬語で話す。 アニメ版、PS版、続編には未登場。 ホワイトショコラパン グッズ、「毎日クターっと。」で登場。「ショコラフェア」にて、ショコラパンと2個1セットで販売されているパン。フランス産の高級ホワイトチョコレートが中身で、頭にもかかっている。頭に乗っかっているベレー帽型のチョコが特徴。 ショコラパン同様、ズレたおしゃれ感覚(本人曰く「ハイセンス」)を持ち、フランス語も「ボンジュール」「ボンソワー」しか知らない。ショコラパンとは双子のような関係。ショコラパン同様、チョコぱんを慕っている。メイク好きでおしゃまな性格。 ショコラパンと同じ理由で旅日記シリーズにはいない。こげ仲間に対しては敬語で話す。 アニメ版、PS版、続編には未登場。
※この「キレイパン達(キレイ仲間)」の解説は、「こげぱん」の解説の一部です。
「キレイパン達(キレイ仲間)」を含む「こげぱん」の記事については、「こげぱん」の概要を参照ください。
- キレイパン達のページへのリンク