登場時期
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/13 02:00 UTC 版)
「ペンダ (マーシア王)」の記事における「登場時期」の解説
ペンダが王位に登った時期は不明、その経緯も分かっていない。彼の登場した7世紀初頭、隣国ノーサンブリアではエゼルフリスが王位に就いていたが、その同時代のマーシア王としてチェルルの存在がベーダによって確認されている。このチェルルは彼の先王として現在に伝えられている。 この先王とされるチェルルから彼への王位の交代の経緯、この両者が血縁関係にあったのか、あったのならばどれほど近縁であったのかも明らかでない。しかし12世紀の史家ハンティングドンのヘンリーが語るには、チェルルはピュバの親族であったと言う。また彼と先王チェルルとは違う血筋同士の政敵であった可能性も指摘されている。 『アングロサクソン年代記』の記述を基にすると彼の王位は626年、王位に登った時齢50で、以降30年王を務めたとなっている。ここで書かれる彼の統治期間としての30年は勿論正確な数字ではない。また彼が齢50で王位に登ったとするのも疑わしい。彼の子供との年齢が世代的に合わなくなり、例えば彼の息子とされるウルフヘレが3歳の時にペンダは80歳となってしまう。 年代記のこの記述を現在の歴史家は、ペンダが戦死した時50歳で王位に就いたときは20歳であったと言わんとしていたのではないかと推測している。
※この「登場時期」の解説は、「ペンダ (マーシア王)」の解説の一部です。
「登場時期」を含む「ペンダ (マーシア王)」の記事については、「ペンダ (マーシア王)」の概要を参照ください。
- 登場時期のページへのリンク