saucer
「saucer」の意味・「saucer」とは
「saucer」は、日本語で「ソーサー」あるいは「受け皿」と訳される英語の単語である。主に、カップと一緒に使用され、カップの下に置かれる皿のことを指す。また、カップからこぼれた液体を受け止める役割も果たす。例えば、紅茶やコーヒーを飲む際に使用されるカップとソーサーのセットが一般的である。「saucer」の発音・読み方
「saucer」の発音は、IPA表記では /ˈsɔːsər/ となる。IPAのカタカナ読みでは「サーサー」となり、日本人が発音するカタカナ英語では「ソーサー」と読む。発音によって意味や品詞が変わる単語ではない。「saucer」の定義を英語で解説
「saucer」は、英語で定義すると"a small shallow dish, typically circular and made of porcelain, used for holding a cup at a table"となる。これは「テーブルでカップを置くために使用される、通常は円形で磁器製の小さな浅い皿」という意味である。「saucer」の類語
「saucer」の類語としては、「dish」や「plate」がある。ただし、「dish」は一般的な皿を、「plate」は平たい皿を指すため、「saucer」が指す特定の形状と用途を持つ皿とは異なる。具体的な使い方を理解するためには、各単語のニュアンスを把握することが重要である。「saucer」に関連する用語・表現
「saucer」に関連する用語としては、「cup」がある。これは「saucer」が主にカップと一緒に使用されるためである。また、「tea set」(ティーセット)や「coffee set」(コーヒーセット)といった表現も、「saucer」が含まれることが多い。「saucer」の例文
以下に、「saucer」を用いた例文を10個提示する。 1. English: She placed the cup on the saucer.日本語訳: 彼女はカップをソーサーの上に置いた。 2. English: The saucer is made of fine porcelain.
日本語訳: そのソーサーは上質な磁器でできている。 3. English: I accidentally broke the saucer.
日本語訳: 私はうっかりソーサーを割ってしまった。 4. English: The tea spilled over the edge of the cup onto the saucer.
日本語訳: ティーがカップの縁からこぼれてソーサーに落ちた。 5. English: The saucer is part of a tea set.
日本語訳: ソーサーはティーセットの一部である。 6. English: The saucer has a delicate floral pattern.
日本語訳: ソーサーには繊細な花柄の模様がある。 7. English: The saucer is used to prevent spills.
日本語訳: ソーサーはこぼれるのを防ぐために使われる。 8. English: The cup and saucer are a matching set.
日本語訳: カップとソーサーは一組のセットである。 9. English: The saucer is slightly chipped on the edge.
日本語訳: ソーサーの縁が少し欠けている。 10. English: The saucer is designed to catch any drips from the cup.
日本語訳: ソーサーはカップから滴るものを受け止めるように設計されている。
ソーサー
(Saucer から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/26 07:17 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動ソーサー(英語: saucer)は、カップの下に置かれる受け皿のこと。洋食器では本来、マグカップを除く全てのカップにソーサーが付属する。
材質は陶器や磁器が多いが、ステンレス、鉄、銅、ピューター、真鍮、アルミなどの金属製や木製も存在する。
形状の変化
西欧にコーヒーや紅茶が入ってきた頃は、コーヒー用と紅茶用の区別は特にされておらず、カップと同様ソーサーも小型であった。これは当時、紅茶やコーヒーが高価であったことが関係していたとされる。したがって、使用するポットもカップやソーサーと同様に小型であったと言う。
また、カップの中身をソーサーに移してから飲むという習慣があったために、この頃のソーサーはその口径の割に深さがあるという構造を持っているのが特徴であり、ソーサーに液体を溜めやすいようになっていた。
なお、ソーサーと類似のものとして、コースターがあるものの、こちらは液体を溜めるような使い方はしない。
後にソーサーに移してから飲むという習慣がなくなったために、ソーサーはあまり深さを必要としなくなった。またカップの容量増大に伴い、ソーサーもまた大型化するようになる。
コーヒー用と紅茶用の区別
元々コーヒーカップとティーカップが区別されていなかったのは、先述の通りである。
ところで、紅茶は高温の水(熱湯)で抽出しないと良い味にはならないとされるため、紅茶は基本的に非常に熱い状態で出来上がるので、カップの口径を大きくし、紅茶の液面付近の温度が下がりやすいようにした。しかしながらこの場合カップの重量が増加するため、カップの高さを低くすることで容量を減らしたため、紅茶用のカップは一般的にコーヒー用のカップよりも扁平になっていった。
対して、コーヒーは紅茶ほど高温の水で抽出しなくても味に変化がないとされるために、紅茶よりは低い温度で出来上がる飲み物なので、カップの口径を小さくしてコーヒーの液面付近の温度が下がりにくいようにし、コーヒー全体も冷めにくいようにした。あとはカップの高さを高くすることで容量を増やしたため、コーヒー用のカップは、一般的に紅茶用のカップよりも背が高くなっていった。
また、コーヒーは基本的に濃い飲み物であるため、本来は大量に飲むべき飲料ではない。したがって紅茶用のカップよりもコーヒー用のカップの方が、容量が小さい傾向にある。
このような理由で、当初はコーヒー用と紅茶用の区別が特になかったものが、次第に区別されていった。
こうして、コーヒーカップにはそれ用のソーサーがセットになっており、ティーカップにもそれ用のソーサーがセットになったのである。
別売り用にソーサー単体で売っているものもあるが、セットと異なり、溝が入っていないことが多い。
参考文献
- 南川 三冶郎、大平 雅己 『Coffe or Tea』 p.8 美術出版社 1992年9月30日発行 ISBN 4-568-50159-8
- 今井 秀紀 『洋食器を楽しむ本』 晶文社 1999年1月30日発行
関連項目
- Saucerのページへのリンク