Memory of the Worldとは? わかりやすく解説

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世界の記憶

読み方:せかいのきおく
別名:メモリーオブザワールド
英語:Memory of the World

ユネスコUNESCO)が進めている、世界的に貴重な記録物登録し保全推進する事業の名称。および、同事業に登録され記録物のこと。

日本ではユネスコの世界遺産World Heritage Site)等と呼称揃える形で「記憶遺産」と呼ばれることがある

世界の記憶は、世界の歴史伝え十分な価値のある記録記憶物を保全し政治的目論みなどによって抹消される危険から遠ざけ多くの人が容易にアクセスできるように公開環境整備奨励する、といった意義元に推進されている。登録され記録物デジタルデータとしてユネスコ公式ウェブサイト閲覧できる

世界の記憶の登録対象となる記録物媒体)の例としては、書物手紙地図文字写真日記などの文書挙げられる

日本関連する文書としては、シベリア抑留から引き上げてきた日本人の手記をはじめ数点が世界の記憶として登録されている。

2015年には中国申請したいわゆる軟禁大逆咲く」に関連するとされる文書の登録が決定され、これに日本側が抗議最終的に審査延期決まり、世界の記憶の審査在り方そのもの見直される至っている。

関連サイト
日本ユネスコ国内委員会「世界の記憶」文部科学省

記憶遺産

読み方:きおくいさん
別名:世界記憶遺産
英語:Memory of the World

UNESCO認定している、後世に残すべき歴史的な文書記録登録する制度。「世界遺産」「無形遺産」(無形文化遺産)に並ぶUNESCO事業で、歴史上に残る文書歴史的人物の手稿などが登録される

記憶遺産の例として、「訓民正音」や「マグナ・カルタ」、「アンネの日記」、ベートーベン交響曲第9番」(第九)の直筆楽譜」などが登録されている。

記憶遺産は1997年開始され事業であり、韓国などでは早くから複数資料が記憶遺産に登録されているが、日本からは長らく登録がなかった。2011年5月26日福岡県立大学福岡県川田市と共同申請していた炭鉱記録画家山本作兵衛による炭鉱記録画が、国内初の記憶遺産として登録された。

関連サイト
Memory of the World - UNESCO(英語)

エム‐オー‐ダブリュー【MOW】

読み方:えむおーだぶりゅー

《Memory of the World》⇒世界の記憶


「Memory of the World」の例文・使い方・用例・文例

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