世界記憶遺産とは?

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記憶遺産

読み方:きおくいさん
別名:世界記憶遺産
英語:Memory of the World

UNESCO認定している、後世に残すべき歴史的文書記録を登録する制度。「世界遺産」「無形遺産」(無形文化遺産)に並ぶUNESCO事業で、歴史上に残る文書歴史的人物の手稿などが登録される。

記憶遺産の例として、「訓民正音」や「マグナ・カルタ」、「アンネの日記」、ベートーベン交響曲第9番」(第九)の直筆楽譜」などが登録されている。

記憶遺産は1997年開始された事業であり、韓国などでは早くから複数資料が記憶遺産に登録されているが、日本からは長らく登録がなかった。2011年5月26日福岡県立大学福岡県川田市と共同申請していた炭鉱記録画家山本作兵衛による炭鉱記録画が、国内初の記憶遺産として登録された。

関連サイト
Memory of the World - UNESCO(英語)

世界の記憶

(世界記憶遺産 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/17 00:45 UTC 版)

世界の記憶(せかいのきおく、: Memory of the World: MoW)は、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)が主催する事業の一つ。危機に瀕した古文書書物などの歴史的記録物可動文化財)を保全し、広く公開することを目的とした事業として、1992年に創設された。日本政府2010年日本ユネスコ国内委員会の小委員会で「記憶遺産」と訳すことを了承したが、「heritage」など遺産を意味する英単語が正式名称に含まれていないことから、外務省文部科学省では2016年6月から直訳である「世界の記憶」を用いている[1][2]


注釈

  1. ^ 選定資料デジタル化公開の好例はイスラエルのヤド・ヴァシェムにおけるホロコースト証言集が上げられる、Last Letters From The Holocaust: 1943:I Left Everyone At Homeを参照
  2. ^ この時点で日本の登録数はゼロ。
  3. ^ 言及されていないが、原テキストと初版本の一部が対象か。原テキストはオランダ国立戦時資料研究所が所蔵。

出典

  1. ^ 「記憶遺産」改め「世界の記憶」、外務省が日本語名称変更 : 文化 読売新聞(YOMIURI ONLINE)、2016年6月11日
  2. ^ 記憶遺産「世界の記憶」に 文科省が表記変更 産経ニュース、2016年6月20日
  3. ^ a b c d e f General Guidelines to Safeguard Documentary Heritage(記録遺産保護のためのガイドライン) (PDF) - UNESCO
  4. ^ a b c ユネスコ記憶遺産 登録の手引(仮訳) (PDF) (文部科学省)
  5. ^ ユネスコ記憶遺産推薦から登録までの工程について”. 文部科学省. 2014年3月3日閲覧。
  6. ^ ユネスコ公共図書館宣言 1994年 日本図書館協会
  7. ^ 図書館統計の国際的な標準化に関する勧告 (PDF) (文部科学省)
  8. ^ 国立国会図書館月報433号 ユネスコ「世界の記憶」プログラム・アンケート結果報告-日本国内の図書館における資料保存活動 資料保存対策室
  9. ^ UNESCO Director Rejects Palestine Entry to ‘Memory of the World’ Program”. The Jewish Press. 2015年2月7日閲覧。
  10. ^ Japanese Occupation of Singapore Oral History Collection (Singapore) (PDF) - UNESCO
  11. ^ 可動文化財の保護のための勧告 (PDF) - 文部科学省
  12. ^ NPO法人 朝鮮通信使縁地連絡協議会
  13. ^ “世界記憶遺産 選定には公開の議論を”. 東京新聞 (中日新聞社). (2015年10月16日). オリジナル2015年10月19日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20151019043934/http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015101602000135.html 
  14. ^ 記憶遺産 透明性の欠如認める 時事通信2015年11月6日(Yahoo!ニュース
  15. ^ ユネスコ記憶遺産の制度改革「進展している」 外務省 朝日新聞2016年4月29日
  16. ^ ユネスコ、「世界の記憶」制度改正へ行動計画案発表 7月に改正案作成へ 産経新聞2018年3月31日
  17. ^ 読売新聞2017年11月29日
  18. ^ 南京登録は日本外交の“敗北” 松浦前ユネスコ事務局長「部分的に取り消す手順ある」 産経新聞(2015年10月16日)2015年10月17日閲覧
  19. ^ a b c “「アンネの日記」、ユネスコが世界記憶遺産に登録”. AFPBB News(ウェブサイト) (フランス通信社). (2009年7月31日). http://www.afpbb.com/article/life-culture/culture-arts/2626596/4412911 2011年9月19日閲覧。 
  20. ^ Schriften von Karl Marx: "Das Manifest der Kommunistischen Partei" (1848) und "Das Kapital", ernster Band (1867)
  21. ^ “山本作兵衛の炭鉱画「ユネスコ記憶遺産に」”. Yomiuri Online (読売新聞社). (2010年4月8日). オリジナル2010年4月30日時点によるアーカイブ。. https://archive.is/20100430020124/http://kyushu.yomiuri.co.jp/local/fukuoka/20100408-OYS1T00235.htm 2011年5月26日閲覧。 
  22. ^ “筑豊の炭鉱画、国内初の「記憶遺産」に 山本作兵衛作”. asahi.com (朝日新聞社). (2011年5月25日). オリジナル2011年5月28日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20110528000201/http://www.asahi.com/culture/update/0525/SEB201105250050.html 2011年5月26日閲覧。 
  23. ^ “ユネスコ「記憶遺産」日本も推薦へ…鳥獣戯画など”. Yomiuri Online (読売新聞社). (2010年3月3日). オリジナル2011年5月14日時点によるアーカイブ。. https://archive.is/20110514142133/http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20110511-OYT1T00800.htm 2010年3月3日閲覧。 
  24. ^ “御堂関白記など、ユネスコ記憶遺産に推薦”. Yomiuri Online (読売新聞社). (2011年5月11日). http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20110511-OYT1T00800.htm 2011年5月26日閲覧。 [リンク切れ]
  25. ^ “藤原道長の自筆日記などユネスコ「記憶遺産」に推薦へ 文科省”. 日本経済新聞. (2011年5月11日). http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1103P_R10C11A5CR8000/ 2016年9月30日閲覧。 
  26. ^ “世界記憶遺産に御堂関白記と慶長遣欧使節資料”. Yahoo!ニュース. 読売新聞 (Yahoo Japan). (2011年6月19日). オリジナル2013年6月25日時点によるアーカイブ。. https://archive.is/20130625132839/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130619-00000120-yom-soci 
  27. ^ “記憶遺産候補に「東寺百合文書」「舞鶴引き揚げ記録」”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). (2014年6月12日). オリジナル2014年6月12日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140612160426/http://www.asahi.com/articles/ASG6C43Q0G6CUCVL00S.html 
  28. ^ “「ユネスコ記憶遺産事業」の平成26年の審査に付する案件の選定について-第128回文化活動小委員会の審議結果-”. 文部科学省. (2014年6月12日). http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/26/06/1348757.htm 
  29. ^ “シベリア抑留が世界記憶遺産登録 ユネスコ決定、東寺文書も”. 共同通信社. 47NEWS. (2015年10月10日). http://www.47news.jp/CN/201510/CN2015100901002199.html 2015年10月10日閲覧。 
  30. ^ 世界記憶遺産に「朝鮮通信使」”. 2018年3月4日閲覧。
  31. ^ 朝鮮通信使を記憶遺産に 16年に日韓で共同申請”. 2018年3月4日閲覧。
  32. ^ 「世界の記憶」 文部科学省”. 2018年3月4日閲覧。
  33. ^ 제556돌 한글날 기념식(第556周年ハングルの日記念式)ハンギョレ新聞、2002年10月9日。
  34. ^ 「慰安婦資料、世界遺産へ国際委=韓国」『時事通信』2015年5月7日
  35. ^ 世界遺産登録を目指す韓国「慰安婦関連記録物」 “着せ替え”慰安婦ブロンズ像の神格化が進行中!?”. livedoor NEWS. サイゾー (2015年5月23日). 2015年5月25日閲覧。
  36. ^ “南京大虐殺、世界記憶遺産に登録 ユネスコが発表”. 共同通信社. 47NEWS. (2015年10月10日). http://www.47news.jp/CN/201510/CN2015100901002205.html 2015年10月10日閲覧。 
  37. ^ “甲骨文字がユネスコ世界遺産に登録”. 人民日報. 人民網. (2017年11月25日). http://j.people.com.cn/n3/2017/1125/c206603-9296990.html 2018年5月19日閲覧。 
  38. ^ a b Memory of the World Committee for Asia and the Pacific UNESCO
  39. ^ 水平社と朝鮮・衡平社の交流、記憶遺産地域版に登録 日本経済新聞 2016年5月25日
  40. ^ 「華僑虐殺」を記憶遺産アジア太平洋地域版に申請 大戦中の旧日本軍 投票で不登録 産経新聞 2016年5月24日
  41. ^ 国内候補の推薦せず=18年登録「世界の記憶」地域版 時事通信社 2017年7月28日(Yahoo!ニュース
  42. ^ 韓国、ユネスコ新組織誘致 世界記憶遺産を管轄東京新聞 2017年11月7日
  43. ^ 台湾 ユネスコから門前払い―世界で最もそろっている甲骨文字がなぜ? - YouTube(ニュース動画)
  44. ^ World Day for Audiovisual Heritage - UNESCO
  45. ^ Jikji Memory of the World Prize - UNESCO




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