系統別総当たり制
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系統別総当たり制(けいとうべつそうあたりせい)とは、1964年まで大相撲で採用されていた、取組編成の方式である。あわせて、取組編成の方式の変遷と、その歴史と内容に関しても本項で概説する。
- 1 系統別総当たり制とは
- 2 系統別総当たり制の概要
- 3 部屋別総当たり制
部屋別総当たり制
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「系統別総当たり制」の記事における「部屋別総当たり制」の解説
1950年代後半からの大相撲の改革は、取組の公平感を増す方向でもおこなわれた。系統別では、幾つかの好取組(と思われる上位同士の対戦)がなく、部屋による不公平さ(大鵬幸喜(二所ノ関)と柏戸剛(伊勢ノ海)との間にも、対戦の差があった)を薄めるために、1965年1月場所から完全部屋別総当たりが実施された。この場所は、序盤から横綱栃ノ海晃嘉(春日野)と大関佐田の山晋松(出羽海)との対戦を組むなどして、部屋別総当たり制に力士も慣れるように配慮された。その結果もあって、部屋別総当たり制は定着して現在に至っている。制度導入当時は、小野川部屋や追手風部屋や錦島部屋などが閉鎖されるなど、部屋数の減少が起こったが、その後、独立が目立つようになり、総当たりが日常のものとなっている。 この方式のもとでも血縁者は対戦しないことになっている。北桜英敏(北の湖)と豊桜俊昭(立田川⇒陸奥)、露鵬幸生(大鵬⇒大嶽)と白露山佑太(二十山⇒北の湖)、英乃海拓也(木瀬)と翔猿正也(追手風)のように、実の兄弟が別の部屋に属している場合である。2009年に、4親等以内の関係は対戦させないことが決定した。
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