1月場所とは? わかりやすく解説

1月場所(初場所)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 04:46 UTC 版)

本場所」の記事における「1月場所(初場所)」の解説

古くは1月場所は「春場所」と呼ばれた1953年大阪場所出来て年4場所制となった時には1月場所は「初場所」か「春場所」かで協会発表混乱があり、騒動になった後で当時責任者だった年寄楯山(元幡瀬川)の明かしたところでは、マスコミ利用した話題づくりだった。 この場所で大関横綱への昇進果たした力士多く、「祝儀場所」の異名もある。 中日8日目天覧相撲になることが多い。特に平成31年初場所8日目における平成最後天覧相撲において明仁天皇美智子皇后いずれも当時)が退席するときに、自然発生的に観衆によるが行われた。 1989年初場所(=平成最初の場所)は1月8日日曜日)に初日予定であったが、昭和天皇の崩御の関係で翌日1月9日月曜日)に変更初日日曜日以外の曜日行われたのは戦後15日復活後初めてのことであったマーガレットコミックスベルサイユのばら第13巻』(集英社)が2017年初場所懸賞として掲出し、話題となった2016年琴奨菊から2021年大栄翔まで6年連続初優勝続いていた。2022年優勝経験のある御嶽海優勝し初優勝続いたのは6年止まった名勝負 1933年8日目 関脇沖ツ海 - 別席男女ノ川 前年春秋園事件協会脱退した力士多くがこの場所に帰参してきたため、協会通常の番付とは別に帰参力士のために「別席」の設けたが、そのうち一人ある男女ノ川が横綱玉錦大関武蔵山破りただ一人全勝快進撃8日目対戦した沖ツ海は付け人に「今日戸板持って迎え来い」と命じるなど相当の覚悟臨んだが、男女ノ川はそれを退けそのまま全勝初優勝1939年4日目 横綱双葉山 - 前頭4目安藝ノ海 入幕2場所目の新鋭安藝ノ海双葉山外掛け下し双葉山連勝69止まった1960年12日小結柏戸 - 前頭13大鵬 新入幕連勝する大鵬に、小結柏戸が「止め男」として当てられ初顔合わせ。後の戦とは逆に攻めまくる大鵬を、柏戸逆転出し投げ下した1965年初日 横綱大鵬 - 小結玉乃島 この場所から「部屋別総当たり制」が導入され、その初日の結びに同じ一門大鵬新小結玉乃島初め対戦し玉乃島内掛け大鵬を破る波乱の幕開けとなった1972年8日目 横綱北の富士 - 関脇貴ノ花 北富士外掛けを貴ノ花が爪先立ち弓なり体勢うっちゃり狙い北の富士右手先についた。行司軍配は貴ノ花に上がったが、物言い結果北の富士右手は「かばい手」とみなされ軍配差し違え北の富士の勝ちとなった。貴ノ花の勝ちを主張した25木村庄之助責任取り退職1972年千秋楽 前頭5栃東 - 大関清國 この場所絶対本命目され北の富士不振14日目に休場14日目を終え3人が4敗でトップに並ぶ混戦千秋楽迎えるも、4敗だった福の花琴櫻相次いで敗れ、結びで栃東敗れると8人が5敗で並ぶ異常事態だったが、栃東上手出し投げ清國破り15日になってから最低となる11勝4敗の成績幕内優勝飾った1981年千秋楽 横綱北の湖 - 関脇千代の富士優勝決定戦) ウルフフィーバーの巻き起こった場所。14連勝千代の富士を1敗で追う北の湖吊り出し破って決定戦持ち込んだが、この時北の湖左足首が悪いのを見破った千代の富士上手出し投げ決定戦制し初優勝大関昇進も果たす。 2015年13日横綱白鵬 - 大関稀勢の里 この前取り組みで、日馬富士敗れ白鵬がこの取り組み勝てば大相撲日本新記録となる33回の優勝が決まる一番だったが、本割では両者同体となり、物言い協議の上取り直し。その取り直し白鵬が勝ち、日本新記録33優勝決定した白鵬はこの場所を15連勝全勝で、新記録達成花を添えた

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