軍配差し違えとは? わかりやすく解説

軍配差し違え

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 19:59 UTC 版)

式守伊之助 (41代)」の記事における「軍配差し違え」の解説

立行司昇進2010年7月場所12日平幕豪風平幕徳瀬川豪風二丁投げ決まった見て豪風軍配をあげたが、豪風先に膝をついていたため差し違えとなった2012年5月場所3日目 関脇豊ノ島小結安美錦豊ノ島掬い投げ安美錦転がしたように見えたが、投げを打つ際豊ノ島つま先が俵の外に出た判断し軍配安美錦にあげた。しかし協議結果つま先出ておらず行司軍配差し違えとなった2013年11月場所14日小結松鳳山平幕豊真将豊真将松鳳山押し込んだが、松鳳山土俵際突き落とし打ったため勝負がもつれ、両者ほぼ同時に落ちた。勘太夫(当時)は松鳳山突き落としを有利と見て軍配をあげたが、松鳳山の足が先に出ていたとして差し違えとなった2014年1月場所10日目 平幕安美錦平幕勢戦勢が安美錦勢いよく押し込んだが、安美錦土俵際掬い投げ打ち勝負もつれた。勘太夫(当時)は勢の押しを有利と見て軍配をあげたが、勢の肘が先についており軍配差し違えとなった2014年7月場所10日目 小結安美錦平幕松鳳山松鳳山安美錦押し込んだが、安美錦突き落とし行ったため勝負もつれた。勘太夫(当時)は松鳳山押しを有利と見て軍配をあげたが、スローで見ると松鳳山の膝がかなり早くついており、差し違えとなった2014年9月場所10日目 平幕豊ノ島小結千代大龍千代大龍豊ノ島押し込んだが、豊ノ島土俵際突き落とし打ったため勝負もつれた行司軍配千代大龍押しを有利と見て軍配をあげたが、豊ノ島の足が残っていたと判定され差し違えとなった。しかしNHK解説では豊ノ島のかかとも微妙なではないか放送され、なんとも言えない雰囲気となり、勘太夫自身動揺からか懸賞金落としてしまうハプニング起こした2015年7月場所2日目 小結宝富士大関豪栄道豪栄道宝富士押し込んで行ったが、宝富士土俵際突き落とし打ち豪栄道落ちるのと宝富士土俵を割るのがほぼ同時に見えた行司軍配豪栄道上がったが、スロー確認したところ宝富士の足が明らかに残っていたため、差し違えとなった2017年1月場所2日目 横綱鶴竜平幕松鳳山寄って行った鶴竜に対して土俵際小手投げ打った松鳳山軍配上げたが、物言いがつき協議結果松鳳山の足が先に出ていると判断され差し違えとなった。しかし鶴竜の体も大きく飛んでいたため微妙な一番であった2018年1月場所初日 横綱稀勢の里小結貴景勝稀勢の里押しに対して貴景勝土俵際引っ掛け打ち稀勢の里早く落ちた。しかし行司軍配稀勢の里上がったため、すぐに物言いがつき、協議結果行司軍配差し違えとなった同年7月場所12日関脇御嶽海大関髙安御嶽海勢いよく高安突いて出たが、高安土俵際咄嗟突き落とし最後両者がほぼ同時に勢いよく土俵から飛び出した行司軍配迷った末に最初高安上げたが、その後回し団扇御嶽海変更物言いがつき、館内からは取り直しコールが起こるほど盛り上がったが、協議結果高安の足が残っていたため差し違えとなった。この一番で御嶽海は初黒星喫した同年11月場所4日目 横綱稀勢の里平幕栃煌山寄って行った稀勢の里に対して栃煌山土俵際すくい投げ稀勢の里の方が早く落ちた。しかし行司軍配稀勢の里上がったため物言いがつき、協議結果差し違え立行司昇進2019年9月場所6日目 大関栃ノ心平幕玉鷲玉鷲栃ノ心押し出したかに見えたが、玉鷲の体も飛んでおり、軍配栃ノ心上がった。しかし物言いがつき協議結果押し出し玉鷲の勝ちとなった同年11月場所千秋楽 関脇御嶽海小結阿炎御嶽海阿炎突き押し浴びせて出たが、阿炎土俵際叩き込み御嶽海の体も大きく飛んだため勝負もつれた軍配御嶽海にあがったものの、スローで見ると阿炎明らかに残っており、差し違えとなった2020年1月場所8日目 大関豪栄道小結阿炎阿炎土俵際豪栄道叩き込んだが、豪栄道軍配あがったため物言いがつき、差し違えとなった同年3月場所14日横綱鶴竜関脇朝乃山土俵際投げ打ち合いとなり、軍配朝乃山上がったが、朝乃山の肘が先についており、差し違えとなった2021年1月場所11日目 平幕隠岐の海大関正代戦この一番では一度目の相撲で物言いがつき、取り直しとなった取り直し後の相撲では、隠岐の海正代寄り倒したかに見え軍配隠岐の海上がったが、隠岐の海勇み足があったため差し違えとなった打ち出し後、八角理事長口頭進退伺申し出た慰留された。2019年1月所場所の立行司昇格後、5度目差し違え同年5月場所14日平幕遠藤大関照ノ富士投げ打ち合い両者倒れた際、照ノ富士軍配上げたが、3分半にわたる協議の末、照ノ富士の肘が先についているとの判断で、軍配差し違えで遠藤の勝ちとなった。これで立行司昇格6度目差し違えとなってしまった。 2022年1月場所4日目 平幕若隆景大関正代若隆景寄り切った見て若隆景軍配上げたが、物言い結果若隆景右足先に出ており、勇み足として軍配差し違えで正代の勝ちとなった同年1月場所9日小結明生大関正代土俵際正代うっちゃり気味に明生投げたものの、正代の体が明らかに先に落ちており、NHK解説でも明生の勝ちと放送した。しかし伊之助軍配正代上がり物言い結果、軍配差し違えで明生の勝ちとなった伊之助は「明生勝ったのは分かっていたけど、東西が分からなかった」と説明した立行司一場中に二度目差し違いをする異例事態となった。これに対して八角理事長は、「(4日目の)勇み足仕方ないけど、今日のはしっかりしなければ駄目だ」などと苦言呈した取組後、進退伺協会提出したが、八角理事長から慰留受けた際どい相撲でないにも拘らず差し違えたことから、一部相撲ファンからも進退論が取り沙汰された。 同年3月場所3日目 平幕宇良横綱照ノ富士照ノ富士宇良押し込んだが、宇良肩透かし行ったため土俵際でもつれ、ほぼ同時に土俵割った伊之助照ノ富士の足が先に出た見て宇良軍配挙げたが、物言いがつき、協議結果宇良の踵が先に土俵割っていたとして軍配差し違えとなった。これで立行司昇格9回目実質的な首席として結びの一番を裁くようになってから12回目差し違え

※この「軍配差し違え」の解説は、「式守伊之助 (41代)」の解説の一部です。
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