マーガレットコミックス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/02 08:57 UTC 版)
![]() |
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2023年6月)
|
マーガレットコミックス | |
---|---|
ジャンル | 漫画単行本レーベル |
読者対象 | 少女 |
発売国 | ![]() |
言語 | 日本語 |
出版社 | 集英社 |
刊行期間 | 1967年12月 - |
姉妹レーベル | マーガレットレインボーコミックス |
マーガレットコミックスは、集英社が発行する日本の漫画単行本レーベル。同社の少女漫画雑誌『マーガレット』・『別冊マーガレット』に掲載された作品を主に、『Cocohana』(旧『コーラス』)・『Cookie』に掲載された作品も収録している。少女漫画のベストセラーを多数抱える。
概要
1967年12月、『マリイ・ルウ』(西谷祥子、MC1)、『ハイジ』(わたなべまさこ、MC2)、『すてきなコーラ』(水野英子、MC3)の3作品から刊行が開始された。当時の定価は200円で、「MC」で始まる通し番号を付与した。表紙をカラー印刷とし、当時の新刊書籍の主流であったビニールカバーをかけるスタイルを取っていたが、1974年3月20日発行のMC145『ベルサイユのばら』8巻(池田理代子)とMC147『フーちゃん』1巻(いまいかおる)以降、紙カバーに変更された。
編集専門の関連会社として1973年に発足した白泉社が編集を手がけたものが1980年代にかけて多くみられた。また『ハイジ』や『白いトロイカ』(水野英子、1巻1970年1月20日発行、2巻1970年2月20日発行)など、白泉社花とゆめコミックスで再刊されているものもある。これら花とゆめコミックス再刊版の収録内容は、一部作品を除き原則としてマーガレットコミックス版と同じだが、表紙のイラストは変更されているものが多く、『すきすきビッキ先生』(望月あきら、1968年6月20日発行)のように花とゆめコミックスで完全版となっているものもある。
1980年代後半以降、独自レーベルだった『セブンティーン』系列誌および『ぶ〜け』掲載作の単行本をマーガレットコミックスレーベルに統合した。
カバーデザインは1967年の創刊以来、天地に金色の帯があしらわれた統一フォーマットが2001年まで用いられた。表1の上側金帯には「MARGARET COMICS」表記と任意2色の連続するひし形模様があしらわれ、背に金色のティアラマーク[注釈 1]、表4にはピンク・黄緑・黄色の丸型8式ルーレットのシンボルが描かれていた。タイトル文字は原則として赤1色のゴシック体で、作者名とあわせて初期は手書きレタリングによる文字が用いられた。のち作者名が写真植字(写研石井太ゴシック体→ゴナE)による文字に切り替えられた後も、タイトル部のみ1980年代まで長く手書きレタリング文字が用いられた。
2001年の新規刊行分から統一フォーマットの使用を取りやめ、表1に「MC」ロゴを配する以外は、同じ集英社のりぼんマスコットコミックスと同様にデザインが自由となった。背表紙はティアラマーク下の英語表記が従来の「MARGARET」から「MARGARET COMICS」[注釈 2]に変わった以外は大きな変化はなく、旧デザインの印象を残している。
マーガレットコミックスワイド版
1980年代末から1990年代初頭にかけて、A5判のワイド版が刊行されていた。ワイド版最初の刊行は細井玲子の「まんまるハイスクール」(別冊マーガレット連載)である。その後楠本まき、こなみ詔子、尾崎南などマニア層に人気のある作家の作品数点が刊行された。
デザインは当初新書判サイズのものをそのまま踏襲したが、まもなくカバー背表紙上部のティアラマークを除きすべて作品毎独自のデザインとなっている。
マーガレットレインボーコミックス
子会社の集英社クリエイティブ(旧・創美社)からの発行。新人や短編の多い作家の作品を収録している。ほとんど単巻だが、柴田昌弘「紅い牙」などシリーズ化された作品もある。 デザインは刊行当初は手書きタイトルや背表紙の五連の円など独特のものであったが、1980年代にはレーベル表記を除きマーガレットコミックスとほぼ同一のものとなっている。
脚注
注釈
関連項目
マーガレットコミックス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/10 22:36 UTC 版)
「いくえみ綾」の記事における「マーガレットコミックス」の解説
初恋ゴールの向こうがわ(1981年11月)なんていい季節 スローできかせて ぶー太郎は元気! 6月が誘った風 マギー 女の子ラブソディー(1982年12月)キンピカエンジェル さすきいサマー マジシャンズLOVER ボクとあそぼうか!(1983年9月)恋人たちのように 夏があいつと スターダスト3年目(1983年11月) 街と人のロマンス(1985年2月)彼と彼女の夏 夢をみた。(1985年2月)すくうる・クールBOY 以心伝心のお月さん(全2巻、1985年5月・6月)乾杯のイブ【(1)に所収】 シンリ・コネクション【(2)に所収】 エンゲージ(全2巻、1985年11月・12月) うたうたいのテーマ(全2巻、1986年6月・7月)孤独の走者(ランナー)【(2)に所収】 わたしは夢みる少女(全2巻、1987年3月・4月)3-Dのクリスマスカード【(2)に所収】 君たちはガラス(全2巻、1988年3月・4月)15年め【(2)に所収】 天然バナナ工場(1988年7月) POPS(全4巻、1988年7月 - 1989年8月) 彼の手も声も(全4巻、1989年12月 - 1990年12月) ベイビーブルー(1991年8月)10年も20年も みつめていたい(全2巻、1991年11月、1992年2月)マイボーイバックホーム【(2)に所収】 愛があればいーのだ(全2巻、1992年6月・10月)My dear B・F【(2)に所収】 I LOVE HER(全5巻、1993年5月 - 1994年9月) 子供の庭(全2巻、1995年6月・9月)P.S. I LOVE HER【(2)に所収】 君の歌がある(全3巻、1996年3月・7月・11月)あの星になるから【(3)に所収】 バラ色の明日 コミックス版(全6巻、1997年9月 - 2000年3月)完全版(全6巻、2009年7月・8月・9月)第1話 - 第4話【(1)に所収】 第5話【(2)に所収】 第6話 - 第8話、ショートストーリー ふたりの明日【(3)に所収】 赤い月の話【(4)に所収】 第9話 who【(4-5)に所収】 第10話 - 第11話、キスミークイック【(6)に所収】 最終話〜灯〜【完全版(6)に所収】 頼ちゃんは叶わぬ恋をしている【完全版(6)に所収】 ハニバニ!(全2巻、2000年9月、2001年1月)ラブレター【(2)に所収】 私がいてもいなくても(全3巻、2001年12月 - 2002年11月) オススメボーイフレンド(2002年5月)頼ちゃんは叶わぬ恋をしている プレゼント(2003年7月)おうじさまのゆくえ あなたにききたい かの人や月(全3巻、2004年1月 - 2005年10月) あっさりショコラ(仮)(2004年5月)ヘビークラウド ノーレイン ブローチ キャベツの国から'03 逡巡 潔く柔く(全13巻、2004年11月 - 2010年9月)潔く柔く ACT1-2【(1)に所収】 潔く柔く ACT3【(2)に所収】 潔く柔く ACT4【(2-3)に所収】 潔く柔く ACT5【(3-4)に所収】 潔く柔く ACT6【(5-6)に所収】 潔く柔く ACT7【(6-7)に所収】 潔く柔く ACT8【(7-8)に所収】 潔く柔く ACT9【(9)に所収】 潔く柔く ACT10【(10-13)に所収】 潔く柔く 番外編 -切々と-【(13)に所収】 誰かが私にキスをした【(13)に所収】 バイ・アンド・バイ(2006年10月)おむかいのさちこちゃん 友達の子供 爛爛(2010年10月)今日はまっすぐ帰らない プリンシパル(2011年5月 - 2013年9月、全7巻)(2011年 - 2013年、『Cookie』) プリンシパル 番外編【(2)に所収】 2010年チョコの旅【(2)に所収】 美しやホラー【(5)に所収】 プリンシパル 番外編 すみれの花咲く【(6)に所収】 G線上のあなたと私(2014年4月 - 2018年4月、全4巻)(2012年 - 2018年、『Cocohana』 2013年1月号 - 2018年6月号) 太陽が見ている(かもしれないから)(2014年9月 - 2018年5月、全8巻)(2014年 - 2018年、『Cookie』2014年5月号 - 2018年7月号) いくえみさんちの白い犬 番外編【(1)に所収】 1日2回(2020年5月、既刊2巻)(2019年 - 、『Cocohana』 2019年6月号、2019年9月号 - )
※この「マーガレットコミックス」の解説は、「いくえみ綾」の解説の一部です。
「マーガレットコミックス」を含む「いくえみ綾」の記事については、「いくえみ綾」の概要を参照ください。
- マーガレットコミックスのページへのリンク