戦艦三笠とは?

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戦艦三笠

読み方:せんかんみかさ

日露戦争において連合艦隊旗艦として用いられたことで知られる戦艦三笠」の一般的な呼称戦後神奈川県横須賀市保存されている。

三笠 (戦艦)

(戦艦三笠 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/04 22:00 UTC 版)

三笠(みかさ)は、大日本帝国海軍戦艦日露戦争日本海海戦連合艦隊旗艦を務めた。




注釈

  1. ^ 世界の三大記念艦は、イギリス海軍ヴィクトリー」、アメリカ海軍コンスティチューション」、大日本帝国海軍「三笠」[2]
  2. ^ 三笠(みかさ)
    艦種一等戰艦 二檣(戰闘檣あり)
    艦名考山名に採る、三笠山大和國添上郡春日郷(今奈良市)の東に在り、春日山の内なり。山状笠を覆ふが如きを以て此名起れるならん。古書に御笠山にも作れり。此の地古來神靈の地又名所として著はる。
    艦歴明治33年3月1日英國にて竣工、同月13日英國出發、5月18日横須賀到着。明治37・8年戰役に從軍(第一艦隊第一戰隊、聯合艦隊司令長官中将(後に大将)東郷平八郎旗艦、艦長大佐伊地知彦次郎: 同37年8月黄海々戰に参加、同38年5月日本海々戰に参加、同9月11日午前0時半佐世保軍港碇泊注爆破擱座、翌39年8月14日引揚を了し後ち修理し復舊、同12月戰艦の等級を廢せらる。大正3年乃至9年戰役に從軍: 同7年5月第三艦隊に属し露領沿岸警備に從事(艦長大佐山本英輔)、同9年4月同右(艦長中佐迎邦一)、同年9月16日「アスコルド」海峡にて坐礁、同月26日離礁後浦鹽に入港修理をなす。同10年一等海防艦に編入、同12年9月20日華府條約により除籍。

    本艦は明治37年5月27日、日本海々戰に聯合艦隊司令長官東郷平八郎大正坐乗して帝國全艦隊を指揮し、名誉の戰闘を爲したる艦なり。此海戰に於て帝國を世界に顧揚せる𤳱古の偉績と共に、旗艦三笠を永久に保存せんとする國民的熱望あり、ここに除籍艦籍に入るを機とし、今後戰闘任務に堪へざる状態と爲し、其の船體を横須賀の地と卜し、陸岸に固定して紀念艦とし、以て永久に之を保存することとなれり(斯種軍艦の廢棄に關しては華府條約の規定に關係あるを以て、本艦永久保存に就ては米國其他關係列國の承認を經て之を行へり)。
    要目長432/幅75呎/喫水27呎/排水量15,200噸/機關 汽筒直立三聯成汽機2基 ベルビル25臺/馬力15,000/速力18/乗組人員756/船材 鋼|兵装 12吋砲 4/6吋砲 14/12听砲 20/3听砲 8/2.5听砲 4/其他 4/發射管 4/起工 明治32-1-24/進水 同33-11-8/竣工 同35-3-1/建造所 英國ヴィッカース社」
  3. ^ 「とうはつ」と読む。
  4. ^ 資料によっては負傷18名とする。
  5. ^ 「三十八年三笠爆沈ニ就キ聞キタル事 海軍中尉 松本善治」
    (前略)私ハ點呼ノ爲メ横須賀ニ行クモノナリ 私ハ海軍満期前佐世保海軍病院ニ在勤セシカ三笠爆沈ノ翌日同艦乗組ノ一重傷者ヲ看護セシニ火傷重リテ瀕死ノ折 傷者ノ懺悔ニ曰ハク「余ハ三笠爆發ヲナシタル一人ナリ 三笠ニテハ戰役中ヨリ發光信號用ノ「アルコール」ヲ窃取シ水ヲ混シ飲用スルコト(兵員ハ俗ニ「ピカ」ト称ス)流行セシカ余モ同輩数名ト結ヒ信號用ノ工業「アルコール」ヲ洗面器ニ入レ彈藥通路ニ携帶シ行キ先ツ火ヲ點シ木精臭気ヲ抜キ後ニ火ヲ吹消シ水ヲ入レテ薄メントセシニ火ハ洗面器ヨリ溢出シ甲板ニ廣カリタレハ上衣ニテ毆キ必死ニ防火セシニ洗面器倒レ通路全部火災ヲ起シ極力防火セシモ及ハス遂ニ大火傷負ヒ上甲板ニ遁ケ出セリ次テ大爆發トナリタリ 今死ニ臨ミ其原因ヲ明ニス」ト看護ハ尚語ヲ續ケ「余等同輩ハ死人懺悔談ヲ公ニスルニ忍ヒスシテ其儘黙シ居リシカ貴公方ハ後來ノ兵員ヲ監督セラルル方ナレハ参考迄ニ申上クル次第ナリ」ト。(以下略)
  6. ^ 〔 達第百八十二號 艦艇類別等級別表ノ通定ム 明治三十八年十二月十二日 海軍大臣男爵 山本権兵衛(別表)|軍艦|戰艦| |富士、敷島、朝日、三笠、石見、相模、丹後、肥前、周防、|〕
  7. ^ 〔○東宮御安著 皇太子殿下ハ本月二十五日午前六時五十五分弘前御旅館御出門同七時十四分弘前停車場御發車同八時二十分青森停車場御著車青森桟橋ヨリ軍艦三笠ニ御移乗同九時同所御發艦同十一時三十五分大湊要港御著艦御上陸要港部御巡覧ノ上午後二時十五分御發艦同五時青森港御著艦御上陸同五時二十五分青森御旅館(青森縣知事官舎)ヘ御安著アラセラレ(以下略) 〕
  8. ^ 〔 達第百六十四號 艦艇類別等級別表中左ノ通改正ス 大正十年九月一日 海軍大臣男爵 加藤友三郎|戰艦ノ欄内「敷島、朝日、三笠、肥前、」ヲ、巡洋艦一等ノ欄内「淺間、常磐、八雲、吾妻、磐手、出雲、春日、日進」ヲ、同二等ノ欄内「千歳、須磨、明石、新高、對馬、」ヲ削ル|海防艦一等ノ欄内「周防」ノ次ニ「、敷島、朝日、三笠、肥前、淺間、常磐、八雲、吾妻、磐手、出雲、春日、日進」ヲ、同二等ノ欄内「武藏」ノ次ニ「、千歳、須磨、明石、新高、對馬」ヲ加フ 〕
  9. ^ 撤去された主砲は現在の三笠売店付近に移設して展示されていたが、敗戦後に盗まれ、失われた。
  10. ^ 『最前線指揮官の太平洋戦争』228頁では、「三笠」の元副砲が重巡「ルイスビル」に損傷を与えたとするが、実際は重巡「インディアナポリス」からの誤射であった。砲台との交戦で損傷したのは駆逐艦「アンダーソン」であったという。
  11. ^ この状態の「三笠」の写真が残っている。
  12. ^ 本来は支柱は無い。

出典

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  9. ^ 写真日本の軍艦(戦艦II) 1989, p. 240.
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  13. ^ 天皇・伏見宮と日本海軍 1988, p. 136.
  14. ^ 天皇・伏見宮と日本海軍 1988, pp. 139-141敵弾による負傷ではなかった
  15. ^ 石橋、大口径艦載砲 2018, p. 106.
  16. ^ 天皇・伏見宮と日本海軍 1988, pp. 135-137伏見宮の場合
  17. ^ 生出、伏見宮 2016, pp. 91-92.
  18. ^ 生出、伏見宮 2016, p. 226.
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  21. ^ 石橋、大口径艦載砲 2018, p. 108.
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  24. ^ #達明治38年12月、pp.6-7〔 達第百八十一號 艦艇類別標準別表ノ通改メラル 明治三十八年十二月十二日 海軍大臣男爵 山本権兵衛 〕
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  30. ^ #軍艦の部(8)pp.12-17「本艦火災ニ関スル報告」
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  66. ^ 記念艦「三笠」清掃(H26.11.1) - 横須賀地方隊:news・イベント情報【news】
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  71. ^ 戦艦三笠 1/500 | 天賞堂ニューホビー | 製品情報 | 天賞堂 鉄道模型 | Tenshod - ページ下部の解説を参照。
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  82. ^ 戦艦三笠ロケセット 戦艦三笠フォトギャラリー
  83. ^ 数々の難を逃れた一畳敷 泰山荘(東京都三鷹市)東京新聞』2008年5月28日


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