情報処理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/08 08:13 UTC 版)
情報処理(じょうほうしょり、英: information processing)は、元の「情報」から、計算により加工・抽出などをおこない、別の形の情報を得る手続き(処理(プロセス))である。利用・活用が可能な付加価値を目的とすることが多いが、定義としてはそれが目的でなくてもいっこうにかまわない。日本語としては、情報処理学会設立前夜の頃、IFIP設立など国際的に意識が高まりつつあったInformation Processingの(直)訳として使われ始めた語である[1]。
- ^ (PDF)情報処理学会50年誌 第1編 1章 1.1 より
- ^ 機械式計算機と区別して「電子式計算機」を「コンピュータ」とする流儀が過去の一時期にあり、そのため機械式アナログ計算機に対して電子式アナログ計算機を「アナログコンピュータ」としたことがあった。いずれにしてもアナクロな用語法である。ICが発達した以降は単にオペアンプと呼ばれ近年ではブラックボックス的に扱われることも多いが、真空管時代には設計も製造も使用法も大変な装置であった。
- ^ JIS X 0001(日本産業標準調査会、経済産業省)
- ^ http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51292634.html
情報処理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 07:26 UTC 版)
鉄鋼業は、全産業の中でもっとも早くコンピュータによる情報処理が導入された業界の一つである。製鉄所では膨大な量の受注情報をもとに、製銑・製鋼・鋳造工程までの中間製品を作る計画を策定し、次に完成した中間製品をどのタイミングで各圧延工場で加工するかを決めてゆく必要がある。効率よく生産を行うには、製造ロットをまとめたり、圧延サイズの順番を工夫したりなど、様々な制限が必要となる。また、それぞれの注文に応じた適切な仕様を製品に付加する必要もある。そして何より鉄という、プロダクトの製造の際に高熱下での加工が必要であり、直接人間が材料の状況を確認することができないものであり、故にセンサーやコンピュータによって確認するしか手段がない、という背景である。大きな製鉄所になると年間100万件にも達する注文をこなすためには、大量の情報を速く正確に処理し、その情報を必要な部署に正しく伝達できる能力が必要となる。また、各工場の稼働状況や製品の品質データなどを常時収集・分析・保存する必要がある。 こうしたニーズに対応するため、製鉄所では産業用にコンピュータが実用化された初期から、当時の最高水準のコンピュータが多数導入されている。現在でも[いつ?]各製鉄所にはスーパーコンピュータが稼働しているほか、それを補佐する多数のメインフレーム機、さらには工場毎・ライン毎のプロセスコンピュータなど、無数のコンピュータが存在している。また、所内のスタッフ要員の多くにも、個人単位でパソコンが支給されていた。これらのコンピュータはかなり早い時期から営業部門も含めた全国的規模で大規模なネットワークが構築されていた。1990年代前半、Appleのパソコンを用いた日本国内のネットワークのうち、上位五つのうち二つが鉄鋼メーカーのものであった。 なお、一つの製鉄所で使用されている独自プログラムを合わせると数千万ステップ規模になり、鉄鋼メーカー全体では億ステップ単位の大きさになる。これらを開発・改良・保守するために、鉄鋼メーカーでは専任のスタッフを多数抱えているとともに、製鉄所で培った高度なIT技術を経営多角化における新たな「商品」として提供すべくシステム部門の分社化も行われ、鉄鋼メーカーのグループ会社に日鉄ソリューションズなど比較的大規模な情報関連企業が存在するのは、こうした理由による。
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情報処理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/08 08:03 UTC 版)
完全なボトムアップの場合、つまりシステム自体が複雑なツリー構造をした物の場合、莫大な下位レベルの物から積み上げるため、解析または指示に莫大な時間がかかる。よってトップダウンと併用して行われることが多い。
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情報処理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 18:51 UTC 版)
「レコード (曖昧さ回避)」の記事における「情報処理」の解説
レコード (計算機科学) - 構造体と同義、特定のデータ構造を持つ情報であり入出力の単位としても用いる。特に、データベースでのレコードについては、組 (データベース)を参照のこと。 Domain Name System(DNS)では、ゾーンファイル内のリソースレコード(RR)を指し、名前解決に必要な情報を格納している。DNSレコードタイプの一覧も参照。 レコード・オリエンテッド・ファイルシステムで、 関連する1つのフィールドを1つにまとめたもの。コンピュータの処理対象となる1レコードを論理レコード(logical record)、磁気ディスクや光ディスクなどの媒体に一度に書き込むレコードの単位を物理レコード(physical record)、またはブロック(block)という。
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情報処理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/12 09:44 UTC 版)
コンピュータを使用し、様々な情報処理を実行する機構。検索エンジン メタ検索エンジン レンダリングエンジン ゲームエンジン nginx(エンジンエックス) - Webサーバの一つ。
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情報処理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 21:02 UTC 版)
情報処理の過程では大別して情報整理・分析・総合・結論の過程を経る。 なお、短時間での判断が必要な局面では勘により処理・補足される事も多い。 まず最初の過程である情報整理の対象となる情報は与えられた任務、地域の特性、敵情などである。情報収集によって得られた情報を運用して相互に根拠付け・関連付けを行う。不完全な情報しか得られない場合にはしばしば設想が行われる。設想とは論理的な思考を助けるために一時的に設けられる根拠が伴った仮定であり、敵情が判明すれば徐々に取り払われる。 分析の過程においてはまず任務分析が行われる。任務分析とは与えられた任務の内容を吟味して達成すべき目標を明確化することである。さらに地域の特性の分析においては任務分析で判明した目標を達成するために必要な作戦地域の地形と緊要地形の情報が整理され注意される。さらに敵情の分析を行うことによって敵の可能行動を列挙して、その行動を敵が採用する可能性の有無や程度について検討を行う。この際に味方の戦力との比較を行って、味方の彼我関係における優位と劣位を認識し、味方の行動方針を列挙し、同時に行動方針に重大な影響を与える要因を明らかにする。 総合の過程においては分析の過程で得られた行動方針に影響する要因について、その優先順位が定められ、味方の行動方針を比較検討する。さらに行動方針に基づいて時間や空間などの要因について繰り返し思考の試行錯誤を繰り返す。 結論の過程においては得られた選択肢に基づいて最良の選択と思える案を決心し、予想される問題点とその対策を明確化し、具体的な作戦計画の概要を作成する。
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情報処理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/12/15 18:23 UTC 版)
英数字のみなら6ビットで1文字を表せるため、一般的な8ビットのASCII文字で格納するよりもずっと小さくなる。英数カナの場合は8ビットを必要とする。 ただし英数字を6ビットで表す標準規格は存在しない。大文字/小文字を区別しなければ英数字は36文字であり、6ビットでも28文字分の余裕がある。そこに各種記号を入れれば、ウェブサイトのアドレスを表現できる。
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情報処理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/08 12:00 UTC 版)
「シノニム (曖昧さ回避)」の記事における「情報処理」の解説
ハッシュ関数で異なるデータから生成したハッシュ値が同じ値になるとき、その値をシノニムと呼ぶ。→衝突 (計算機科学)を参照。 システム化のための業務分析の過程で、例えば「売上」と「収益」など同じ意味で別の言葉が使われているものを、シノニムとして同定して排除する(システム上は一方の用語のみを使用するよう定める)作業が行われるのが一般的である。 Oracle Databaseにおいて他のスキーマオブジェクトを参照するオブジェクトをシノニムと呼ぶ。日本語環境では「別名」と表現される。 このページは曖昧さ回避のためのページです。一つの語句が複数の意味・職能を有する場合の水先案内のために、異なる用法を一覧にしてあります。お探しの用語に一番近い記事を選んで下さい。このページへリンクしているページを見つけたら、リンクを適切な項目に張り替えて下さい。
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情報処理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/29 07:20 UTC 版)
マルス (システム) - 旧国鉄・JRグループの座席指定券類の予約・発券のためのコンピュータシステム。 MARS - IBMが開発したブロック暗号アルゴリズム。
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情報処理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 01:57 UTC 版)
情報処理における競合状態は「イベントタイミングへの予期せぬ依存が引き起こす異常な振る舞い」である。特に複数のプロセスやスレッドが通信しながら動作する場合(並行計算)に発生する。 以下は「read-modify-write」(「状態読み込み、変更、状態書き込み」を意味する典型的な処理)で発生する競合状態の例である。 2つのスレッド T1 と T2 がそれぞれグローバルな整数を 1 ずつインクリメントしていくとする。理想的には以下のような順序で処理したい。 整数 i = 0; T1 が i の値を読み、レジスタに格納する : 0 T1 が i の値をインクリメントする : (i の現在値) + 1 = 1 T2 が i の値を読み、レジスタに格納する : 1 T2 が i の値をインクリメントする : (i の現在値) + 1 = 2 この例では、i の最終的な値として 2 を期待している。しかし、二つのスレッドは並行に動作し、ロックや同期などの機構を使用しないため、処理結果は間違ったものとなる可能性がある。以下にそのような場合のシナリオを示す。 整数 i = 0; T1 が i の値を読み、レジスタに格納する : 0 T2 が i の値を読み、レジスタに格納する : 0 T1 が i の値をインクリメントする : (i の現在値) + 1 = 1 T2 が i の値をインクリメントする : (i の現在値) + 1 = 1 i の最終値は期待されている 2 ではなく 1 となる。 以下は「check-then-act」(「条件の確認(check)、それに続く(then)条件に応じた動作(act)」を意味する典型的な処理)で発生する競合状態(Time of check to time of use)の例である。二つのタスクを示す擬似コードである。 global integer A = 0;// A の値をインクリメントして "RX" を表示する// 端末からの割り込みが発生するたびに起動されるものとするtask Received(){ A = A + 1; print "RX";}// A が偶数のときだけそれを表示する// 1秒間隔で起動されるものとするtask Timeout(){ if (A is divisible by 2) { print A; }} 出力結果は以下のようになるだろう: 000RXRX2RXRX44 ここで、以下のような順序でイベントが発生する場合を考える: タイムアウトによって佐 Timeout が起動される。 タスク Timeout が A を調べ、偶数だったので、次の "print A" を実行しようとする。 端末から割り込みが発生し、タスク Received に切り換えられる。 タスク Received が最後まで動作し、A をインクリメントして "RX" を表示する。 制御がタスク Timeout に戻される。 そのタスクは A を表示するが、そのときに A の現在値を使用するため、5 が表示されてしまう。 ミューテックスは、コンカレントプログラミングにおけるこのような問題に対処するために使われる。
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情報処理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 07:05 UTC 版)
エイリアス (信号) - デジタル信号処理において、標本化の際に条件によって起こる折り返し雑音のこと。エリアスとも。→サンプリング周波数、標本化定理、アンチエイリアスも参照。 alias (コマンド) - UNIXなどにおいてコマンドを別名で登録したもの。別名を登録するコマンド名。 エイリアス (Mac OS)(英語版) - Classic Mac OSが実装するソフトリンク機構。Microsoft Windowsのファイルシステムにおけるショートカットに類似。 プログラミングにおいて、データ型やオブジェクトに与える別名。代表例としてC言語におけるtypedef、C++の参照型、C#のusingディレクティブなどの言語機能によりエイリアスを与えることができる。
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情報処理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/19 00:18 UTC 版)
詳細は「トップダウン構文解析」を参照 構文木の上位から解析すること。
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情報処理
「情報処理」の例文・使い方・用例・文例
- 昨今では基本的な情報処理の知識はあって当然のスキルだ。
- 運動や知覚ではなく、より高次の情報処理に関与すると考えられている皮質野
- 情報処理の極限と効率を扱う統計理論
- 情報処理で用いられる通常より早い時間の尺度
- 情報処理において,添え字という,配列要素を示す数
- 心理学で,生体が行う情報処理活動
- 事務処理や情報処理にコンピューターなどの機器が使われ,紙が使われなくなった職場
- 人間を含む生体における認識の情報処理に関する科学
- 通信衛星を使った各種の情報処理サービスを行うビジネス
- オフィスで用いられる事務情報処理専用コンピューター
- 事務情報処理や科学技術計算など多目的に用いられるコンピューター
- 特定の情報処理サービスを付け加えて通信する通信網
- 遠隔情報処理サービスという,コンピューターと通信回線を直結してデータの入出力や処理を行うサービス
- 推論処理において,情報処理システムに蓄えられた事実と推論規則
- 情報処理産業という産業
- 推論処理という,問題解決のためのシステムによる情報処理
- 知識を扱う情報処理
- 知識を扱う情報処理のシステム
- 知識を扱うことを目的とする知能的な情報処理システム
- ワーノック型アルゴリズムという,人間の視覚情報処理の手続きをコンピューターグラフィックス向けに一般化した手順
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