製銑とは? わかりやすく解説

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銑鉄

(製銑 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/13 23:52 UTC 版)

銑鉄(せんてつ)は、高炉電気炉などで鉄鉱石還元して取り出したのこと。銑鉄を生産する工程のことを製銑(せいせん)と呼ぶ。古くは(ずく)と呼ばれた。


  1. ^ 財団法人JFE21世紀財団『大学教材 鉄鋼工学 プロセス編』、2007年
  2. ^ 『鉄鋼年鑑』平成19年版、鉄鋼新聞社


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製銑

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 07:26 UTC 版)

製鉄所」の記事における「製銑」の解説

鉄鉱石から取り出す工程のことを製銑(せいせん製鉄ではない。銑鉄せんてつ)をつくること)と呼ぶ。日本では高炉呼ばれる製鉄所シンボルとも言える巨大な溶鉱炉用いている。大型高炉場合最上部までの高さは100メートル超え、現在では[いつ?]内部容積5000立方メートル超える超大型高炉珍しくない処理され原料は、ベルトコンベア高炉上部輸送され、そこから順次高炉中に装入される。高炉壁面下部からは1,000超える熱風大量に供給されている。炉の内部では高温空気中の酸素コークス中の炭素反応して、2,000近い温度になる。 この中で鉄鉱石含まれる酸素コークス中の炭素結合して一酸化炭素となり、還元され溶解した状態で高炉下部へと流れ落ちてゆく。また、鉄鉱石中の岩石成分石灰石反応してスラグ鉱さいとなって流れ落ちる高炉下部には溶解したスラグのように降り注いでいる。 頃合い見計らって高炉下部穴を開けると、溶けたスラグ流れ出してくる。スラグ比重より軽いので、この時点容易に分離可能。こうして取り出した炭素を2〜3パーセント含んでおり、銑鉄 (pig iron) と呼ばれる多く製鉄所では、この銑鉄混銑車トーピードカー)と呼ぶ特別な形の貨車流し入れ液体溶銑)のまま次の製鋼工場に輸送している。なお、途中で溶銑予備処理(事前簡単な成分調整)を行うケースが多い。

※この「製銑」の解説は、「製鉄所」の解説の一部です。
「製銑」を含む「製鉄所」の記事については、「製鉄所」の概要を参照ください。

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製銑

出典:『Wiktionary』 (2021/08/14 01:25 UTC 版)

名詞

せいせん

  1. 鉄鉱石から銑鉄製造すること。

関連語

発音(?)

せ↗ーせん

翻訳




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