製鋼における連続鋳造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/23 23:18 UTC 版)
精錬工程にて成分調整を終えた溶鋼は、連続鋳造工程へ運ばれる。連続鋳造工程では、溶鋼を連続的に凝固させて一定の形(矩形、丸形)の半製品である鋼片を作る。本工程にて鋼自体の品質が決定されるため、表面割れ内部割れの抑制、介在物の除去、凝固に伴う偏析低減、ポロシティ低減など種々の品質確保のための技術が導入されている。鉄鋼業界において、日本と中国など新興国と差の大きい分野のひとつである。 鋼片はその後、圧延工程に運ばれて様々な形に加工される。予め最終製品に近い形状で鋳造を行うことをニアネットシェイプといい、H型鋼を一回り大きくした形状の鋳型を用いた鋳造も行われている。
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