製鋼工程による分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/26 19:56 UTC 版)
高炉材 鉄鉱石を原料に製鋼された材料を示す。工程に高炉を用いるためこのように呼ばれる。高炉材は不純物混入をコントロールしやすいため、溶接性や塑性変形能力に優れた鋼材を作りやすい。このため、鉄骨構造の主要架構には高炉材を用いることが多い。 電炉材 鉄スクラップを原料に製鋼された材料を示す。工程で、鉄スクラップを溶かす際に電気炉を用いるからこのように呼ばれる。高炉材に比べて製鋼に必要なエネルギーが少なく、コストも安い利点がある。近年においては、技術開発が進み、鉄骨構造の主要部位(大梁や柱)にも採用されている。なお、小型形鋼や異形鉄筋のほとんどは電炉材である。
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