作中の行動
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DIOの死から20年以上も経った2011年、DIOの元部下のジョンガリ・Aと共謀し、承太郎の娘・空条徐倫をG.D.st刑務所に収監させ、徐倫を救出に来た承太郎から記憶DISCとスタンドDISCを奪い取る。承太郎の記憶から「天国へ行く方法」を知り、また2枚のDISCを取り戻すために自分の正体を探る徐倫らに対しては、DISCで生産したスタンド使いを刺客として差し向ける。 正体を暴かれ、承太郎のDISCは2枚とも徐倫に奪い返されたが、刑務所内における全ての手順は終わった為、刑務所を出てケープ・カナベラルへ出発する。そして追撃してくる徐倫一行に対し、DIOの3人の息子達を引き入れ、刺客として差し向ける。途中、その内の1人であるヴェルサスの裏切りとそれによってウェザーが記憶を取り戻すという想定外の出来事にあうものの、ある幸運によりウェザー(とついでにヴェルサス)を殺す事に成功する。そしてこの事から、自らの行動は「神の意志」であり、ジョースターの血統さえもその為の駒に過ぎないと妄信。信念を更に強固なものとする。 「天国へ行く方法」を実行する過程で、DIOの骨から生まれた「緑色の赤ん坊」と融合。これにより、背中にかつてDIOが奪ったジョナサン・ジョースターの肉体と同様の「星型の痣」が現れ、彼の子孫にあたるジョースター家の血を引く人間(徐倫や承太郎)の「存在」を感じ取る能力を身に付ける。更に、ケープ・カナベラルにて重力を操る「C-MOON」に、偶然が重なり時間を加速させる「メイド・イン・ヘブン」に進化させた。ケープ・カナベラルでは、メイド・イン・ヘブンの時間加速能力を用いて、アナスイとエルメェスを、残る空条親子はエンリコの奇策から徐倫を庇った承太郎を、その過程で負傷した徐倫の反撃で右目を失うが、とどめを刺す。だがその隙を突かれ最後の一人、エンポリオの逃走を許してしまう。 その後も、時間は無限に加速を続け、インフレ突破した事によって全生命体は「一巡後の世界」に到達する。「宇宙の一巡」によって、全ての生物は「これから先の未来において、いつ何が自分の身に起こるか」=「運命」を潜在意識下で知覚・共有し「覚悟」することになる。全人類があらゆる悲劇や絶望を事前に「覚悟」できる世界こそが、「幸福とは覚悟である」という価値観を持つエンリコの求めた「天国」であった。このまま時の加速開始である2012年3月21日まで加速を続ければ「天国」が完成する。しかし、敢えて直前の2011年11月時点で加速を止めた。これにはある理由があった、エンポリオである。 このまま「天国」が完成すれば、エンポリオには「プッチから逃れる運命」が完成する。逃げ延びたエンポリオは成長しエンリコを殺しに来る。負けるつもりは無いが、成長したエンポリオはエンリコにとっては脅威となる。そうした不確定要素を排除すべく、2011年11月時点のG.D.st刑務所で加速を止めエンポリオを殺しにかかる。未完成とはいえ「天国」ではエンポリオも運命通りの行動しか取れず容易く殺せるはずだった。だがエンポリオは、エンリコの発言から彼が運命に干渉できることを知り、エンリコに殴られることでスタンドDISCを挿入させ、ウェザーのスタンド能力を得る。「秘密の部屋」で弟・ウェザーとの3度目の戦いが始まるが、2度の対戦で「ウェザー・リポート」の能力を見切っていた事と不慣れなエンポリオが操作している事で早々と勝利を確信、満足な状況確認をしないまま、時間加速による攻撃を繰り出した結果、「ウェザー・リポート」発現直後から充満させ続けていた純粋酸素を大量に摂取、酸素中毒による全身麻痺に陥ってしまう。そしてウェザーの拳が徐々に頭部にめり込んでいく。時間加速はおろか、これまでエンリコを救ってきた「機転」や「偶然」すら入り込む余地の無い危機的状況の中、必死に「天国」の素晴らしさを説き、エンリコが死ねば「天国」は消滅する事、遂には「天国」が完成すれば喜んで死ぬと命乞いするものの一蹴される。抵抗も虚しくウェザーのラッシュを受け頭部が完全に破壊、死亡した。 宇宙が一巡しないままエンリコが死亡したことで「天国」は完成されずに崩壊し、DIOとエンリコの目論見は失敗に終わる。そして、「一巡前の世界」と「完成直前の天国」とも異なる「一巡後の世界」に再構築された。 続編となるPart7『スティール・ボール・ラン』では、直接的な言及はなされないが、「Part7の舞台となる世界はこの騒動により生まれた『一巡後の世界』である」と説明されている。
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作中の行動(ディエゴ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 09:31 UTC 版)
「ディオ・ブランドー」の記事における「作中の行動(ディエゴ)」の解説
レースの第1ステージではジャイロに敗れたことで1位になれず、激しい屈辱を味わう。だがジャイロ降格で順位が繰り上がり、続くステージ2・3では、僅差でジャイロを抑えてゴール。これらの結果をジョニィは後に「飢えたディエゴと受け継いだジャイロの差が出た」と分析している。 第3ステージにて、フェルディナンド博士のスタンド能力で恐竜化させられ、ジョニィたちの前に立ちはだかる。博士が敗れた後、遺体の「左眼球」を手に入れたことにより、博士のスタンドを奪い取って自分の能力にする。しかしジャイロを重視しすぎたことが隙に繋がり、ジョニィに初めて敗れる。 第4ステージでは嵐の中でジャイロと技術を競うもジョニィの横槍で落馬し、怒りのあまり雄叫びを上げた。その後、復帰と復讐を誓う。 第5ステージに入ると、名誉と権力を手に入れるために、ジャイロたちを倒すことを条件に大統領に遺体を売る取り引きを行う。大統領からしてみれば捨て駒として利用していたに過ぎないし、ディエゴ自身も大統領に「マンハッタン島の市長の座」を要求する一方、内心では自らが遺体の全てを手中にしようと考えていた。馬の負傷もあり、スピードは抑えて協力者のスタンドを介しジャイロとジョニィを付け狙っていた。第7ステージでは1位でゴールし完全復帰を果たす。 この合間に負傷していたマジェント・マジェントを保護し、恩義を利用して内通者に仕立て上げる。だが捨て駒程度にしか思っていなかったのか、以後は彼の存在について特に触れられていない。 第8ステージに至ると大統領とは完全に敵対し合い、大統領のスタンドによって異世界に引きずり込まれ、左眼球を奪われた上に肉体が崩壊して死にかけるほどにまで追い詰められる。ウェカピポを犠牲にすることで辛うじて元の世界に戻り、大統領撃破の策を練る。その最中ホット・パンツの襲撃を受けるが奇策で相打ちに持ち込み、彼女の提案で一時停戦。能力の弱点を見つけたことにより、彼女の援護の元、列車内での戦闘で大統領を追い詰め、ホット・パンツとの共闘で圧倒する。 列車外に放り出された大統領を追跡し、そのままとどめを刺そうとするも、大統領が己の髪を列車の車輪と線路の間に巻き込んだ偶然によりスタンド能力が発動。大統領に下半身を掴まれ列車の下に引きずり込まれ、胴体を切断されてしまう。最後まで「勝ったのは自分だ」と敗北を受け入れず、勝利を夢見たまま死亡した。その最期は遠目からジョニィに看取られている。
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作中の行動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/05 15:40 UTC 版)
初登場は第1巻であり、当初は敵として登場。 ステイルと共にインデックスを追って学園都市へと潜入し、7月24日にインデックスを回収しに赴いて圧倒的な強さで上条を倒すが、彼の説得で一旦退く。3日後、記憶消去のために小萌のアパートを訪れるが、上条の説得を受けて「自動書記」を起動させたインデックスに対抗するため、彼を援護する。8月末に発生した「御使堕し」の際には、ロンドンのウィンザー城の結界の中にいたことで世界の異変に気付き、「御使堕し」を食い止めるために土御門と来日し、偶発的に「御使落し」を発動させてしまった上条刀夜を殺害しようとしたミーシャ=クロイツェフと交戦する。 9月8日の法の書事件では天草式が「法の書」の力を利用する可能性への疑惑から危惧を抱いて独断で来日し、天草式を殲滅するために派遣された「騎士派」を全滅させる。後に天草式が私欲のためにオルソラをさらったのではないと分かり、全てが終わった後で上条に事後報告する。 劇場版アニメでは、鳴護アリサが「聖人」であるかを判定するために学園都市に潜入していた。9月18日には土御門の指示でバリスティックスライダーに「武器」として搭乗し、宇宙エレベーター「エンデュミオン」から放たれたミサイルを迎撃するため、生身で宇宙空間に出撃。抜刀術でミサイルを破壊した後、そのまま大気圏に突入するという超人ぶりを発揮する。 10月中旬の「神の右席」後方のアックア襲来時には、窮地に陥った天草式を救うために学園都市でアックアと対峙。聖人に加えて聖母の力を持つアックアの圧倒的な力を目の当たりにして追い詰められるが、戦いの最中に天草式を離れたのは仲間の力を信用しなかった自分の我侭であったと理解し、天草式に援護を要請して共闘する。さらには駆け付けた上条と共にアックアの動きを封じることでアックア撃破に貢献し、再び天草式の女教皇の座に就く。その後のキャーリサのクーデターでは、「新たなる光」のフロリスを撃破するもカーテナ=オリジナルからの力を得た騎士団長に敗れて戦線離脱。上条らと合流後にバッキンガム宮殿に乗り込み、キャーリサとの戦いでは新生天草式のトップとして上条らと共に奮戦する。第三次世界大戦では清教派の中心となってフランスと戦う。 大戦後、突如として現れたラジオゾンデ要塞をその調査と同時に安全に着水させる作戦の最中に投擲の槌と交戦することとなり、苦戦の末に勝利を収めて太平洋に着水させる。対グレムリンの国家間会議では、騎士団長に代わり英国女王の護衛を務める。その後、キャーリサ、騎士団長、アックアと共にストウリングでロシア成教の刺客を退けたばかりの上条を確保するが、自身の特性を逆手に取った彼にオティヌスを殺さずに無力化できる可能性を提示され、彼への追撃を食い止めるため不本意ながら聖人級の実力者3名と刃を交えることになってしまう。 12月、「クロウリーズ・ハザード」によるイギリス襲撃時には、急遽ローラの手でクリファパズル545を憑依させられ、人間性の軸がズラされたことで他人の死を許容するようになっており、カンタベリーで壊滅したと噂される部下の天草式を捨て置いてロンドン市内の防衛を行う。アレイスターを「騎士派」と共に迎撃するが、近代西洋魔術を網羅した魔術師である彼女には術式が通用せず敗北、槍を脇腹に突き刺されたことで憑依していたクリファパズル545から解放される。敵とはいえクロウリーズ・ハザードを殺してしまったことから精神的に不調に陥るも、オルソラの護衛としてスコットランドに向かう途中の対話で励まされる。不審な行動を取っていた浜面と滝壺を拘束してエディンバラ城に向かい、リメリアと合流して周辺調査を行うが、既にオナーズオブスコットランドはコロンゾンに奪われており、遠隔地から城に送り込まれた「アエティール・アバター」を迎撃する。最終決戦においては傷ついた味方をアエティール・アバターから守りつつ、「冥土帰し」を護衛して最前線まで向かう。コロンゾン戦後の祝勝会では、「心理掌握」に対する自動切断で意識を失っている間にインデックスや天草式を神浄に人質に取られ、上条と敵対することになる。ウィンザー城に侵入した上条をステイルと共に迎え撃つも、人殺しの側に回る事を嫌ってあえて慣性でボロボロになるような戦い方をする。城に備えられていたマンドラゴラ地雷で外に誘い出され、駆けつけたダイアンと戦うことになり互角の戦いを演じるが、「聖人」が能力者に近いというブラフで揺さぶられ、行動を縛られたのが原因となり敗北する。 12月26日には「オペレーション・オーバーロードリベンジ」に際して「消失」したロサンゼルス3000万人の調査のため、ステイル、上条、インデックスと共に現地に向かうが、調査団の最大戦力としてキトリニタスから真っ先に狙われ、敵が民間人を人質にしている可能性から攻撃の手が止まり、攻撃範囲と推定した砂嵐から逃れようとするも、科学技術であるロジスティクホーネットが要となっていたために回避に失敗。「黄色化」の餌食になって「養分化」されつつある中で、ステイルに自分の得た情報を伝えて「消失」した。
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