メジャーリーグベースボール
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メジャーリーグベースボール(英語: Major League Baseball、英語発音: /méɪdʒɚ líːg béɪsb`ɔːl/; 略称: MLB)は、アメリカ合衆国、及びカナダ所在の合計30球団により編成される、世界で最高峰のプロ野球リーグであり、北米4大プロスポーツリーグの1つである[注 1]。厳密には、1903年に発足したナショナルリーグとアメリカンリーグの2つのリーグの共同事業機構で、両リーグの統一的運営をしている。
- 1 メジャーリーグベースボールとは
- 2 メジャーリーグベースボールの概要
メジャーリーグベースボール (MLB)
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「野球場」の記事における「メジャーリーグベースボール (MLB)」の解説
「メジャーリーグベースボールの本拠地野球場一覧」も参照 MLBの本拠地球場は、1970年代から80年代にかけてアメリカンフットボールとの兼用球場が一世を風靡したが、1990年代からは天然芝の野球専用球場への回帰が進んだ。現在、人工芝の球場と密閉式ドーム球場はトロピカーナ・フィールドのみである。チェイス・フィールド、ロジャース・センター、T-モバイル・パーク、ミニッツメイド・パーク、アメリカンファミリー・フィールドは開閉式の屋根を備えている。他競技との兼用が行われている球場は、ロジャース・センター、オークランド・アラメダ・カウンティ・コロシアムの2球場のみである(詳細は、後述のアメリカ合衆国における野球場の歴史を参照)。 米国では左右非対称で歪な形状の外野フェンスを持つ球場が多く、両翼や中堅の距離だけで球場の広さを測ることはできない。むしろ重要なのは左中間・右中間への距離や、フェンスの高さ、ファウルゾーンの広さ、気圧などである。例えば、左翼・中堅への距離がア・リーグ最長のコメリカ・パークや両翼への距離が全球場で最長のリグレー・フィールドは左中間、右中間の膨らみが少なく、決して打者不利の球場ではない(リグレー・フィールドは逆に打者有利の球場である)。また、右翼への距離がナ・リーグで最も短いオラクル・パークは、右中間最深部が128.3mもあり、右翼フェンスも7.6mと非常に高いため、左打者に不利な球場である。 球場ごとに、本塁打、二塁打、三塁打の出やすさや得点の入りやすさには明確な差異があるが、球場ごとの偏りを示す指標としてパークファクターが用いられている(詳細は当該記事を参照)。 一般に、投手有利の球場は「ピッチャーズパーク(ピッチャーフレンドリーパーク)」、打者有利の球場は「ヒッターズパーク(ヒッターフレンドリーパーク)」と呼ばれる。ESPNはターゲット・フィールドを除く29球場を2005年~2009年のパークファクター、BABIPを用いて総合的に評価し、打者に有利な順に並べたランキングを発表した。ベスト5とワースト5は以下の通りである。 ベスト5 順位球場名理由1位 クアーズ・フィールド 標高約1600mの高地に位置し、海抜0mと比べて打球が9%も伸びる。外野は広く、抜ければ長打になる。長打を警戒して深く守れば、ポテンヒットが増える。 2位 レンジャーズ・ボールパーク・イン・アーリントン テキサスの乾燥した気候に加え、右翼スタンドが前方にせり出しており本塁打が出やすい。ファウルゾーンも狭い。 3位 チェイス・フィールド 砂漠地帯で空気が乾燥しており、標高も332mとクアーズフィールドに次いで高い。外野の膨らみがない一方でポール際は広いので、本塁打、三塁打が共によく出る。 4位 グレート・アメリカン・ボール・パーク 左中間・右中間の膨らみが少ないため本塁打が非常に出やすい。右翼後方のオハイオ川からの川風に乗り、レフト方向への打球がよく飛ぶ。 5位 シチズンズ・バンク・パーク 右中間・左中間の膨らみがないので本塁打が出やすいことに加え、球場の構造的に打者の視界が良好で、球が見やすい。 ワースト5 順位球場名原因29位 ペトコ・パーク 外野が全体的に広いことに加え、サンディエゴ湾から吹く湿った海風により、打球が伸びない。右中間は非常に深く、左打者は特に不利。 28位 ブッシュ・スタジアム 原因ははっきりしないが、右打者に本塁打が出にくい。アルバート・プホルスという強打者を抱えながら、2005年~2009年の得点ファクターは28位、本塁打ファクターは29位である。 27位 T-モバイル・パーク 雨が多い気候なので空気が湿っており、外野も広いため本塁打が出にくい。特に左中間は深く、右打者に不利な構造である。 26位 オークランド・アラメダ・カウンティ・コロシアム 左中間・右中間が広い上に、アメフト兼用であるためファウルゾーンが極めて広い。観客席が大きく風の影響も少ない。 25位 シティ・フィールド 外野が広く、フェンスも高いため本塁打が出にくい。 本塁打の出やすさに限れば、ギャランティード・レート・フィールド、ヤンキー・スタジアム、グレート・アメリカン・ボール・パークがベスト3、ペトコ・パーク、T-モバイル・パーク、カウフマン・スタジアムがワースト3である。しかし、本塁打の出やすさと得点の入りやすさは必ずしも相関しない。 アメリカンリーグ球場一覧 地区球場名チーム左翼中堅右翼収容人数開場年所在地東地区 オリオールパーク・アット・カムデンヤーズ ボルチモア・オリオールズ 101.5m 125m 96.9m 48,876人 1992 メリーランド州ボルチモア フェンウェイ・パーク ボストン・レッドソックス 94.5m 128m 92m 38,805人 1912 マサチューセッツ州ボストン ヤンキースタジアム ニューヨーク・ヤンキース 96.9m 124m 95.7m 50,086人 2009 ニューヨーク州ニューヨーク・ブロンクス トロピカーナ・フィールド タンパベイ・レイズ 96m 123m 98m 36,048人 1990 フロリダ州セントピーターズバーグ ロジャース・センター トロント・ブルージェイズ 100m 121m 100m 50,516人 1989 オンタリオ州トロント 中地区 ギャランティード・レート・フィールド シカゴ・ホワイトソックス 100.6m 121.9m 102.1m 40,615人 1991 イリノイ州シカゴ プログレッシブ・フィールド クリーブランド・ガーディアンズ 99.1m 125m 99.1m 43,863人 1994 オハイオ州クリーブランド コメリカ・パーク デトロイト・タイガース 105.2m 128m 100.6m 41,070人 2000 ミシガン州デトロイト カウフマン・スタジアム カンザスシティ・ロイヤルズ 100.6m 125m 100.6m 38,177人 1969 ミズーリ州カンザスシティ ターゲット・フィールド ミネソタ・ツインズ 103.3m 123.1m 100m 39,504人 2010 ミネソタ州ミネアポリス 西地区 エンゼル・スタジアム・オブ・アナハイム ロサンゼルス・エンゼルス 100.6m 121.9m 100.6m 45,050人 1966 カリフォルニア州アナハイム オークランド・アラメダ・カウンティ・コロシアム オークランド・アスレチックス 100.6m 121.9m 100.6m 34,077人 1966 カリフォルニア州オークランド T-モバイル・パーク シアトル・マリナーズ 100.9m 123.4m 99.7m 47,116人 1999 ワシントン州シアトル グローブライフ・フィールド テキサス・レンジャーズ 100m 124m 99m 40,300人 2020 テキサス州アーリントン ミニッツメイド・パーク ヒューストン・アストロズ 96.0m 132.6m 99.4m 40,950人 2000 テキサス州ヒューストン ナショナルリーグ球場一覧 地区球場名チーム左翼中堅右翼収容人数開場年所在地東地区 トゥルーイスト・パーク アトランタ・ブレーブス 102m 122m 99m 41,500人 2017 ジョージア州アトランタ ローンデポ・パーク マイアミ・マーリンズ 103.6m 126.8m 102.1m 37,000人 2012 フロリダ州マイアミ シティ・フィールド ニューヨーク・メッツ 103.1m 125.4m 100.6m 41,800人 2009 ニューヨーク州ニューヨーク・クイーンズ シチズンズ・バンク・パーク フィラデルフィア・フィリーズ 100.3m 122.2m 100.6m 43,500人 2004 ペンシルベニア州フィラデルフィア ナショナルズ・パーク ワシントン・ナショナルズ 102.4m 122.5m 102.1m 41,888人 2008 ワシントンD.C. 中地区 リグレー・フィールド シカゴ・カブス 108.2m 121.9m 107.6m 41,118人 1914 イリノイ州シカゴ グレート・アメリカン・ボール・パーク シンシナティ・レッズ 100.0m 123.1m 99.1m 42,059人 2003 オハイオ州シンシナティ アメリカンファミリー・フィールド ミルウォーキー・ブルワーズ 104.9m 121.9m 105.2m 42,400人 2001 ウィスコンシン州ミルウォーキー PNCパーク ピッツバーグ・パイレーツ 99.1m 121.6m 97.5m 38,496人 2001 ペンシルベニア州ピッツバーグ ブッシュ・スタジアム セントルイス・カージナルス 102.4m 121.9m 102.1m 43,975人 2006 ミズーリ州セントルイス 西地区 チェイス・フィールド アリゾナ・ダイヤモンドバックス 100.6m 124.1m 101.8m 49,033人 1998 アリゾナ州フェニックス クアーズ・フィールド コロラド・ロッキーズ 105.8m 126.5m 106.7m 50,445人 1995 コロラド州デンバー ドジャー・スタジアム ロサンゼルス・ドジャース 100.6m 120.4m 100.6m 56,000人 1962 カリフォルニア州ロサンゼルス ペトコ・パーク サンディエゴ・パドレス 101.8m 120.7m 98.1m 42,445人 2004 カリフォルニア州サンディエゴ オラクル・パーク サンフランシスコ・ジャイアンツ 103.3m 121.6m 94.2m 41,503人 2000 カリフォルニア州サンフランシスコ
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メジャーリーグベースボール(MLB)
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「東京ドーム」の記事における「メジャーリーグベースボール(MLB)」の解説
MLBの開幕シリーズが、下記の日程で行われた。10試合のうち6試合がオークランド・アスレチックスのホームゲーム扱いとなっている。2003年3月25日・26日にもオークランド・アスレチックスVSシアトル・マリナーズが行われる予定だったが、米英によるイラクへの武力行使によりMLBとMLB選手会が選手などの渡航の安全を十分に確保できない恐れがあると判断し、中止となった。 開催日ビジター球団(先攻)スコアホーム球団(後攻)観客動員出典2000年3月29日 シカゴ・カブス 5 - 3 ニューヨーク・メッツ 55,000人 2000年3月30日 ニューヨーク・メッツ 5 - 1 シカゴ・カブス 55,000人 2004年3月30日 ニューヨーク・ヤンキース 3 - 8 タンパベイ・デビルレイズ 55,000人 2004年3月31日 ニューヨーク・ヤンキース 12 - 1 タンパベイ・デビルレイズ 55,000人 2008年3月25日 ボストン・レッドソックス 6 - 5 オークランド・アスレチックス 44,628人 2008年3月26日 ボストン・レッドソックス 1 - 5 オークランド・アスレチックス 44,735人 2012年3月28日 シアトル・マリナーズ 3 - 1 オークランド・アスレチックス 44,227人 2012年3月29日 シアトル・マリナーズ 1 - 4 オークランド・アスレチックス 43,391人 2019年3月20日 シアトル・マリナーズ 9 - 7 オークランド・アスレチックス 45,787人 2019年3月21日 シアトル・マリナーズ 5 - 4 オークランド・アスレチックス 46,451人
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メジャーリーグベースボール(1920年以降)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 03:23 UTC 版)
「毎回得点」の記事における「メジャーリーグベースボール(1920年以降)」の解説
メジャーリーグベースボールではライブボール時代に突入した1920年以降、8回記録されている。 1923年6月1日(ベイカー・ボウル) チーム123456789計ニューヨーク・ジャイアンツ 4 2 1 1 5 5 1 2 1 22 フィラデルフィア・フィリーズ 1 4 0 1 1 0 0 1 0 8 1923年7月7日(ダン・フィールド) チーム123456789計ボストン・レッドソックス 0 0 0 2 0 0 0 0 1 3 クリーブランド・インディアンス 3 2 3 1 2 13 1 2 X 27 1939年7月26日(ヤンキー・スタジアム) チーム123456789計セントルイス・ブラウンズ 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 ニューヨーク・ヤンキース 2 1 1 4 1 3 1 1 X 14 1949年5月11日(コミスキー・パーク) チーム123456789計ボストン・レッドソックス 0 0 0 5 0 1 0 2 0 8 シカゴ・ホワイトソックス 1 1 2 1 2 1 1 3 X 12 1964年9月13日(リグレー・フィールド) チーム123456789計セントルイス・カージナルス 2 1 2 2 2 1 3 1 1 15 シカゴ・カブス 1 0 0 0 0 1 0 0 0 2 1998年9月14日(カウフマン・スタジアム) チーム123456789計オークランド・アスレチックス 1 0 0 0 5 0 0 0 0 6 カンザスシティ・ロイヤルズ 1 1 3 1 1 3 2 4 X 16 1999年5月5日(リグレー・フィールド) チーム123456789計コロラド・ロッキーズ 1 1 1 1 2 1 2 2 2 13 シカゴ・カブス 0 2 3 0 0 0 0 1 0 6 2006年4月29日(ヤンキースタジアム) チーム123456789計トロント・ブルージェイズ 2 0 3 0 1 0 0 0 0 6 ニューヨーク・ヤンキース 4 1 2 2 3 1 3 1 X 17
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メジャーリーグベースボール(MLB)
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「フランチャイズ・プレイヤー」の記事における「メジャーリーグベースボール(MLB)」の解説
在籍期間は下部組織在籍期間も含む。 詳細は「en:List of Major League Baseball players who spent their entire career with one franchise」を参照
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「メジャーリーグベースボール」の例文・使い方・用例・文例
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