ワールドシリーズ
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ワールドシリーズ(英語: World Series)は、プロ野球世界最高峰のメジャーリーグベースボール(MLB)における優勝決定戦。毎年レギュラーシーズン終了後の10月に、ナショナルリーグとアメリカンリーグのそれぞれの優勝チームどうしが戦い、その年の王座を争う。シリーズ優勝チームにはMLB機構コミッショナーから優勝トロフィー "コミッショナーズ・トロフィー" が贈呈される。また、チームも優勝記念にチャンピオンリングを制作し、選手らに贈るのが慣例となっている。このシリーズは北米の秋のシーズンに行われることから俗に「Fall Classic(秋の祭典)」と呼ばれることもある[1][2]。
注釈
- ^ NFL(アメリカンフットボール)のスーパーボウルは、玩具のスーパーボールとボウル・ゲームをかけたとされる。NBA(バスケットボール)のファイナルは決勝戦の意。NHL(アイスホッケー)のスタンレー・カップは、杯を寄贈したカナダ総督の第16代ダービー伯爵フレデリック・スタンリーに由来する。
- ^ スポーツイベントのブランド価値は、スポンサー収入や入場料などそのイベントが生み出す総収入を開催日数で割ることで算出される。
- ^ 他の30チームは全てマリナーズが創設された1977年以降に出場経験があるため、MLBで最もワールドシリーズ進出から遠ざかっているのもマリナーズである。またワールドシリーズ出場経験チームはすべて敗戦経験があるため、敗戦経験がないのはマリナーズのみである。
- ^ 優勝当時の球団名はアナハイム・エンゼルス。
- ^ 2019年時点で優勝していないチームと敗退していないチームは全てワールドシリーズ出場2回以下のチームである。
- ^ 1992年・1993年のワールドシリーズを連覇。アメリカ国外を本拠地としているチーム、およびエクスパンションチームによるワールドシリーズへの連続出場もこの時が初めてである。
出典
- ^ Enders, Eric (2007). The Fall Classic: The Definitive History of the World Series. Sterling Publishing Company
- ^ クリストファー・コーネル (2018年11月2日). “「史上初」尽くし―歴史に残る2018年ワールドシリーズ”. 駐日アメリカ合衆国大使館. 2023年7月6日閲覧。
- ^ 玉木正之 『スポーツ解体新書』 朝日新聞社〈朝日文庫〉、2006年、ISBN 4-02-261520-6、191-195頁。
- ^ 大坪正則 『メジャー野球の経営学』 集英社〈集英社新書〉、2002年、ISBN 4-08-720142-2、9頁。
- ^ ESPN.com news services, "Report: MLB, Japan champs could play," ESPN.com, January 8, 2010. 2012年5月30日閲覧。
- ^ a b c "World Series Origins," Snopes.com, October 28, 2010. 2012年5月30日閲覧。
- ^ "10. World Series - Forbes Fab 40 2017," Forbes. 2017年11月2日閲覧。
- ^ Bill Gorman, "Guess The World Series TV Viewership (Poll) + Historical World Series Ratings," TVbytheNumbers, October 23, 2012. 2012年12月31日閲覧。
- ^ Associated Press, "World Series has record-low rating," ESPN.com, October 30, 2012. 2013年1月29日閲覧。
- ^ "World Series Summary," MLB.com. 2012年5月30日閲覧。
- ^ シマンスキー他 2006、27-28頁。
- ^ 内田 2007、123頁。
- ^ シマンスキー他 2006、29-30頁。
- ^ "Year In Review : 1876 National League," Baseball Almanac. 2012年5月30日閲覧。
- ^ シマンスキー他 2006、38頁。
- ^ シマンスキー他 2006、39頁。
- ^ 内田 2007、173-174頁。
- ^ a b シマンスキー他 2006、65頁。
- ^ "Radbourn, Charles," Baseball Hall of Fame. 2012年5月30日閲覧。
- ^ "World Series History," Baseball Almanac. 2012年5月30日閲覧。
- ^ 内田 2007、27頁。
- ^ John Thorn, "Baseball’s Lost Chalice, Part 2," Our Game, November 4, 2011. 2012年5月30日閲覧。
- ^ a b シマンスキー他 2006、67頁。
- ^ "Year In Review : 1892 National League," Baseball Almanac. 2012年5月30日閲覧。
- ^ John Thorn, "Baseball’s Lost Chalice, Part 3," Our Game, November 4, 2011. 2012年5月30日閲覧。
- ^ John Thorn, "Professional Baseball’s First Championship," Our Game, October 29, 2011. 2012年6月9日閲覧。
- ^ Patrick A. McGuire, "100 years ago, pennant fever swept through Baltimore THAT WINNING SEASON," Baltimore Sun, April 3, 1994. 2012年6月9日閲覧。
- ^ a b c Richard Peterson, "A near-perfect story of the first World Series," Chicago Tribune, June 15, 2003. 2012年6月9日閲覧。
- ^ シマンスキー他 2006、67-68頁。
- ^ "1902 Major League Baseball Attendance & Miscellaneous," Baseball-Reference.com. 2012年6月9日閲覧。
- ^ a b John Saccoman, "Garry Herrmann," SABR Baseball Biography Project. 2012年6月9日閲覧。
- ^ "Oct 1, 1903, Pirates at Red Sox Play by Play and Box Score," Baseball-Reference.com. 2012年6月9日閲覧。
- ^ John Steadman, "The Last Time There Wasn't A World Series," Baltimore Sun, September 18, 1994. 2012年6月9日閲覧。
- ^ ナショナルズ初のWS制覇で“世界一未経験”は6球団 マ軍は「出場のない唯一のチーム」
ワールドシリーズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/14 17:30 UTC 版)
1964年、ナ・リーグ優勝を果たしたカージナルスは、弟クリートの所属するニューヨーク・ヤンキースとのワールドシリーズへと進出する。1勝2敗で迎えた第4戦は、初回の3失点で0対3と負けていた。1死満塁でむかえた6回の打席で、アル・ダウニングから左翼に満塁本塁打を放ち、4対3でこの試合を制する。第7戦ではクリートと共に本塁打を放ち、初めてワールドシリーズの同じ試合で本塁打を打った兄弟となった。結局シリーズは、4勝3敗でカージナルスはチャンピオンとなった。またボイヤー自身はシーズンMVPを獲得した。 翌1965年もカージナルスでプレーしたが、8年ぶりに20本塁打を割るなど衰えが見え始めていた。オフの10月20日に2選手とのトレードでニューヨーク・メッツへ移籍する。
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ワールドシリーズ
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「メジャーリーグベースボール」の記事における「ワールドシリーズ」の解説
ワールドシリーズはアメリカンリーグ、ナショナルリーグの優勝チームが対戦する。7戦4勝制で行われ、4勝したチームがワールドシリーズチャンピオンとなる。例外として、1903年と1919年から1921年の4回は9戦5勝制で行われた。 現在、ワールドシリーズチャンピオンになった経験があるチームは30チーム中24チームで、残りの6チームは一度もワールドシリーズチャンピオンの栄冠を獲得していない。なかでもシアトル・マリナーズはリーグ優勝もかなっていない。これまでの最多出場チームはニューヨーク・ヤンキースの40回でありヤンキースは1960年以前から存在するナショナルリーグの8球団を全部ワールドシリーズで倒している。ヤンキースの優勝回数27回も30チーム中で最多である。
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ワールドシリーズ
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「メジャーリーグベースボールのポストシーズン」の記事における「ワールドシリーズ」の解説
ホーム開催の割り振りは2試合-3試合-2試合となっており、アドバンテージは2002年までは毎年交代でアドバンテージが与えられていたが、2003年から2016年まではその年のオールスターゲームの勝利リーグに与えられることになり、真剣度の高い大事な試合へと変わっていった。また、アリーグのチームの球場で行う試合では指名打者制があり、ナリーグの球場では指名打者制が採用されない。
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「ワールドシリーズ」の例文・使い方・用例・文例
- ワールドシリーズ
- たとえば、ワールドシリーズやスーパーボウルを我が家の今で見られるので、それらの試合を見に球場まで出かける必要はない。
- アトランタ・ブレーブスは、ワールドシリーズで優勝できると思いますか。
- ワールドシリーズ 《米国のプロ野球選手権試合》.
- 私たちはテレビでワールドシリーズを見た
- ワールドシリーズという,米国プロ野球の2大リーグで争う選手権試合
- 100年の歴史の中で,ワールドシリーズに大リーグでの最多勝利である26回勝っている。
- 1986年にワールドシリーズで優勝したメッツは,「ミラクル・メッツ」と呼ばれた。
- ヤンキースは最も古いチームの1つで,大リーグのどのチームよりも最も多くワールドシリーズのタイトルを獲得しています。
- 私は,松井選手がニューヨーク・ヤンキースのワールドシリーズ制覇に貢献し,ホームラン王にもなっていただきたいと思っています。
- この勝利により,ア・リーグは今年のワールドシリーズでア・リーグ覇者の本拠地球場で開幕できる権利を獲得した。
- レッドソックスがワールドシリーズ王者に
- 第103回メジャーリーグベースボール・ワールドシリーズの第4戦が10月28日,米国デンバーのクアーズ・フィールドで行われた。
- この勝利により,レッドソックスは4連勝でワールドシリーズを制覇した。
- これは同チームにとって計7度目,ここ4シーズンで2度目(3年ぶり)のワールドシリーズでの優勝だった。
- 松井秀(ひで)喜(き)選手がワールドシリーズMVPに選ばれる
- 第105回大リーグワールドシリーズの第6戦が11月4日,ニューヨーク市にあるヤンキースタジアムで行われた。
- チームが前回ワールドシリーズを制覇したのは2000年だった。
- 彼は,1960年にヤンキースのボビー・リチャードソン内野手が樹立したワールドシリーズ1試合あたりの打点記録と並ぶ6打点を挙げた。
- 松井選手はワールドシリーズMVPに選ばれた初の日本人選手となった。
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