【変象属】
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/10 04:48 UTC 版)
様々な変化や現象を起こすことができる特権。 分割権 順位 :変象属 最強 能力 :物理(範囲と指定)・性質・概念の3種類の分割を操れる。物理分割:物体を物理的に切断、分割する。最大数分割をすると、目視できないレベルで対象を粉々に切断できるが、最大数分割は範囲指定が少しでもズレると不発になる。性質分割:作中では100メートルを100分割し、1メートル歩くと100メートル先にワープする使い方や、温泉水の温度降下速度を分割し温度の低下を鈍化させていた。概念分割:空間分割により不可視の空間を作るほか、隔離権で隔離された際に「閉」を「才」と「門」に分割し、「門」を使用して隔離を防いだ。 保持者:入賀煉 リスク:心臓 備考 :応用範囲の広さやその高い出力で、物理戦ではほぼ無敵を誇る。隔離権、切断権の上位互換。 誘導権 順位 :変象属 第2位 能力 :物理的な動線を誘導できる。何かしらの物理的な力が働いていることが条件。例として重力、遠心力が挙げられる。原子レベルになると不可能。 保持者:八木橋 リスク:右の腎臓 備考 :地球上では基本的に重力がかかっている事を理解すれば、実質操り放題。また、誘導権は使用者本人の、物体に対する理解が深ければ深いほど出力が大きくなる。須藤の発言から、光学迷彩を施すことも可能であると思われる。 破壊権 順位 :変象属 第3位 能力 :任意の威力・範囲で物理破壊できる。最大出力では半径50mを一瞬で消し飛ばせるが、精密なコントロールが必要。 保持者:嘉藤騎士 リスク:左の腎臓 備考 :9歳の子供であるため、コントロールを上手くできない上、ポップアップの漢字もよく読めていなかったため、力を引き出し切れていない。(騎士) 融合権 能力 :任意の物質と、原子レベルで融合・再構成・分離などができる。 保持者:一之瀬 龍太 リスク:左腕(融合権により回復済み) 備考 :主に、足にスプリングを生成したり、腕に剣を生成するなどして戦っていた。保持者の練度に比例して強力になるため、東北での修行後は扱いが格段にうまくなり、できることのレパートリーもかなり増えた。人体との融合も可能であるため、腕の欠損程度であれば死体の細胞と融合することで回復出来る。(龍太) 回避権 能力 :自分に関わる『物理的損害』を完全回避できる。効果範囲は半径1~4mで、状況に応じて自動変化する。取得後は自動発動しっぱなしにできる。保持者が味方と意識している範囲内の者も回避権の対象となる。 保持者:鈴木理科 リスク:右足 備考 :落下によるダメージも回避できる。その際、落下直前に1度軽く浮いた後地面に着地する。但し多数欠による死は回避出来ない。 重力権 能力 :半径10m以内の、物体にかかる重力を変動させる。最大出力は1兆倍だが出力を上げるほど持続時間は短くなり、1兆倍だと0.5秒しかもたない。 保持者:睦月 リスク:左肺 備考 :最強クラスにも劣らぬ火力。自身にかかる重力をゼロにして浮遊する「ゼロ・グラビティ」という技も使用できる。但し「重力を発生させる能力」ではなく「物体にかかる重力を変動させる能力」であるため、力の向きを操る特権である誘導権相手だと事実上無力になってしまう。 固定権 能力 :物理・法則を固定できる。物理固定の射程範囲は、最大半径20m。《物理》人差し指で指差した対象を固定する。《法則》指差し指定した相手と任意の条件で契約を交わし、物理的では無いものを固定する。 保持者:平山 リスク:膵臓 備考 :特権利を法則固定することにより、相馬,深見らの特権を固定し、彼らが死んでも特権利がコウに渡らないようにしていた。また、騎士、璃莉、平山の特権利の所有権を法則固定した際は、平山が死んでも効果は継続していた。(平山) 視認権 能力 :目に映る全てを、距離に関わらず自在に視ることができる。条件を指定・意識する事で、それだけを見る・見ないことも可能。遮蔽物があると見えないがないが,ガラスなどへのわずかな映り込みも拾ってたどることができる。 保持者:篠崎 リスク:右眼 備考 :常時発動型。右眼の義眼にも視力が発生している。 確保権 能力 :所有物の「残数」を確保する特権。「残量」ではなく「残数」であり数えられる物を対象とするため、水や空気などの数えられない物や生命体は対象外。「自分が所有する何か」に入っていないと使えない。 保持者:須藤 リスク:陰嚢 備考 :拳銃の中の銃弾を確保して弾切れが起きないようにしたり,ポケットの中のビスケットを確保して食料を維持するなどして使っていた。 発電権 能力 :空気中の電荷に働きかけて発電する特権。最大電圧は3万ボルト。 保持者:イクサ リスク:左の腎臓 備考 :撃った電撃のスピードが速いので反射神経で避けるのは不可能だが、電撃を放つ前に一度手元でスパークするのに加え、1度に1ヶ所しか攻撃できないので、それを見極めれば軌道を予測することもできる。 交換権 能力 :一度実物を見たことのあるものと自身の位置を交換することができる。あらかじめグルーピングすることで、同数であれば自分「たち」と入れ替えることもできる。効果範囲は最大30メートルであり、補助効果として対象との距離計測を行なうことができる。 保持者:めぐる リスク:左の腎臓 備考 :あらかじめ目的の2地点間に複数の中継地点を一定間隔で置き、交換を繰り返すことで限界距離以上の距離でも瞬時に移動できる。 回収権 能力 :管理分配権によって宙に浮いた特権利等も含む、指定した物を手元へ回収できる。ただし明確な所有権のある物は回収できず、1度に大量の物を回収する場合は数日程度の時間を要する。 保持者:柳 陽翔 リスク:両目 備考 :保持者が死に所有権のなくなった特権利や、味方の死体などを回収していた。特権利の回収先を自分に指定することで多重保持が可能になる。 領空境防衛権 能力 :自分の周囲の「領空」の境界を物理防御できる。ただし、直接保持者に接した状態での攻撃、及び地中からの攻撃には適用されない。 保持者:柳 陽翔、コウ 取得方法:回収権、マザー 備考 :回避権の下位互換。 切断権 能力 :腕や脚を振った先にある物体を切断できる。通常は半径50m以内で最初に当たった物体しか切断出来ないが、意図すれば最大で半径500m以内の物体全切断が可能。 保持者:コウ 取得方法:マザーライトのクラウド使用 備考 :篠崎、平山、深見らをこの特権により殺した。 合流権 能力 :半径500m以内の1度認知したことのある対象のそばに瞬間移動できる。 保持者:コウ 取得方法:マザーライトのクラウド使用 備考 :なし 貫通権 能力 :使用者が物質やエネルギーの抵抗などを貫通することができる。 保持者:コウ、甲斐 取得方法:マザーライトのクラウド使用 備考 :コウが使用した際は天井を貫通した後空中に浮かび上がる描写が見られるが、詳細は不明。貫通という名称が用いられているが、コウが使用する場面では周囲の物質を消し去るシーンが多々見られる。 設置権 能力 :3段階発動であり、1段階目で相手の特権利を受け止めて保留、2段階目でそれを任意の場所に設置し、3段階目で保留してあった特権利を発現させる。攻撃を受けないよう保留し捨てたり、罠やカウンターとしての使用できる。既に発動した特権利を保留するため、設置した特権利の再発現時に、元の発動者や璃莉は特権利の発動条件を満たしている必要はない。最大同時保留数は10件。また、保持者以外に設置し、条件を満たせば設置された本人が保留した特権利を発現できる。 保持者:璃莉 リスク:右の腎臓 備考 :兄の騎士の破壊権を罠として発動させたり、蘇生権を味方に設置し、死ぬといつでも蘇生できるように使用していた。作中で許可属、変象属、生産属の特権を設置できたことから、ほぼ全ての特権利による攻撃も対応できる弱点のない至極強力な特権であると考えられる。 水利権 能力 :水を手元に吸い寄せ、高速で放つことができる。 保持者:イクサ 取得方法:「儀式」(マザーライトのクラウド使用) 備考 :コンクリートを破砕するほどの威力があるが、手動操縦のため単純な軌道の攻撃しかできず、一度何かに当たった水は再度手元に集めるまで操作できない。水を自分の周囲に集束させる事で、バリアのような使い方も出来る。 回帰権 能力 :過去半年以内の任意の時点まで、物理状態を巻き戻せる。対象に直接触れなくても効力を発揮出来る。 保持者:コウ、八高犬太、須藤 取得方法:マザーライトのクラウド使用、法廷 備考 :衣服の汚れや人体の損傷なども一瞬で元に戻している。死亡を巻き戻す場合は、死後1分以内で体の50%以上が残っている場合に限る。1度何かしらの攻撃を受けて10分前の状態に回帰したとしても10分後に攻撃の効果が現れる訳では無い。 隠匿権 能力 :対象を効果範囲外から視認できなくすることができる。 保持者:収容所副所長、皇帝、コウ リスク:不明 備考 :視認権による視認や、表示権による隠匿圏内の様子の、隠匿圏外の画面への表示も無効である。透視権ならうっすらと視ることができる。 収容所、皇帝の塔、拠点やマザーを隠すのに使っていた。 模倣権 能力 :物事を模倣できる。 保持者:柳 陽翔 取得方法:回収権 備考 :一本のナイフの動きを残りのすべてのナイフに模倣させたり、ゲームの技を模倣したりして使っていた。「創造者の指揮(クリエイター・コマンド)」など、特権利の行使を模倣することも可能なようである。 集積権 能力 :不明 保持者:甲斐 取得方法:抵当権 備考 :分割権により破壊されたビルの破片を入賀を中心に集積させていた。 復元権 能力 :不明 保持者:柳 陽翔 取得方法:回収権 備考 :回収権によって回収したものを元の状態に復帰させていた。 放出権 能力 :不明 保持者:柳 陽翔 取得方法:回収権 備考 :なし 浮上権 能力 :不明 保持者:不明 リスク:不明 備考 :なし 改築権 能力 :建物を自由に造り変える事ができる。但し元になる建造物が2階建て以上かつ占有面積100㎡以上でないと作用しない。 保持者:碓氷 瑞樹 リスク:不明 備考 :収容所施設の大部分はこの特権で造られた。高速で建造物を変形させられることを利用した攻撃目的で使われる事が多い。 短縮権 能力 :ものの性質を変化・短縮させる事ができる。 保持者:林 音音 リスク:不明 備考 :声の周波数を縮め、超高振動の特殊な超音波とする事で相手に攻撃することができる。臓器など、人体の一部をピンポイントに破壊する事が可能。本人は「サイレント・フレア」という技として使っている。 削減権 能力 :半径2メートル以内の物質を原子に分解できる。 保持者:トイレにいた男、エネミー リスク:不明 備考 :なし 共栄権 能力 :自らの感じている感情に比例して能力を強化することができる。 保持者:海藤 美佳 リスク:不明 備考 :男に対する憤怒及び憎悪の感情が身体能力を爆発的に上昇させた。 先行権 能力 :触れた物に遥かな時間経過を与えて灰化させたり老朽化させたりすることができる。自己の回復を先行しダメージを受けた体を一瞬で無傷にする事も可能。 保持者:四十万六 リスク:不明 備考 :物理的なもの全てに作用し、自己のダメージも応用で回復できるので、物理戦においての戦力は非常に高い。 凍結権 能力 :物理的に氷結・凍結させる。凍結の仕方は、使用者のイメージ次第。最大射程範囲は30m、最大範囲は半径50mだが、熟練度が必要。 保持者:工藤 聡志 リスク:不明 備考 :なし 毒劇権 能力:自在な毒を作り出す事ができる。毒は可視の毒を散布するか対象に触れる事により発生させる事ができ、対象の一次接触者限定でその毒を伝染させることも可能。 保持者:山田 愛美莉愛 リスク:不明 備考:拠点の場所を言うと発動する、声と意識だけを奪う、などと言った条件や特性をセットすることも可能。 采配権 能力:物体の位置情報にA地点からB地点へという形で指示を出すことで、直線的に移動させることができる。 保持者:守山 リスク:不明 備考:自分の位置を指定すれば空中を移動することも出来る。誘導権と違い対象の現在地と移動先を指定して移動させているため、対象が動き回っていると移動が難しくなる。 風営権 能力:半径5m以内の男性の体の自由を奪うことができる。 保持者:佐々々木 リスク:不明 備考:なし
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【変象属】
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様々な変化や現象を起こすことができる権利。特権ほどの強制力はない。停止権 八木橋が女王に託された権利。事前に発動条件を決めてセットする時限式であり、発動すれば、対象から半径1m以内の動き・時間など、指定したものを停止させられる。一度の使用は最大で4件まで。この権利を使って八木橋は仲間を数多く助けてきた。本来は時間だけでなく様々な現象を停止させることができるが、作中ではほぼ時間停止のみに使用されていた。 飛翔権 騎士が保持する、跳躍と滞空を操る権利。地面や空中などを最大3回蹴り出して宙に跳び、30秒ほど滞空してから緩やかに強制降下する。滞空時間は調整不可。1蹴り最大1Omまで跳べる。3回跳躍すると着地するまで跳躍は無効になる。 調整権 もともとは皇帝の権利であったが、皇帝の死後にはイクサが取得することになった。温度や出力など、ものの状態を調整することが可能。皇帝は主に回収した死体の状態を調整するのに、イクサは特権の運用方法に幅を持たせるのに使用していた。 複製権 めぐるの持つ権利。目にしてから10秒以内のもの、現象などを50%〜80%の精度で複製することができる。オリジナルには必ず劣るが、使い方次第で非常に強力な武器になる。 透視権 御堂の保持する権利。物質・情報を透視する権利。物体を透かして見たり、言葉の裏に隠される真意を見透かすことができる。この権利により御堂は、収容所で封筒状態のすべての特権利の封筒を透視し、詳細に把握することができた。 侵食権 虎撤を襲った怪物が持っていた権利。発動時の物理変化を徐々に拡大・侵食する。怪物は爪で攻撃する際に、傷を広げるために使用した。 投与権 コージが法廷内で取得した権利。半径1m以内の物を、射程距離5m以内の相手の体内に投与できる。投与物は1度に1つ。投与可能な場所は口や傷などの開口部のみであり、その場所以上の大きさの物は投与出来ない。 転送権 下村紅哉が保持する権利。物体を任意の場所に転送(瞬間移動)させる。最大距離は半径15m、転送可能な物質は、最大直径2m、最大重量80kg。全部転送と一部転送があり、一部転送の場合は、5秒で転送状態が解除される。 掘削権 千代田区法廷にいた男が保持していた権利。地面を掘り進めることができる。 音響権 佐々々木が持つ権利。爆音・爆振を発生させる権利。 増産権 過去の未来に行った直後、虎徹たちに遭遇した一般人の一人が持っていた権利。発生する物体の量などを増やす権利。発煙筒の煙を増やし視界を遮っていた。 穿鑿権 過去の未来の秋葉原駅で深見を襲撃した帽子の男が持っていた権利。物体に穴を開ける権利。男は深見を指差して深見の胸部に穴を空けた。 膨潤権 辰久が法廷で取得した権利。対象物を水で膨らませる事ができる。擬人権で擬人化された辰久のぬいぐるみ「ゴマ太郎」をこの権利で膨らませることで、上に乗って海を渡った。
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【変象属】
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支配権 遠野天人に託された人工特権のひとつ。軍艦島突入時に虎徹が取得した。0時から24時の「1日」の間に3回まで、1回につき1秒間、自分という存在が万物を支配できる。これを利用して攻撃から身を守ったり、地面などを破壊することができる。めぐるを騙すために頼音がつくった架空の特権と同じ名前にもなっている。 追加権 遠野天人に託された人工権利。軍艦島突入時に奏斗が取得した。1つの対象に1つ特性・現象を追加することができ、同時に2つ以上の対象に追加することは出来ない。遮断権の盾の内の1枚に「不可視」特性を追加して使用していた。6つの人工特権利の中では唯一の“権利”である。 阻害権 成田実朝が単独で作成し、光へ託された人工特権。発動すると半径6メートル以内の特権利などを全て無効化する。妨害権の劣化版であり、味方の特権利までも無効化してしまうので使い勝手が悪い。
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