アンクレット
「アンクレット」とは・「アンクレット」の意味
「アンクレット」とは、「足首に装着する輪状の装飾品」を意味し、ファッションアイテムあるいは魔除けとして使用される道具を指す言葉だ。1本の紐で出来たシンプルなものや、複数の紐を編み合わせたもの、金属の部品を繋ぎ合わせたものなど、色々な種類があるが、足首に装着する装飾品であれば、ひと通りアンクレットと呼ぶことができる。アンクレットは、紀元前の時代から、女性が装飾品として身に着けるものであった。そして、身分に関係なく、女性が毎日着用することが、必須化されていた文明もある。現代では、特に必須の装飾品ではなく、個人が自らの好みに合わせて身に着けるようになっている。アンクレットは本来、女性用の装飾品であったが、現代ではメンズ向けのものも数多く市販されていて、男性が着用しても特に問題はない。
アンクレットには、単なる装飾品ではなく、魔除けとしての役割もあった。地を這ってやって来る悪いものを、身体の中に入らないよう、足首で留めることを目的としたお守りである。現代でも、アンクレットは、何らかの意味を持たせたお守りとして使用されることがある。そして、どのような色のアンクレットを使うかによって、意味が変わることが多い。白であれば浄化、ゴールドだと金運アップ、ピンクは恋愛運アップという風に、アンクレットの色と、お守りとしての意味は、ある程度決まっている。
また、左右の意味も異なり、左足にアンクレットを着用するのであれば、恋人や配偶者がいるという意味になる。右足に着用した場合は、恋人も配偶者もおらず、恋愛の相手を探しているという意味合いになる。これは、アンクレットが、奴隷を象徴することが由来であると考えられている。アンクレットには、ただの装飾品や魔除けだけではなく、奴隷を逃がさないようにするための、足枷をモチーフにしたものという側面がある。そして、足枷は奴隷の左足に付けられることが多かったため、アンクレットを左足に着けた場合、すでに持ち主がいるという意味合いで、恋人や配偶者がいることを表現する形となる。
そのため、アンクレットを、プレゼントとして恋人や配偶者に贈る場合、「あなたは私のもの」という、束縛する意味合いになりかねない。それを防ぐためには、ペアのアンクレットを購入し、お互いが身に着けるようにすることが望ましい。そうすれば、一方的に束縛するという意味合いが薄れる。
「アンクレット」の語源・由来
「アンクレット」の元となっているのは、腕輪を意味する英単語「bracelet(ブレスレット)」である。そして、「bracelet」が、「足首」を意味する英単語「ankle」とひとつになる形で、「足首に装着する腕輪」という意味合いの「anklet」という言葉が作られた。その「anklet」をカタカナで表記したものが、「アンクレット」である。「アンクレット」の熟語・言い回し
男性アンクレットとは
「男性アンクレット」は、男性が装着するアンクレットのことである。本来アンクレットは、女性が魔除けのために使用する道具であった。しかし、現代では、男性であっても、ファッションアイテムや魔除けの道具として、アンクレットを着用することがある。そして、男性が着用するアンクレットは、男性の好みに合わせて作られていることが多い。そのような、男性に向けて作られたアンクレットを、女性用のものと区別するために、男性アンクレットという言葉が使用される。
「アンクレット」の使い方・例文
「アンクレット」は、足首に装着する装飾品を指す名詞として使用する。例文を作ると、「以前から気になっていたアンクレットを購入した」
「これは、世界的に有名なデザイナーが手掛けたアンクレットである」
「私は、自ら身に着けるアンクレットを作るのが趣味だ」
「彼女は、ブレスレットをアンクレットとして使用している」
「結婚記念日に、お揃いのアンクレットを購入しようと思う」
「シルバー製のアンクレットを着けたまま温泉に入ったため、アンクレットが変色してしまった」
「アイドルグループのグッズであるアンクレットは、インターネット上で争奪戦となっている」
「装飾品に厳しい学校であるため、彼は目立たないアンクレットを身に着けて通学している」
「彼女は、アンクレットの歴史について研究している」
「この壁画の女性は、どうやらアンクレットを身に着けているようだ」
といった表現となる。
アンクレット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/26 05:09 UTC 版)
アンクレット(英: anklet)は足首に着ける装飾品で、語源は手首に着けるブレスレットに対して「足首(アンクル)に着けるブレスレット」という意味。その素材は銀や金のほか金属、皮革や樹脂、合成繊維とさまざまである。主に若い女性が身につける西洋の国々でも、年配の女性がよそおう姿は見られる。
注釈
- ^ サーンチー(Sanchi、梵: साञ्ची Sāñcī)はインドの中部にあるマディヤ・プラデーシュ州ラーイセーン県(英語)の丘陵の村。ボーパールの北東46 km、ヴィディシャーの北10 kmに位置する。
- ^ 重要文化財「埴輪 腰かける巫女」像は群馬県大泉町古海から出土した6世紀の素焼きの人物像で、両足に環状の飾りを着けている[11]。
- ^ 香港に本店を構え、パリに支店を出した宝飾ブランドのキーリン (en) は陰陽の考え方を取り入れるデザイナーが率いており、白金の地金にダイヤモンドを連ねたアンクレットのデザインで名をはせた。また音が鳴るしかけを施した小さな鈴は、中にダイヤモンドを閉じこめてある[13]。
出典
- ^ ミリアム・ウェブスター英語辞典 2016.
- ^ Wilkinson 1971, p. 28.
- ^ a b Sherratt 2001, pp. 214–238.
- ^ Abbot 2001.
- ^ Bernard 1988, p. 200.
- ^ a b Derwich 1994.
- ^ a b Yvelise 1989, p. 200.
- ^ Solochana 1987, p. 56.
- ^ a b c d e Touré 2011.
- ^ equipment 2016.
- ^ 東京国立博物館 2018.
- ^ 島根県教育庁文化財課 2018.
- ^ Tsai 2008.
- 1 アンクレットとは
- 2 アンクレットの概要
- 3 地域の特徴
- 4 脚注
アンクレット
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