サリー_(民族衣装)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > サリー_(民族衣装)の意味・解説 

サリー (民族衣装)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/17 04:45 UTC 版)

サリーを身にまとう女性を描いた1847年頃のイラスト

サリーヒンドゥスターニー語sāṛī)は、インドネパールスリランカバングラデシュパキスタンなど南アジア地域の女性が着用する民族衣装である。

語源

名はサンスクリットशाटीśāṭī、シャーティー)に由来し、「細長い布」を意味する。

それからヒンドゥスターニー語sāṛī(サーリー、ヒンディー語: साड़ीウルドゥー語: ساڑى‎)となり、南アジア域外の諸言語に伝わった。域外の諸言語では基本的に sāṛī の転訛であり、たとえば英語では sari, sareeである。また、インドのサリーはインドサリーと呼ばれる。[要出典]

構造

細長い布からなっており、様々なスタイルで体を包み込むようにまとう。最も一般的なスタイルは、5m程度の長さの布を、ペティコートにはさみながら腰に巻き、残りを肩の上にまわす方法である。いくつかのスタイルでは、8m程度の布を必要とする場合もある。

歴史

サリーはムンドゥム・メリイェム英語版と呼ばれる、下半身だけを覆う形の衣類が原型となっている。メリイェムはケーララ州地域の女性の伝統的な服でもある。

本来、サリーの着用スタイルは地域によって異なっていたが、19世紀後半より20世紀にかけてインドのナショナリズムが発達していった時に標準化され、国民的衣装としての地位を確立した。

21世紀にもサリーは愛用されており、インドには高名なデザイナーやブランドが多数ある。

域外への普及

日本でも近年、お洒落なドレスとして友人の結婚披露宴やパーティで着用する例も増えてきているなど、他国の民族衣装としてはチャイナドレスアオザイと同様に人気を得ている。


「サリー (民族衣装)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「サリー_(民族衣装)」の関連用語

サリー_(民族衣装)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



サリー_(民族衣装)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのサリー (民族衣装) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS