開館前史とは? わかりやすく解説

開館前史(1889-1945)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/25 14:02 UTC 版)

市立飯山図書館」の記事における「開館前史(1889-1945)」の解説

現行の飯山市域では、1889年明治22年10月下水内郡教育会図書館開設した。この図書館下水内郡からの補助金教育会会費図書購入費を賄い貸し出し行っていた。1909年明治42年4月には、飯山尋常高等小学校(現・飯山市飯山小学校)の1室へ移り、「下水内郡教育会図書館」として活動開始した同年5か年計画毎年郡から200円と、教育会会員俸給1000分の2を拠出して図書館費に充てることを決定した1911年明治44年4月には巡回文庫開始したこの頃図書館は、長野県庁から150円の補助金獲得するなど精力的に運営してきた。 1926年大正15年)、郡制廃止により下水内郡からの補助金消滅したため教育会による運営が困難となり、下水内郡教育会飯山町図書館寄付し飯山町図書館となる。町立図書館第二次世界大戦中運営継続したが、1945年昭和20年)に終戦後混乱により閉館した

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開館前史(1899-1923)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/13 00:42 UTC 版)

飯田市立上郷図書館」の記事における「開館前史(1899-1923)」の解説

下伊那郡上郷村では、集落ごとに1899年明治32年)に上黒田文庫下黒田文庫1905年明治38年)に戦役記念上郷文庫1915年大正4年)に御大典記念飯沼文庫別府文庫相次いで開館したが、蔵書数各々300 - 400程度で、その内訳も二宮尊徳浄土教など前時代思想立脚したものが多く大正デモクラシー風潮沿ったものではなかった。そこで1922年大正11年4月1日官製組織から自主的な組織へと脱皮した上郷青年会は、評議員会の席で、自ら選書自由に勉強できる上郷文庫」を設立することを正式に決定した同年7月1日には1,500円目標定め寄付金集め開始した一方大正時代の上郷村は、配電握っていた伊那電気鉄道伊那電)が、幹線のみ整備し他地域配電するには建設費がかかるとして、地元負担求めて工事を行わなかったため、村営電気事業電)を起こそうとしていた。長野県庁伊那電に補助金拠出していたこともあり伊那電側を支持し長野県飯田中学校(現・長野県飯田高等学校)を上郷村移転するので3万円寄付せよ、と申し入れてくる有様であったこうした県の対応に村民憤慨し県税不払い運動起こすと共に258人の陳情団を結成して長野県庁押し掛けるという行動出た陳情団と面会した時の長野県知事岡田忠彦相手交渉慣れていないと見るや「村長はすでに村営諦め伊那電と妥協しよう考えている」と嘘をついて揺さぶりをかけ、陳情団を軽くあしらった悔し思いをした陳情団の中には青年会幹部が3人参加しており、上郷村への帰路長野市松本市図書館視察し知事伊那電と互角に渡り合うためにも読書をして勉強する必要を感じ上郷文庫実現向けて奔走した。また資本家対抗するために民衆団結して闘おうという宣言採択徳富蘇峰長谷川如是閑吉野作造らから激励受けた運動一段落した1922年大正11年11月より寄付金集め本格化させ、村内500戸を回って目標額をほぼ達成し文庫規則制定書架購入文庫設置場所決定行った続いて選書入った様々なジャンルから数百冊を選ぶという初めての経験前に難航し1923年大正12年2月村長のいとこであった衆議院議員樋口龍峡仲介帝国図書館助言求めることにした。帝国図書館神田古書店街での購入薦め、無事発注済ませたが、不運に同年9月1日関東大震災発生し上郷村届いたのは発注したおよそ半数の約270冊にとどまったその内訳は純文学最多で、社会科学政治・経済・社会問題)、宗教・哲学がこれに続いた。特に白樺派民本主義著者の本が多かったという。

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開館前史(1924-1945)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/04 14:53 UTC 版)

指宿市立図書館」の記事における「開館前史(1924-1945)」の解説

1924年大正13年1月24日図書館補助規定制定されたことを受けて同年7月1日指宿村立図書館今和泉村図書館創立した指宿村立図書館独立した建物持ち今和泉村図書館村役場併設されていた。1931年昭和6年4月1日時点蔵書数指宿村立図書館630冊、今和泉村図書館が895冊であった1933年昭和8年)に指宿村立図書館指宿町立図書館改称したことは分かっているものの、第二次世界大戦中図書館の活動記録現存せず、混乱の中で自然消滅したものと見られている。

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開館前史(-1974)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/05 10:22 UTC 版)

津市図書館」の記事における「開館前史(-1974)」の解説

1909年明治42年)に安濃郡建部村塔世村津市編入された際に、報償金図書館設置することを議決し、翌1910年明治43年)に安濃郡会で郡立図書館設立議論1911年明治44年4月1日新町大字古河にあった安濃郡庁内安濃郡図書館開館した1912年明治45年/大正元年時点蔵書数は866冊(うち洋書2冊)、閲覧者数1,020人で、1921年大正10年)には蔵書数2,317冊、閲覧者数1,470冊に増えた。しかし郡制廃止により、1922年大正11年)に安濃郡農会図書館移行したその後の動向不明で、1937年昭和12年)度末の三重県内の図書館一覧には安濃郡農会図書館掲載されていない1960年代当時津市には、中央公民館一身田公民館白塚公民館3つの公民館があり、一身田公民館には図書室設けられていた。一身田公民館図書室1966年昭和41年時点で1,600冊を所蔵していたが、図書購入費が不足していたため、三重県立図書館貸出文庫から毎月図書借り受けて不足分補っていた。白塚公民館図書室はなかったが、同時点で325冊を所蔵していた。当時三重県立図書館事実上津市市立図書館役割代行し津市年間15万円県立図書館納めていた。また津市には県立図書館貸出文庫積極的に利用する20の熱心な読書グループがあり、図書館員との交流の中で市立図書館必要性認識し津市図書館設立実行委員会立ち上げて市立図書館設置目指すようになった

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開館前史(-1982)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 02:42 UTC 版)

日光市立図書館」の記事における「開館前史(-1982)」の解説

後に今市市一部となる河内郡豊岡村では、皇紀2600年記念事業として、1940年昭和15年)に青年団員が本を持ち寄って青年図書館大桑小学校内に設置した上都賀郡今市町1949年昭和24年7月28日今市町報徳公民館条例可決し建坪240坪(≒793.4 m2)2階建ての今市町報徳公民館開館した。同館は図書部を有し図書購入頒布保管貸し出し読書指導担当した公民館図書室毎週土日開室し、1952年昭和27年)度の利用実績は週平均で、利用者40人、貸出冊数50冊であり、1,200冊を所蔵していた。また、移動図書館事業実施し毎回平均102冊の貸し出しがあった。今市町周辺町村合併して今市市となって以降今市報徳公民館市内公民館活動調整する役割担い隣接する今市公会堂とともに市の文化活動拠点として機能した今市公会堂老朽化してきたため、1975年昭和50年10月から平ヶ崎で新館建設工事始まり1976年昭和51年10月今市市中央公民館(現・日光市中央公民館)、1977年昭和52年6月今市市文化会館(現・日光市今市文化会館)が開館した

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開館前史(1972-1985)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/19 04:47 UTC 版)

鹿嶋市立中央図書館」の記事における「開館前史(1972-1985)」の解説

鹿島町鹿島神宮門前町鳥居前町)として栄えたであったが、鹿島臨海工業地帯開発鹿島開発)に伴って人口急増産業構造の転換急速な都市化起き住民高学歴化教育水準の向上が進んだこうした背景踏まえ1972年昭和47年)に小川利夫の「公民館三階建論」を援用した鹿島町中央公民館建設された。鹿島町当局公民館に「新旧住民融和」を期待し鹿島への進出企業積極的に公民館活動協力したため、新住民公民館の事業多く参加したものの、旧住民参加低調であった。この公民館1階には床面積132m2の図書室設けられ司書配置された。開館時間は9時から17時で、貸出は4冊まで2週間借りることができた。 住民側では、公民館図書室中心として活動する母親文庫読書グループなどが連合し1977年昭和52年6月25日鹿島町読書団体連合会(以下、「連合会」)を設立した連合会活動目標1つ図書館の設置掲げたが、当時住民からは「図書館なんて夢みいなことを」と言われるありさまであった。それでも連合会おはなし会映画鑑賞会を開くなど活発な活動行い1977年昭和52年以降毎年何らかの賞を鹿島町個人や団体が茨城県読書振興大会で授与されるほどであった公民館図書室読書相談応じ専門職員配置して住民要望叶えよう努力し年間来館者数4 - 5万人貸出冊数4 - 5冊、おはなし会著者を囲む会の開催など、公民館図書室ありながら活動低調公共図書館上回る実績挙げていた。公民館図書室努力にもかかわらず年々高まる住民サービス要求対しついに応じきれなくなり当時公民館図書室担当職員活動限界認め、「所詮公民館図書室は、図書室であり、図書館にはなりえない」と語った住民の間で、にわかに図書館建設期待高まり始めたのが1980年昭和55年)頃のことであった1982年昭和57年2月22日第5回公民館研究集会で、図書環境充実求め決議採択した。これは住民公民館職員協働による図書館建設へのアピールであった連合会では図書館に関する専門書学習するとともに水海道市立図書館取手市図書館石岡市図書館水戸市立図書館歴訪し同年8月図書館設置要望書鹿島町長と教育長提出した受け取った当局当初難色示したが、1984年昭和59年)の町制30周年記念として1983年昭和58年3月鹿島町議会1985年昭和60年)までに図書館建設することを決議した同年4月20日に「広報かしま」で図書館に関する意見募り連合会でも6月17日2度目要望書提出した意見要望は2,406人(町民17人に1人)から出され多く町民計画携わったこの間連合会主催による浦安市立図書館見学会教育委員会による日野市立図書館福生市図書館視察が行われた。 鹿島町側から出され図書館建設計画町民意見おおむね一致していたが、建設場所だけは賛否両論入り乱れた連合会町民生活動線上に図書館を望むとして町役場の隣を要望し鹿島町青年部商店街活性化意図して市街地への建設求めて2000人の署名町長提出した。しかし用地確保困難なことから、鹿島神宮隣接地への建設決定した。ところが地権者との認識不一致借地契約が5か月遅れ、開館時期に遅れが生じることになった。そして1984年昭和59年11月着工し1985年昭和60年7月完工した。竣工式同年10月9日挙行された。

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開館前史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/29 01:03 UTC 版)

神奈川県立図書館」の記事における「開館前史」の解説

第二次世界大戦前には、図書館・博物館機能兼ねた神奈川県立金沢文庫1930年設立され県内図書館中枢機能担った1934年には神奈川県図書館協会建議書を知事提出したことによって、県立図書館設立向けた動きが始まるが、戦争により立ち消えになる。戦後1949年神奈川県横浜市図書館横浜市中央図書館前身)を県の中央図書館として指定、同館が県立図書館としての機能事業代行することになった図書館法公布1950年)を受け図書館設置要望が高まると、県は講和記念事業として音楽堂とともに県立図書館設置することを決め1954年11月開館した。これは日本全都道府県図書館の中で最後から2番目で、これにより未設置県は兵庫県兵庫県立図書館1974年開館)を残すのみとなった

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