開館前史「潮岬図書館と暁光倶楽部」とは? わかりやすく解説

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開館前史「潮岬図書館と暁光倶楽部」

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/03 04:16 UTC 版)

串本町図書館」の記事における「開館前史「潮岬図書館と暁光倶楽部」」の解説

現今串本町域では、1910年明治43年)に潮岬図書館開館した。この図書館潮岬村青年らが「青年会館を造ろう」と1907年明治40年)頃に声を挙げたのが始まりであり、青年会員やオーストラリアへ出稼ぎ者らの寄付1909年明治42年)にはおよそ1,000円が集まっていた。これを受け青年会長らが本格的に募金運動展開し同年中に3,000円まで増加させた。そして会館建設開始し1910年明治43年8月9日開館式を挙行した。潮岬図書館青年会館の中、玄関から向かって左手に設けられ面積10坪(≒33.1 m2)で蔵書数歴史法律関係中心に1,600冊を保有していた。行政頼らず図書館建てたことを牟婁新報は「青年会にして此の企画をなせる県下潮岬を以て嚆矢とす、田辺図書館など汗顔に堪えず言ふべし」と評した図書館として開館潮岬小学校校友会報に「9月5日青年会館へ図書移し了す」とあることから、1910年明治43年9月5日以降であると見られる一方串本町図書館歴史直接結びつくのは、串本町住民による読書団体暁光倶楽部」の活動である。暁光倶楽部1913年大正2年)に設立され青年有志らが資金出し合って図書回し読みする組織で約100冊を保有するまでになったが、維持困難のためわずか1年解散してしまった。暁光倶楽部集めた図書は後に串本図書館寄贈されることになる。倶楽部メンバー1人読書への思い抱き続け1932年昭和7年)に神林書店開業した

※この「開館前史「潮岬図書館と暁光倶楽部」」の解説は、「串本町図書館」の解説の一部です。
「開館前史「潮岬図書館と暁光倶楽部」」を含む「串本町図書館」の記事については、「串本町図書館」の概要を参照ください。

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