開館前の状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/09 10:10 UTC 版)
2005年(平成17年)7月7日、西春日井郡西枇杷島町、清洲町、新川町の3町が合併して清須市が発足した。旧4町にはいずれも図書館法に定められた「図書館」が存在せず、公民館図書室のみを有していた。2006年(平成18年)7月の調査では、清須市の3図書室の蔵書数は0.7冊/人であり、年間図書購入費は14円/人だった。西尾張地方16市町村の図書館・図書室を比較すると、清須市は蔵書数でも年間図書購入費でも15位であり、海部郡七宝町に次いで図書館環境の悪い自治体だった。清須市は2009年(平成21年)に西春日井郡春日町を編入したが、春日町もやはり図書館を有しない自治体だった。 2011年(平成23年)時点の清須市は愛知県にある37市の中で唯一、図書館を持たない自治体であった。市民満足度調査や「声のポスト」では図書館の設置を求める声が多く、2010年(平成22年)には旧4町の図書室を統合して図書館を整備する案をまとめ、2011年には旧春日町にあるはるひ保健福祉センターの建物を全面改修して図書館とすることが決定した。この場所は清須市夢広場はるひとして整備されており、保健福祉センターの建物に隣接して清須市はるひ美術館がある。10月4日に着工し、2012年3月28日に竣工した。
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