図書館として
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/29 05:57 UTC 版)
滝中学校・高等学校から東に600m、瀧信四郎の本宅があった約3,200m2の敷地内に建てられた。倫理哲学・家政・産業・医学・語学・伝記・小説・子ども向けの本など、幅広い分野の約1万冊を所蔵し、私立図書館として地元住民に開放していた。著名人を招いて講演会を行うことがあり、海軍大将の八代六郎や教育者の棚橋絢子などを招いたことがある。 1925年時点で1年間の経常予算は1,200円、うち図書購入費は500円であり、維持費として基本財産金20,000円を有していた。同時点での蔵書数は和漢書が1,987冊、洋書が12,963冊だった。1933年刊行の『古知野町の一般』は蔵書数が約20,000冊であるとし、「和漢東西の珍書大冊が集められている」と書いている。もっとも蔵書が多い時期には約35,000冊があったとされる。
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