水海道市立図書館(1982-2005)
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「常総市立図書館」の記事における「水海道市立図書館(1982-2005)」の解説
1982年(昭和57年)7月24日、水海道市立図書館が開館した。開館当日は快晴で、多くの住民が詰めかけた。開館時の職員は常勤6人(うち司書3人)、臨時2人であった。初代館長には社会教育主事として住民への図書館の理解を推進していた谷貝忍が就任した。開館から1年間で市民の29.6%が図書館の利用登録を行い、貸出冊数は約11万冊、レコードやテープの貸出数は約12,400点であった。1985年(昭和60年)には第1回日本図書館協会建築賞特定賞を受賞した。図書館は市民に親しまれる施設となっただけでなく、日本全国から視察者が訪れる施設となった。 開館から10年目の1991年(平成3年)には蔵書数が開館時の3倍にまで成長した。市民からの土日開館や夜間開館の要望に応えるため、職員数は常勤7人(うち司書5人)、臨時1人となった。この頃には分館・分室・サービスポイントの設置や移動図書館の運行も視野に入ったが、当面の取り組みとして図書館から最も遠い小学校の学校図書館の利用促進活動を展開し、土日の午後には一般開放を実施した。一般開放の利用は少なかったものの、児童の利用は1人当たり30冊に達し、小学生の読書活動としては成功した。1992年(平成4年)度の貸出冊数は98,683冊、開架図書数は107,032冊、閉架図書数は約2万冊であった。
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