西根家とは? わかりやすく解説

西根家

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 05:55 UTC 版)

動物のお医者さん」の記事における「西根家」の解説

西根 公輝(にしね まさき) / ハムテル / キミテル 演 - 吉沢悠 主人公。H大学獣医学部大学生大学院生獣医師国家試験合格獣医学部卒業後は大学院獣医学研究科博士課程家畜病院所属友人からは名前の「公輝」を分解した「ハムテル」、祖母からは「キミテル」など、みんなの呼びたいように呼ばれているため、ドラマ版を含めて両親菅原教授、亀教授ぐらいしか彼の本名を口にしない。 高校時代同級生二階堂と共に帰宅近道であるH大獣医学部解剖実習室横を通り抜けようとした時、供養塔墓石の影に居たハスキー犬の子チョビと、漆原教授出会ったことで獣医の道に進む事になる。チョビ探して現れ漆原教授に「いい飼い主」になれる素質見抜かれ、「キミ将来獣医になる!」と宣言されチョビ飼い主押し付けられた。その気は無かったものの、後の通院経験から「獣医になれば飼っている動物たち治療費が浮く」と手近なH大学獣医学部病院講座進路選んだ沈着冷静青年で、基本的に無表情マイペース初対面漆原教授から「高校生にしてはじいさんぽい落ち着き」と評され時には祖母友人から「根暗と言われるほど。よく青筋を立てて怒る感情的な二階堂とも対照的で、劇中にハムテルが青筋を立てて怒った描写一度もない。ただしよほどのことがない限り態度表情に出にくいだけである。事故行方不明になったチョビ戻ってきた際には、嬉しさからパジャマ姿のままチョビ抱きつき満面の笑み浮かべている。 その一方で漆原教授との勝負多少熱くなったり、祖母菅原教授相手いたずらじみたことをするお茶目な面もある。動物には少年の頃から優しく接し変わり者凶暴なキャラクター除けば動物からも好かれやすいが、チョビ礼儀作法教育するなどしつけにもぬかりがない。 冷静さ加えてなにごともそつなくこなし、試験赤点取ったともないため、周囲からの信頼もあついが、頼みごとなどを原因に、いつの間にトラブル巻き込まれていることもしばしば。本人曰く温室育ち」の世間知らずで、アルバイト経験もなかった。その後清原頼まれ散歩バイト代行や、夏休みには二階堂いっしょに馬舎のバイト経験している。 大正時代からある大きな屋敷祖母二人暮らしだが、見栄無頓着な性格なので必要な生活空間しか手入れしていない。両親長いこと不在で、親友二階堂ですら大学3年まで「不慮の事故病気両親他界している」と勘違いしていた。本人曰く聞かれなかったので言わなかっただけ」で、実際両親ともにドイツ楽団在籍している。一人っ子で父とは顔も性格似ているが、母とはハムテル自身も「本当に親子なのか?」と思うほど顔も性格似ていない。親子仲は特にわだかまり無く稀に帰国した際は家族総出マージャン卓を囲み勝敗屋根雪おろし担当賭けるのが恒例行事になっている演奏家両親影響かハムテルもピアノ弾けるが、音感皆無等しく、「破れ鐘を叩くような音」が出るほど調律狂ったピアノ弾いても気が付かない犬ぞりレース愛好家ブッチャー若さ見込まれマッシャー(そりの操縦者)となり、3回目大会で見事に優勝果たした物語終盤では博士課程進み動物病院修行出て将来的には二階堂と共に開業したいと考えている。 西根 タカ(にしね タカ) 演 - 岸田今日子少女時代吉野きみか) ハムテルの祖母。ハムテルからは「おばあさん」と呼ばれている。原作では、常に着物姿登場する。 上品ではあるものの気性が荒くて押し強く根に持つ割には都合悪いことをすぐ忘れタイプ我がままで怒りっぽいトラブルメーカーで「西根家では彼女が裁判官であり彼女自身が法である」と称される存在だが、楽天家どこか憎めない祖母に、ハムテルは大概うまく押し切られ逆らえない。 立場上は飼い主であるミケはおろか自分預かってきた動物の世話もハムテルに押し付け、口だけ出すという気楽な立場貫いている。ハムテルが獣医学部進んだ近所吹聴したため、住民比較的軽い容態下痢無気力)の患畜動物病院ではなく西根家へ連れて来るようになってしまった。重症動物持ち込まれたら対処しきれないというハムテルの不安が的中し、卵詰まり瀕死文鳥持ち込まれ時には流石にタカ後悔しかけたが、祖父小鳥多数飼育していた経験咄嗟機転で、有り合わせサラダ油により卵詰まり処置成功してしまい、お気楽考えが改まることは無かった少女時代から現在の屋敷暮らしており、女学校出で学もある。孫のハムテルが同じ西根姓であるため、娘の絹代少なくとも2代続けて入婿迎えたことになるが、タカ本人の夫(ハムテルの祖父)は作中登場しない文化的な芸事通じて交友が広い。趣味園芸チョビ 声 - 柊瑠美 ハムテルの飼い犬で、シベリアン・ハスキーメス連載当時日本では珍しい犬種で、ペット雑誌ハスキー犬価格見た二階堂は「あの先生シベリアン・ハスキーみたいな高価なタダでくれるか?」と犬種疑っていた。 ハムテルにはとても忠実で、彼のことをとても慕っている。 ハムテルが子供命名の本まで読んで名前を考えている間に、二階堂動物相手に乱用するチョビ」という呼びかけ自分の名前と思い込んでしまった。 ご機嫌なときの笑顔ですら般若形容されるほどの強面で、単行本での紹介文はそれを逆手取った笑顔可愛シベリアン・ハスキー」。初対面相手にはよく怖がられ飼い始めたころのハムテルも「あまり微笑まないように」と注意するほどだった。その一方で菱沼から「箱入りハスキー犬だものね」と言われるほど、温厚かつ従順で、賢く聞き分け良い受動的な性格持ち主一人称は「ワタシ」。興味のあることに対しては「あそぼ?」「あそんでるの?」、不快な状況に対しては「ひー」「やーん」などの意志を表す描き文字が出る。 動物とのコミュニケーション先輩であるミケから教え込まれ命の恩人でもある彼女には、大きく成長したあとも頭があがらない人間とのコミュニケーションはハムテルとタカから教育を受け、人や食べ物損害与えない『西根家で最も安全な動物』と評される。ただし食い意地だけは張っており、押しに弱い二階堂を見つめ続けてプレッシャー掛けサンドイッチ勝ち取ったことがある動物どうしのやりとりでも比較的上品で常識的な性格で、その能力と性格から犬ぞりリーダー務めたり、大人しさを買われ人気天才子役少女と共にペットモデルとしてポスターになったことがある。 非常に温厚だが全く怒らないという訳ではない。ワガママスコシ一時的に同居した際には、その傍若無人ぶりに「何度怒ろう思った」ものの、タイミング逃して結局怒れなかった。しかし、ハムテルが興奮した犬ぞりハスキー犬に手を噛まれ怪我をした時には青筋を立ててその噛みついている母親迷いハスキー犬舶来首輪付けていた)で、人家床下出産した産後母子弱っている様子察した家の主人床板剥がしてまで救出試みた。しかし母兄弟仔犬たちは助からず、チョビだけが衰弱した状態で保護され深夜知人であった漆原託された。その後獣医学科家畜病院先に来ていた他の仔犬チョビより2週間ほど早く産まれた)と共に貰い手待っていたが、とうとうチョビには最後まで貰い手がつかなかったため漆原自宅で飼う決心をし、連れて帰ろうとしたその日、偶然ハムテルに巡り合うこととなったであった劇中では一度の音と光でパニックになってハムテルからはぐれ、行方不明になったことがある最終的に自力戻ってきたが、それ以来やそれに似た音、カメラフラッシュが苦手となってしまった。 テレビドラマ版の“チョビ”の本名も“chobi”という。スタッフ数ヵ月かけて、長野県内見つけたあまりにも原作とそっくりなため、放映局テレビ朝日には、「CG特殊メイクではないか」という問い合わせであったという[要出典]。 ミケ 声 - 山本圭子 タカ飼い猫。首にリボン巻いているメス三毛猫。なぜか動物同士会話思考関西弁になっており、ハムテルを「ハムやん」と呼んでいる。 が苦手で泳げないが、狩りが得意でネズミスズメ狩ることに情熱持ち近所スーパーネズミ捕りがわりにしていたハエ取りリボン自分引っ掛かってご近所トラブルなりかけたことも。「自分縄張りネズミ大きな顔をしているのが許せない」という理由から、ハムテルに叱られる分かっていてなお、西根家で飼われているスナネズミにも狩猟本能たぎらせる。 元々はタカ友人宅で生まれた4匹の子の中の1匹で、二度ほど貰い手がついたが気性荒さからお流れになり、最終的にタカ飼い猫になる。プライド高く、もともと神経質だったが、幼少期遭遇した不運な出来事のせいもあり、当時はかなり不良少女的な性格だったらしい。 落ち着いた現在でも大型犬挑発しに行くほどだが、飢えた親子連れ野良猫の為、ハムテルに餌を用意させるなど面倒見のよい姉御肌でもある。ハムテル宅周辺地域テリトリーとする猫社会女ボスで、その様子は「裁判官区役所員」とも。また、幼いチョビのしつけをしたのも彼女で、チョビ成犬になってからもスズメカエル取り方を教えようとする。チョビからは「ミケちゃん」と呼ばれている。 要領がよく、タカ寵愛受けているため、西根家での立場は高い。チョビやハムテルに遊びさそわれると、子どもの相手をするのはごめんだと渋々態度取りつつも、いざ遊びはじめると本気になって見境がなくなる。 タカ留守の間に、ハムテルが大学に連れていった事もあるが、避妊手術予定間違われ麻酔かけられ腹の毛を剃られた。ハムテル達に発見され手術行われず済んだが、ハムテルはタカ怒られ、「西根家の動物病院にかかるとハゲ作られる」というジンクスができた。 ヒヨちゃん 声 - 大塚明夫 凶暴喧嘩好きなオスニワトリ。もともとは、鷹匠憧れていた小学生のハムテルがのように操ることを夢見て道端露店購入したヒヨコである。名前も「買った時、ヒヨコだったから」という理由つけられた。 品種はごくありふれた卵用種白色レグホン漫画内では「西根家最強生物」と紹介されている。ニワトリとしては相当の老齢であるが、老いてなお、つつかれれば流血沙汰になり、小屋から出す時も扉を開くと飛びかかってくるほど凶暴で、縄張りである西根家の庭に入ってくれば大型犬チョビすら追いまわし飼い主のハムテルにも蹴り入れる。これが結果的に西根家を押し売り泥棒などから守っているが、無害なはずの二階堂もよく蹴られている。 ハムテルが小学生の頃には、鷹匠真似事ヒヨちゃんを訓練していたが、しょっちゅう鳴くニワトリ習性辟易したタカが、ヒヨちゃんを大音量のラジカセの下に置いた段ボール箱閉じ込めたため、一時臆病な性格だった。庭に迷い込んだ近所とのケンカ勝って以来行き過ぎた自信をつけ、ハムテルも「もう、あるがままヒヨちゃんでいい」としつけを放棄したため、現在の凶暴性を獲得した劇中では一度インフルエンザ患ったが、漆原による治療受けて短期間復活荒っぽく注射されたことを根に持っており、様子見ようとした漆原飛び掛って作中動物では唯一互角戦い見せ「もう2度とつれてくるなよ」と言われるほどだった。 二階堂親戚から押しつけられた凶暴な2羽のメスお見合いしたことがあるが、双方気性激しさ災いして大失敗終わり追い出された2羽の雌は隣の家住み着いている。自分よりある程度小さ動物に対しては優しい(というより無関心な一面があり、たまに庭にやってくる小柄可愛茶色のオスニワトリが唯一の友達スナネズミ 付属家病院診療手伝ったお礼」として漆原教授からハムテルに押し付けられた。両方オスだから増えないという触込みだったものの、実際にオスメス揃っていたせいで繁殖し、何匹かは大学同級生先輩などに里子出され、後のエピソード登場している。 最初に貰った2匹は、ハムテルに見た目から「おとうさん」や「おかあさん」と名付けられたが、授乳様子などから「おとうさん」がメス、「おかあさん」がオスだったと判明する毛皮が大好きで、ミケの腹の上でも昼寝してしまうという、生存本能欠け暢気存在である。自分より大きなものが素早く飛んでくると気絶する習性がある。ハムテルはケージ床材新聞紙使用しているため、インク体毛移って全体的に灰色文字どおりの「ネズミ」色)っぽい。泳げる者と泳げない者がいる。あるきっかけで「おとうさん」だけ日本酒を飲むようになり、たまにハムテルや祖母一緒に晩酌をしている。 コロ タカ女学生時代飼っていた既に他界しているので回想シーンのみ登場する近所獣医である西町家畜診療所で爪を切ってもらった際、切りすぎで出血してしまったことがあり、タカは三代目の孫が院長務め現在に至るまで西町家畜診療所へ西根家の動物通院させる事を禁じている。 当時としては珍しい爪切りをした経緯についてハムテルが不思議に思いいろいろと思い出してみると、爪の切りすぎはタカ意地張ったことも原因だと判明した西根 絹代(にしね きぬよ) 演 - 真矢みき ハムテルの母でタカ娘。ピアニストだったが、本番に弱い性質でよく失敗していたため、後にオペラ歌手転身。ハムテルの少年時代には夫の祥平ともども同居していたが、音楽家としての活動のため現在はドイツ在住。『トスカ』の日本公演主役務めついでに北海道実家訪れた多忙なためか、ハムテルと高校から付き合いがある二階堂ですら死別したのかと勘違いするほど長期間姿を見せておらず、ハムテルの大学合格祝い数年経ってからプレゼントするになった基本的に親子仲は良好だが、ハムテルから冗談混じりに「血の繋がり感じられない」と思われるほど、実母タカ似たお気楽性格同僚欧米人から見ると外見がまだ少女のように見えるらしく、彼らからは親しみ込めてばけもの」と呼ばれている。西根家の庭にあるコンクリートの池は彼女の作で、「趣味土木工事」と注釈入れられていた。 西根 祥平(にしね しょうへい) 演 - 小木茂光 ハムテルの父で婿養子ピアニストだが簡単な指揮もできる。絹代と共にドイツ在住。ハムテルの動じない性格は、この人から受け継がれたもの容姿もよく似ているが、ハムテルよりは笑顔多く、やわらかい印象がある。若干天然ボケぎみで妻の尻に敷かれいるようだが、妻を尊敬しているために何も言わないだけである。ハムテルを本名で呼ぶ数少ない人物

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