スリの銀次
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「桃太郎電鉄シリーズの登場人物」の記事における「スリの銀次」の解説
全作品に登場。着流し・角刈り・細面の男で、プラス駅(『SUPER』 - 『III』、『2010』 - )・マイナス駅・カード駅・カード売り場駅(『15』 - )・銀次駅に止まったプレイヤーの前にランダムで出現し、持ち金をスリで奪っていく(銀次駅の場合は、持ち金が1億円以上ある場合に限り必ず出現する)。『III』までは通常のマスイベントの代わりに登場し、『DX』からは通常のマスイベントが終わった後に登場する。 元々は『桃太郎伝説』シリーズに登場するキャラクターだが、桃太郎電鉄に登場する時と髪型が違い、髷になっている。 神出鬼没で、鉄道・バス・航路・空路をはじめとして、銀河鉄道・ボンビラス星・月面など、社長の行くところどこにでも現れる。場合によっては同じ月に複数のプレイヤーの所に出現することもあるほか、北海道-沖縄間など距離が離れていても問題なく出現する。 変装の名人でもあり、自らの素性を隠してターゲットに近づく・あるいは奇抜な姿で相手を動揺させるため、様々な姿で出現、変装ごとにそれぞれ持ち金の1/4・半額・全額を奪う(『初代』『X』および携帯版では半額・全額のみ)。変装を解いたあとで「へっへっへ! 社長さんがそんなにお金を持ち歩いちゃいけねえよ」とうそぶくのが決め台詞(『HAPPY』以降では後述する車掌の姿のみ)。開発スタッフの一人である井沢ひろし(井沢どんすけ)が「銀次ってレースクイーンの格好をするんですか?」という勘違いをしたことがきっかけで変装をさせてみようという話になったという。 変装自体もシリーズごとに違い、『III』 - 『20周年』や携帯版では、時事ネタやその当時の流行の人・物に変装することが多い(『16』以降ではレパートリーが非常に増え、年数が進むごとにパターンが変わる)。初期は銀次本来の顔が確認できる程度の変装だったが、次第に腕が上がっていき、性別を問わず有名人そっくりに変装できるようになり、果ては一度に複数の人間を出現させたり(後述の「スリッ娘。」など)、動物(後述の「チワワ犬」など)や無生物(後述の「アシモモ」など)にも変装 できるようになった。 なお、地方編(『X(九州)』『12(西)』『DS(TOKYO)』)や世界編(『USA』『WORLD(DS)』)ではその地方や国の名物にちなんだ人・物に変装する。 『20周年』では1989年から2008年までの各年の出来事にちなんだ物に変装し、「おまけ」で一覧が表示されるようになっている。しかし1995年の出来事にちなんだ変装はなく(阪神・淡路大震災および地下鉄サリン事件のため)、お金も取られず、かつ良いカードを手に入れられる。 『2010』以降では時事ネタに基づいたものでなく、文豪や偉人などの時代・世代を超えて通用する人物などに変装する。これについてさくまは「最近は特にブームのサイクルが早くなってきてるから。誰を人選するかわからないんだよね。個人の時事ネタだとホントに難しい。昔よりもシャレが効かないし」と発言している。 『11』以降のイベント「スリの銀次の当たり年」発生中の1年間は、出現率自体が非常に高くなるほか、『12』以降からは出現駅候補にプラス駅・カード売り場駅が追加される。 『SUPER』 - 『III』および『7』 - 『V』では「保険カード」で補填してくれるほか、『DX』『HAPPY』『16』および『20周年』以降では「パトカード」を持っていれば回避できる。 また、彼を意図的に呼ぶ「スリの銀次カード」も存在する。 『III』 - 『HAPPY』では数ターン後にターゲットの元に強制出現して半額を奪う。本人曰く「人の頼みはイヤとは言えないタチ」で、この時は変装もしない。『III』では「ブロックカード」で防御可能。また、「パトカード」を持っていれば出現時に追い払うことが可能。ただし、登場時に持ち金が0円だと大金をくれたり、借金の場合だと半額を肩代わりしてくれる。これを見る限り単なる悪人というわけではなく、ある程度の義侠心を出している。 『2010』以降では任意に相手を選べるうえ、該当マスで銀次の出現率が約1年間大幅に上昇する。 テーマ曲は『III』までが「台風小僧だぜっ!」(関口和之作曲)、『DX』以降は専用曲「シルバーダンディ」(関口和之作曲)。 『DX』では、女湯イベントで出現する場合もある(「スリの銀次カード」に派遣された時と同様に半額を盗まれるが、例外的にパトカードが無効)。 変装レパートリー 括弧内はモデルである。 『USA』までの全作品 - 車掌 『II』 - お坊さん(織田無道)、幼稚園児、レースクイーン 『III』 - お坊さん、サッカー選手(ラモス瑠偉)、美少女戦士(『美少女戦士セーラームーン』) 『DX』 - 鉄人(『料理の鉄人』の司会、鹿賀丈史)、怪しいオークショニア(『ハンマープライス』の司会、杉本清)、MOMO(野茂英雄) 『HAPPY』 - モモタク(木村拓哉。ゲーム内ではスモモップと表示)、MOMO、プルタブにんざぶろう(古畑任三郎) 『7』 - ひよこっち(たまごっち)、スリラー(篠原ともえ)、わるいひと(ドラマ『いいひと。』の'"`UNIQ--templatestyles-00000079-QINU`"'草彅剛。こちらもゲーム内ではスモモップと表示) 『jr.』 - スリラー(篠原ともえ)、ヨーヨー(ハイパーヨーヨー)、チャヅナのイジャム(SHAZNAのIZAM) 『V』 - ヤイマック(iMac)、大渕総理(小渕恵三)、スリっ娘。(モーニング娘。) 『X』全国編 - アシモモ(ASIMO)、大泉純一郎(小泉純一郎)、パラパラ娘。 九州編 - 明太子、にわかせんぺい、博多人形 『11』 - インターネット(当時はさほど猛威を振るっていなかった振り込め詐欺が題材)、デブ夫人(デヴィ夫人)、宮本武蔵 『12』全国編 - 車内販売の女性、エコカー、チワワ犬(くぅ〜ちゃん)、大リーガー桃井(松井秀喜) 西日本編 - 漫才師(やすしきよし)、舞妓、坂本龍馬、近藤勇、お遍路さん、阿波踊り、もみじ饅頭、タヌキの置物 『USA』 - エルビス・フリスビー(エルビス・プレスリー)、自由の女神、マ〜ドンナ(マドンナ)、リンカーンの銅像、アンクル・サム、チャイニーズ・シアターの手形 『G』 - マツケン弁慶(大河ドラマ『義経』の松平健)、ギン様(ペ・ヨンジュン)、大木(たいぼく)数子(細木数子)、シュガー玉緒(さとう珠緒) 『15』 - ホリダシモン(堀江貴文)、ないない探検隊(レギュラー)、ラッパー、落語家・桃亭銀次 『16』(wii版・『GOLD』含む) - 山本勘助、隅田川静香(荒川静香)、レオナルド・ダ・ギンジ(レオナルド・ダ・ヴィンチ)、デブノート(デスノート)、長州小銭(長州小力)、ワンセグケータイ、もももんた(みのもんた)、ガマコー(浜田幸一)、銭摩呂(彦摩呂)、メイド、NIKKO(IKKO)、モモイチロー(イチロー)、ももおかすみこ(にしおかすみこ)、桃川史子(西川史子)、ムーディ桃山(ムーディ勝山)、たむらぎんじ(たむらけんじ)、メンドーコバヤシ(ケンドーコバヤシ)、モラウジーニョ(ロナウジーニョ)他多数 『DS』TOKYO - 浅草名物 雷おこし、草加名物草加せんべい、月島名物もんじゃ焼き、海苔 JAPAN - 舞妓、さるぼぼ、鳴子こけし、赤べこ、だるま 『20周年』 - 平成宣言男(小渕恵三、1989)、宇宙飛行士(秋山豊寛、1990)、死にましぇん男(101回目のプロポーズより武田鉄矢、1991)、新幹線のぞみ号(1992)、サッカーボール(Jリーグ開幕、1993)、女の子(家なき子より安達祐実、1994)、女子高生(コギャル、1996)、料金所の人(東京湾アクアライン開通、1997)、ベイ・ファン(横浜ベイスターズ優勝、1998)、ユーロ(1999)、柔道娘。(谷亮子、2000)、総理大臣(小泉純一郎、2001)、大きな古時計(平井堅版、2002)、テツandトモ(2003)、水泳選手(北島康介、2004)、ギンクミ(ごくせんより仲間由紀恵、2005)、怪盗ジパング(2006 ワールド・ベースボール・クラシック、2006)、完熟マンゴー知事(東国原英夫、2007)、車掌(北海道洞爺湖サミット、2008) 『2010』『タッグマッチ』 全額 - 道端康成(川端康成)、森法外(森鷗外)、久太宰治(太宰治)、島崎盗村(島崎藤村)、シェイクスッピンヤ(ウィリアム・シェイクスピア) 半額 - 夏目胆石(夏目漱石)、宮沢銀次(宮沢賢治)、芥川馬之介(芥川龍之介)、金木田独歩(国木田独歩)、三島由金夫(三島由紀夫)、中原昼夜(中原中也)、石川豚木(石川啄木)、松尾無償(松尾芭蕉)、極少納言(清少納言)、ギン・テグジュペリ(サン=テグジュペリ) 1/4 - 歯賀無哉(志賀直哉)、尾崎高揚(尾崎紅葉)、待伏鱒二(井伏鱒二)、高村盗太郎(高村光太郎)、小泉闇雲(小泉八雲) 『WORLD(DS)』 - ボルドーワイン、自由の女神、マトリョーシカ、スイスの時計、リャマ、ペンギン、オリーブオイル、バウムクーヘン、スフィンクス、アンコール・ワット、カンガルー、ドラキュラ伯爵、コアラ、フラメンコ、トロイの木馬、トーテムポール、キーウィ、オランダの木靴、ピノキオ、仮面カーニバル参加者 携帯版 - オーモモー(オードリー)、バッキャロー吾郎(バッファロー吾郎)、ももにゃ(はんにゃ)、桃下優樹菜(木下優樹菜)、歴女、島田桃平(島田秀平)、吉川ももの(吉川ひなの)、ももってぃ(ゆってぃ)、鼾(響)、桃田圭佑(本田圭佑)、MKB48(AKB48)、マリオネット吉田、桃くん(堀くん)、坂本桃馬(坂本龍馬)、地デジ化ンガルー(地デジカ)、いとうももこ(いとうあさこ)、杉下左京(杉下右京)、岩崎弥太郎、ジョージ・オカーネー(ジョージ・クルーニー)、桃山由紀夫総理(鳩山由紀夫)、桃上彰(池上彰)、ももっち(ねづっち)、桃鬼奴(椿鬼奴)、こども店長、斎藤桃樹(斎藤佑樹)、所在不明老人、雑菌山(山崎弘也)、桃缶直人総理(菅直人)、山ガール、戦国官房長官(仙谷由人)、尾木モモ(尾木直樹)、一発ギャグ芸人(サバンナ・八木真澄)、スリクラブ(スリムクラブ)、東京スカイタワー(東京スカイツリー)、ピーチ(ピース)、ももまんJAPAN(あやまんJAPAN)、秘密のテンキンSHOWの2人(秘密のケンミンSHOW「辞令は突然に…」コーナー・東京一郎、はるみ夫妻)、岡桃夏生(岡本夏生)、きゃりーもみゅもみゅ(きゃりーぱみゅぱみゅ) 『2017』 全額 - ソクラテス、レントゲン、エジソン、ムンク 半額 - ジュリアス、シーザー、マルコ・ポーロ、耳なし芳一、ゲーテ 1/4 - レオナルド・ダ・ヴィンチ、ナイチンゲール、ファーブル 『令和』 今作品では魚介類に変装しており、時期によって変装のパターンが変わっているのが特徴。 全額 - フグ(1・2月、11・12月)、サザエ(5〜8月)、香箱ガニ(11・12月)、トキシラズ(4〜7月) 半額 - 大間のマグロ(8〜1月)、ウナギ(5〜12月)、サンマ(9・10月)、シロナガスクジラ(通年) 1/4 - ホタルイカ(3〜5月)、シラス丼(3〜5月)、天然ウニ(6〜8月)、ニシン(10〜12月)
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スリの銀次
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希望の都に店を構える料亭「い志ゐ(いしい)」の息子だが、かぐや姫に振られて(彼女の前でオナラをしたのが原因)スリになってしまった。桃太郎と初めて会った際にある宝物を盗んでいくが、桃太郎に諭されて改心し、スリをやめる。
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スリの銀次
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/08 08:47 UTC 版)
前作では桃太郎から宝物を盗み旅を妨害したが、桃太郎に諭されて改心した。本作では希望の都の料亭を継ぎ、結婚して息子の「ももきち」も儲けている。なお、妻は『新桃太郎伝説』にも登場しているが、息子が登場するのは本作のみである。
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