ほこらとは? わかりやすく解説

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ほこら【×祠/叢祠】

読み方:ほこら

《「ほくら(神庫)」の音変化》神を祭った小さなやしろ。


ほこら 【祠・叢祠】

ホクラ神庫)の転。日本で神を祀る小さな社。→ 社

読み方
ほこら

(ほこら から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/16 14:50 UTC 版)

紙垂を備えた祠(富士山
京都市内の小祠(は仏教における吉祥の印)

(ほこら)とは、を祀る小規模な殿舎。語源は神道用語の「ほくら(神庫、宝倉)」の転訛という。小祠(しょうし)、小堂(しょうどう)とも。もともとは古神道に由来する信仰であるが、神仏習合によって道祖神に関連した地蔵菩薩など)も祀るようになった。神社の簡略形で、が立ち入ることが難しい場所や、集落や個人が所有する土地に設置され、神職は常駐しない。

概要

神社と異なり鳥居はないか、あっても非常に小規模なものに過ぎない。社殿は木製の他、石造の場合もある(それぞれ木祠(もくし)、石祠(せきし)と呼ぶ場合もある)。多くは切妻屋根を備え、厨子に見られるような観音開きの戸を開けると内部に仏像神像、あるいはご神体としての石・御幣などが収められている場合がある。

祭神は一定しないが、仏像が収められている祠は地蔵菩薩を祀るとされるものが多く、特に京都を中心とする近畿地方では地蔵盆の主体となるなど、地元の集落において素朴な信仰が保たれている。

場所

祠のある場所は集落の入口や道の三叉路水田などの農地など、人間生活圏の内部が多いが、山の神のように奥深い山奥や海岸の絶壁の側面など人間が立ち入らないような場所に祀られるものには神道的な自然崇拝を偲ばせるものもある。三重県宮川村では、「堂(祠)の前」を土砂災害の起きやすい場所として伝えてきた。2008年に発生した土砂災害では、土石流が祠を飲み込む形で流下し、過去の教訓が生かされる形となった[1]

脚注・出典

  1. ^ 日経コンストラクション(2010年11月12日号p71)

関連項目


ほこら

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/14 10:04 UTC 版)

任天童子」の記事における「ほこら」の解説

河童のほこら」「玄武のほこら」「白虎のほこら」「青龍のほこら」「朱雀のほこら」の5つ建立されている。これらの場所でお布施行い一定額に達するごとに「級」が上がり景品様々な能力が備わる。

※この「ほこら」の解説は、「任天童子」の解説の一部です。
「ほこら」を含む「任天童子」の記事については、「任天童子」の概要を参照ください。

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ほこら

出典:『Wiktionary』 (2021/08/18 14:03 UTC 版)

語源

古典日本語ほこら」 < 「ほくら」(神庫) < 「ほ」(秀) + 「くら」(庫)

名詞

ほこら祠】

  1. 神を祀っ小さなやしろ

発音(?)

ほ↗こら

動詞

ほこら

  1. ほこる」の未然形

語源

ほくら」(神庫) < 「ほ」(秀) + 「くら」(庫)

名詞

ほこら祠】

  1. 現代語に同じ)ほこら。

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「ほこら」の例文・使い方・用例・文例

  • かつてそこには稲荷のほこらがあった.
  • その山の中腹にほこらがある.
  • その山の頂上にほこらが立っている.
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