まつ・る【▽奉る】
読み方:まつる
[動ラ四]《「祭る」と同語源》
1 「やる」「おくる」の謙譲語。尊者に献上する。差し上げる。
「秋つ葉ににほへる衣我は着じ君に—・らば夜も着るがね」〈万・二三〇四〉
2 (その動作を受ける尊者を主として)「飲む」「食う」の尊敬語。召し上がる。
まつ・る【祭る/×祀る】
読み方:まつる
[動ラ五(四)]
1 儀式をととのえて神霊をなぐさめ、また、祈願する。「先祖のみ霊(たま)を—・る」「死者を—・る」
2 神としてあがめ、一定の場所に安置する。「菅原道真を—・ってある神社」
「微妙な、奥ゆかしい礼儀が、自然と忍を上に—・る結果に」〈横光・家族会議〉
[可能] まつれる
まつ・る【×纏る】
まつる
奠
祀
祫
祭
祭 |
禋
郊
醊
醮
餟
「まつる」の例文・使い方・用例・文例
- じゅうたんのへりをまつる.
- 下さるものならありがたく頂戴つかまつる
- おいとまつかまつる
- 御注文は迅速に調達可仕候{ごちゅうもんはじんそくにちょうたつつかまつるべくそうろう}
- 御通知次第店員を差出可申候、御一報次第店員参上可仕候{ごつうちしだいてんいんをさしだしもうすべくそうろう、ごいっぽうしだいてんいんさんじょうつかまつるべくそうろう}
- 早速参上可仕候{さっそくさんじょうつかまつるべくそうろう}
- やがてお供つかまつるべし
- 御用命次第即時御届け仕る可く候{ごようめいしだいそくじおとどけつかまつるべくそうろう}
- 荒城という,貴人の遺体を仮にまつること
- 荒城という,貴人の遺体を仮にまつる場所
- 歳徳神をまつる神棚
- 神をまつること
- 神をまつるために家の中に設けた棚
- 神をまつる社殿
- 皇霊殿という,皇霊をまつる建造物
- 複数の神体や御霊を一つの神社にまつること
- 神仏をまつるのに用いる器具
- 神道で神をまつる儀式を行う清らかな場所
- 神仏や死者の霊をまつる壇
- 家の中にある,祖先の霊をまつる所
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