ちょう‐だい〔チヤウ‐〕【頂戴】
読み方:ちょうだい
[名](スル)
1 もらうこと、また、もらって飲食することをへりくだっていう語。「結構な品を—いたしました」「お𠮟りを—する」「もう十分—しました」
㋐物を与えてくれ、また、売ってくれという命令の意を、親しみの気持ちをこめて促すようにいう語。ください。「それを—」「牛肉500グラム—」
㋑「…てちょうだい」の形で補助動詞の命令形のように用いて、相手に何かをしてもらうのを促す気持ちを、親しみをこめていう語。「その新聞を取って—」
「黄衣の神人神宝を—して、次々に順(したが)ふ」〈太平記・三九〉
[補説] 電話の応対などで「お名前を頂戴できますか」などと言うが、これは正しくない。「名前を頂戴する」というのは、例えば主君の名をそのまま、またはその一部を戴いて自分や子供の名にすることである。よって簡略には「お名前をお願いします」、さらには「お名前をお聞き(お伺い)できますか」くらいでよい。平成10年代半ば頃から広がったという。
頂戴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/13 05:12 UTC 版)
「勤行 (真宗大谷派)」の記事における「頂戴」の解説
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頂戴
「頂戴」の例文・使い方・用例・文例
- 彼がお客様からお褒めの言葉を頂戴した
- お涙頂戴の身の上話なんてまっぴらだ。
- あなたのご厚意を頂戴したい。
- 私用につき休暇を頂戴します。
- 私は既に同じ内容のリストを頂戴しております。
- あなた様のお名前を頂戴してもよろしいですか。
- お忙しいところお時間を頂戴し恐縮です。
- 私はそれを有り難く頂戴致します。
- あなたの名刺を頂戴できますか。
- 私は明日はお休みを頂戴します。
- お祝いの品まで頂戴し、何とお礼を申し上げればよいか、言葉もございません。
- 直接お伺いし、ご説明さしあげるお時間を頂戴できればと思います。
- お気軽にご意見など頂戴できましたら幸いです。
- ご忠告いただきありがとうございます。頂戴した言葉を肝に銘じて、今後も精進いたします。
- 来期の販促計画について、お話したいのですが、お時間を頂戴できますか?
- お代金は注文時に頂戴致します。
- まことに勝手ながら3月1日はお休みを頂戴いたします。
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