恭しい
「恭しい」とは、敬意を持って礼儀正しく丁重に振る舞うさま、を意味する日本語の形容詞である。ひらがなで「うやうやしい」と表記されることも多い。主に「うやうやしい態度」「うやうやしくお辞儀をする」のような言い回しで用いられる。
たとえば、神前で改まってお辞儀をする様子は「恭しく一礼する」のように表現されることが多い。
現代の日常会話の文脈で、あえて「恭しい」という表現を用いる場面は、そう多くない。単に「丁寧に」「礼儀正しく」「かしこまって」という意味で用いられる場合もあるが、「いかにも畏まった様子で」とか「必要以上に丁重っぽく」といった「わざとらしさ」のニュアンスを込めた皮肉の表現として用いられる場合もある。
「恭しい」の読み方・語源・由来
「恭しい」は、「うやうやしい」と読む。「恭しい」は古語の「恭し(うやうや-し)」に由来し、その語源は「うや」の重畳とされている。「うや」は古語の「礼(いや)」や現代語の「敬う(うやまう)」に通じる言葉である。
「恭しい」の類語
「恭しい」の類語には、「礼儀正しい」「丁寧だ」「丁重だ」「折目正しい」「慎ましい」「慎み深い」「遠慮深い」「謹厚な」「畏み」「風雅な」「慇懃な」「たわやかな」「恭謹な」などの言葉が挙げられる。「恭しい」の対義語
「恭しい」の対義語には、「無作法」「不作法」「無礼」「慇懃無礼」「不行儀」「失礼」「非礼」「推参」「失敬」「不躾」などの言葉が挙げられる。うやうや‐し・い【恭しい】
恭
顓
顗
「うやうやしい」の例文・使い方・用例・文例
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