棋とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 文化 > 娯楽 > 遊戯 > の意味・解説 

き【棋】

読み方:き

常用漢字] [音](漢)

碁石。「棋子棋布

囲碁、または将棋。「棋界棋士棋道棋譜棋風

[補説] 「棊」は異体字

「棋」に似た言葉

き【棋/碁/×棊】

読み方:き

将棋また、囲碁


ご【碁/×棊/棋】

読み方:ご

相対する二人が、縦横19本の線によって仕切られ361の目のある盤の上に、黒・白の石を交互に置き、広く地(じ)を占めたほうを勝ちとする遊戯囲碁。「—を打つ」「—石」

[補説] 中国春秋時代ら行われ、現在のような盤になったのは唐代とされる日本へは朝鮮経て伝わり奈良時代には碁師がいた。なお、「将棋を指す」「(囲)碁を打つ」と言い、「将棋を打つ」「(囲)碁を指す」とは言わない

碁/棊/棋の画像
碁/棊/棋の画像

読み方:ムクmuku

椋木別称


囲碁

( から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/14 05:07 UTC 版)

歴史と文化


注釈

  1. ^ 日本の公式戦で使用される囲碁のルールである「日本囲碁規約」の規定上は対局者が合意しないと、無限に続く可能性もあるため、有限なゲームとは分類されないが、事実上有限なゲームで、広くプレイされているゲームであるため、適切な停止条件を考慮した上で、二人零和有限確定完全情報ゲームとして研究されている。
  2. ^ 実際に「信長から名人の称号を受けた」かには異論もある。詳細は本因坊算砂を参照。
  3. ^ あくまでも、権利であるため、パスをして相手に手番を渡すことが認められる[7]
  4. ^ 「直前」のみならず、対局中のすべての同一局面の再現の禁止はスーパーコウルールと呼ばれる。日本ルールでは採用されていない。
  5. ^ 双方の石ともに打たれていない点のこと
  6. ^ ただし、数学的な解のある合法な局面数とは異なり、ゲーム木の総数には明確な定義がない。ゲーム木のサイズは合法手の数と多くの棋譜の平均手数から求められているが、平均手数が数手変わるだけで算出結果が何桁も変わるため、数学的にはあまり根拠がないという指摘がある[35]
  7. ^ ただし、これらの知見はその前からプロ棋士による研究などで既に得られており、コンピュータによって初めて明らかになったものではない。

出典

  1. ^ a b 第359回 将棋は「指す」で、碁は「打つ」ではなかったのか? - 日本語、どうでしょう? - ジャパンナレッジ
  2. ^ 日本囲碁連盟 | 囲碁用語「十七路盤」”. www.ntkr.co.jp. 2023年4月13日閲覧。
  3. ^ a b c 囲碁の日本棋院”. 囲碁の日本棋院. 2021年7月31日閲覧。
  4. ^ 囲碁の日本棋院”. 囲碁の日本棋院. 2021年7月31日閲覧。
  5. ^ 囲碁,棋聖戦,上達の指南”. 読売新聞 囲碁コラム. 2021年7月31日閲覧。
  6. ^ ふりがな付きの使用例:日本棋院発行の月刊碁ワールド2012年10月号38ページ、週刊碁2012年11月19日号18面1段最終行。
  7. ^ a b Ⅱ日本囲碁規約(ルール)逐条解説 第1条・第2条|囲碁の日本棋院”. 囲碁の日本棋院. 2021年8月2日閲覧。
  8. ^ Ⅱ日本囲碁規約(ルール)逐条解説 第13条・第14条|囲碁の日本棋院”. 囲碁の日本棋院. 2021年8月2日閲覧。
  9. ^ Ⅱ日本囲碁規約(ルール)逐条解説 第4条|囲碁の日本棋院”. 囲碁の日本棋院. 2021年8月2日閲覧。
  10. ^ a b Ⅱ日本囲碁規約(ルール)逐条解説 第5条|囲碁の日本棋院”. 囲碁の日本棋院. 2021年8月2日閲覧。
  11. ^ 囲碁の基本:囲碁の打ち方 アタリ|囲碁の日本棋院”. 囲碁の日本棋院. 2021年8月4日閲覧。
  12. ^ 囲碁の基本:囲碁の打ち方 石を打てない所|囲碁の日本棋院”. 囲碁の日本棋院. 2021年8月4日閲覧。
  13. ^ 着手禁止|囲碁の日本棋院”. 囲碁の日本棋院. 2021年8月1日閲覧。
  14. ^ a b 囲碁の基本:囲碁の打ち方 コウ|囲碁の日本棋院”. 囲碁の日本棋院. 2021年8月4日閲覧。
  15. ^ a b c 囲碁の基本:対局のルール・流れ|囲碁の日本棋院”. 囲碁の日本棋院. 2021年8月1日閲覧。
  16. ^ Ⅱ日本囲碁規約(ルール)逐条解説 第8条|囲碁の日本棋院”. 囲碁の日本棋院. 2021年8月4日閲覧。
  17. ^ a b Ⅳ 日本囲碁規約改定の概要(6)「ダメ詰め」、「手入れ」の交互着手原則(根拠の明確化)|囲碁の日本棋院”. 囲碁の日本棋院. 2021年8月2日閲覧。
  18. ^ Ⅱ日本囲碁規約(ルール)逐条解説 第9条|囲碁の日本棋院”. 囲碁の日本棋院. 2021年8月2日閲覧。
  19. ^ Ⅱ日本囲碁規約(ルール)逐条解説 第11条・12条|囲碁の日本棋院”. 囲碁の日本棋院. 2021年8月2日閲覧。
  20. ^ Ⅱ日本囲碁規約(ルール)逐条解説 第十三条(両負け)”. 囲碁の日本棋院. 2023年12月11日閲覧。
  21. ^ 日本棋院棋士採用規程平成30年12月4日改定
  22. ^ a b c d 岩橋 培樹 東アジアに展開される碁ビジネス -現代的な創造産業としての現状と可能性-(2009年)
  23. ^ a b 松本忠義 囲碁史における定説・通論研究の基礎、方法論
  24. ^ The Sadness and Beauty of Watching Google’s AI Play Go”. WIRED (2016年3月11日). 2016年3月12日閲覧。
  25. ^ https://www.intergofed.org/wp-content/uploads/2016/06/2016_Go_population_report.pdf
  26. ^ 中国囲碁がなぜ「世界の言語」となったのか”. www.afpbb.com (2023年5月22日). 2023年10月15日閲覧。
  27. ^ a b c d e f g h i j k 日本の囲碁人口
  28. ^ asahi.com(朝日新聞社):囲碁人口610万人、将棋1200万人 レジャー白書 - 将棋
  29. ^ 将棋人口は530万人、囲碁人口は180万人と減少――コロナ禍が大きく影響(古作登) - 個人 - Yahoo!ニュース
  30. ^ 「レジャー白書2021」麻雀人口400万人で前年比110万人減 – 麻雀ウォッチ
  31. ^ a b c John Tromp; Gunnar Farnebäck (2007). Combinatorics of Go. Lecture Notes in Computer Science. 4630. Springer. doi:10.1007/978-3-540-75538-8_8. https://tromp.github.io/go/gostate.pdf. 
  32. ^ 将棋における実現可能局面数について”. www.nara-wu.ac.jp. 篠田正人、奈良女子大学理学部. 2018年12月22日閲覧。
  33. ^ a b c d e f g h i 美添一樹「モンテカルロ木探索-コンピュータ囲碁に革命を起こした新手法」『情報処理』第49巻第6号、2008年6月15日、686–693頁。 
  34. ^ a b Yen, Chen, Yang, Hsu (2004) "Computer Chinese Chess" Archived 2015年7月9日, at the Wayback Machine.
  35. ^ 田中哲朗「ゲームの解決」『数学』第65巻第1号、日本数学会、2013年、93-102頁、CRID 1390001205066482304doi:10.11429/sugaku.0651093ISSN 0039470X 
  36. ^ a b 伊藤毅志 (2012), “コンピュータ囲碁研究の歩み”, 人工知能学会誌 27: 497–500, doi:10.11517/jjsai.27.5_497 
  37. ^ a b Erik van der Werf. “5x5 Go is solved”. 2022年3月27日閲覧。(初手が天元・辺・隅である場合の最善手順のGIFアニメーションあり)
  38. ^ コンピューターにプロ全勝 九路盤、巧みにミス誘う”. 朝日新聞. 2018年12月22日閲覧。
  39. ^ 「第1回囲碁電王戦」プロ棋士の張豊猷八段と平田智也三段がコンピュータに全勝”. マイナビニュース (2014年2月11日). 2018年12月22日閲覧。
  40. ^ a b c なぜ「囲碁」だったのか。なぜ「10年かかる」と言われていたのか──AlphaGo前日譚|WIRED.jp”. WIRED.jp. 2018年12月22日閲覧。
  41. ^ 囲碁AIブームに乗って、若手棋士の間で「AWS」が大流行 その理由とは?”. ITmedia エンタープライズ. 2023年6月3日閲覧。
  42. ^ 日本棋院「別冊囲碁クラブNo.37囲碁雑学ものしり百科304ページ「岡目」の項 昭和56年12月」
  43. ^ おかめはちもく”. goo辞書(デジタル大辞泉). 2020年9月24日閲覧。 ただし「八目」が「八手先」を指すと解釈するのは無理がある。



棋(囲碁)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/06 07:42 UTC 版)

文人」の記事における「棋(囲碁)」の解説

詳細は「囲碁の歴史」を参照 棋は既に『論語』の中に孔子の弁として述べられるほど古い遊びである。「博弈」のうちの「弈」が囲碁差しているが「博」の方はスゴロクの事で『論語』ではこの二つ同等に扱われている。

※この「棋(囲碁)」の解説は、「文人」の解説の一部です。
「棋(囲碁)」を含む「文人」の記事については、「文人」の概要を参照ください。


棋(圍棋、囲碁)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 22:19 UTC 版)

琴棋書画」の記事における「棋(圍棋囲碁)」の解説

詳細は「囲碁の歴史」を参照 棋は圍棋とも呼ばれ日本囲碁のことである。棋は既に『論語』の中に孔子の弁として述べられるほど古い遊びである。「博弈」のうちの「弈」が囲碁差しているが「博」の方はスゴロクの事で『論語』ではこの二つ同等に扱われている。しかし、後世儒家スゴロク低俗な遊びであるとして斥けたようだ後漢馬融の『圍棋賦』などで「博」(=スゴロク)は投機的浅薄な賭事であるに対して囲碁頭脳使い戦略的理知的であるとしている。文人雅俗意識から囲碁雅致がある遊戯として認められたのだろう。また囲碁静かに対局する姿は傍観者から見て詩的な風情誘い、詩にいくつも詠じられている。白居易蘇軾は石を打つときの音に魅了されて詩を詠じている。

※この「棋(圍棋、囲碁)」の解説は、「琴棋書画」の解説の一部です。
「棋(圍棋、囲碁)」を含む「琴棋書画」の記事については、「琴棋書画」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「棋」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

出典:『Wiktionary』 (2021/09/19 11:08 UTC 版)

発音(?)



※ご利用のPCやブラウザにより、漢字が正常に表示されない場合がございます。
Copyright © KANJIDIC2 - the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group(EDRDG), used in conformance with the Group's licence. Copyright © 1991-2010 Unicode, Inc. All rights reserved. Stroke Order Diagrams(SODs) licensed from © Kanji Cafe.

「棋」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



棋と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「棋」の関連用語

1
棋峙し 活用形辞書
96% |||||

2
棋峙しろ 活用形辞書
96% |||||

3
棋峙せよ 活用形辞書
96% |||||

4
棋峙できる 活用形辞書
96% |||||

5
棋布し 活用形辞書
96% |||||

6
棋布しろ 活用形辞書
96% |||||

7
棋布せよ 活用形辞書
96% |||||

8
棋峙さす 活用形辞書
94% |||||

9
棋峙させる 活用形辞書
94% |||||

10
棋峙される 活用形辞書
94% |||||

棋のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



棋のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの囲碁 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの文人 (改訂履歴)、琴棋書画 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
漢字辞典
Copyright © KANJIDIC2 - the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group(EDRDG), used in conformance with the Group's licence.
Copyright © 1991-2010 Unicode, Inc. All rights reserved. Distributed under the Terms of Use in http://www.unicode.org/copyright.html.
Stroke Order Diagrams(SODs) licensed from © Kanji Cafe.
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS