【ハリケーン】(はりけーん)
ホーカー社が開発した、第二次世界大戦初期におけるイギリス軍初の低翼単葉戦闘機(後に攻撃機に転換)。
ロールスロイスマーリンエンジンを装備し、イギリス軍の戦闘機で初めて時速480Kmを超えた。
胴体は、鋼管骨組羽布張りという保守的な構造と無骨なデザインを持ち、速度、上昇率、機動力ともに敵対するBf109より劣ってはいたが、比較的単純な作りのためか頑丈さや信頼性には優れていた。
バトル・オブ・ブリテンの頃は既にスピットファイアが登場しており、Bf109と向い合うのはより機敏なスピットファイアが受け持ち、本機は爆撃機の迎撃に駆り出される事が多かったと言われる。
その後は戦闘機としては第一線を退いていくが、地上攻撃機に転用されたり、艦載機型が船団護衛に駆り出されたりと大戦を通じて馬車馬のように働いた。
生産はグロスター、オースチン、カナディアンカー&ファンドリなどでも行われ、総計14,533機が生産された。
参照:RAF

ハリケーンMkIIc
スペックデータ(Mk.II)
乗員 | 1名 |
全長 | 9.8m |
全高 | 3.98m |
全幅 | 12.20m |
翼面積 | 23.92㎡ |
空虚重量 | 2,560kg |
運用時重量 | 3,740kg |
最大離陸重量 | 3,950kg |
発動機 | ロールスロイス マーリンXX液冷V型12気筒(出力1,280HP(955kW))×1基 |
速度 (最大/巡航) | 523km/h(高度5,500m時)/476km/h(高度6,100m時) |
航続距離 | 750km |
実用上昇限度 | 10,100m |
固定武装 | ブローニングM1919 7.7mm機関銃×12挺(Mk.IIB) ヒスパノMk2 20mm機関砲×4門(Mk.IIC) ヴィッカース・クラスS 40mm機関砲×2門(Mk.IID) |
爆装 | 250lb/500lb爆弾×2発、3in.ロケット弾×8発 |
バリエーション
- K5083:
マーリンCエンジン(出力1,025hp)を搭載する原型機。
- Mk.I:
マーリンIIエンジン(出力1,030hp)を搭載する初期生産型。
固定武装は7.7mm機銃×8挺。
- Mk.I(カナダ):
カナダ製のMk.I。マーリンIIIエンジン(出力1,030hp)を搭載する。
- Mk.IIA シリーズ1:
マーリンXXエンジン(出力1,185hp)を搭載する機体。武装はMk.Iと同じ。
- Mk.IIA シリーズ2:
Mk.IIAシリーズ1の主翼下に兵装搭載設備を追加した機体。
- Mk.IIB:
主翼下に爆弾搭載可能とした武装強化型。
固定武装は7.7mm機銃×12挺。
- Mk.IIC:
固定武装を20mm機関砲×4門に変更した機体。爆弾等搭載可能。
- Mk.IID:
対戦車攻撃機型。40mm機関砲、7.7mm機銃を各2門搭載。
- Mk.IIE:
Mk.IVの試作機での名称。
- Mk.III:
マーリン28エンジン搭載機の予定名称。~実現せず。
- Mk.IV:
マーリン24エンジン(出力1,280hp)を搭載する機体。
翼下に万能武装搭載点を装備。
- Mk.V:
マーリン32エンジンを搭載した原型機。原型のみ。
- Mk.X:
カナダ製。
マーリン28エンジンを搭載。Mk.IIA準拠の武装を搭載。
- Mk.XI:
カナダ製。
Mk.Xの機体にMk.IIB(一部はMk.IIC)同様の機銃を搭載。
- Mk.XII:
カナダ製。
Mk.XにMk.IICに準ずる改修を施した機体。
- Mk.XIIA:
カナダ製。
マーリン29エンジンを搭載。主にソ連等へ供与された。
- シーハリケーンMk.IA:
カタパルト発進用にMk.Iを改装した艦載戦闘機型。
- シーハリケーンMk.IB:
艦載用にMk.IIAを改装した艦載(艦上)戦闘機型。
- シーハリケーンMk.IC:
Mk.IB同様の機体だが武装は20mm機関砲×4門に変更されている。
- シーハリケーンMk.IIC:
Mk.IICに艦上機装備を搭載した海軍機標準改装型。
- シーハリケーンMk.XIIA:
Mk.XIIAの艦上機改装型。
ハリケーン
ハリケーン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/09 07:27 UTC 版)

ハリケーン(hurricane)とは、以下の地域で発生した熱帯低気圧のうち、最大風速が64ノット(約33メートル毎秒、約119キロメートル毎時)以上のものをいう。
語源はマヤ系の先住民族であるキチェ族の風の神「フラカン」に由来するという説がある[3][4]。
ハリケーンの命名
大西洋北部・太平洋北東部
大西洋北部および太平洋北東部のハリケーンは、フロリダ州マイアミにある米国海洋大気局国立ハリケーンセンターが命名している。
両海域では、それぞれ異なる名前リストが使用される。毎年Aからアルファベット順に命名される(ただし大西洋北部ではQ・U・X・Y・Zは未使用、太平洋北東部ではQ・Uは未使用)。名前リストは6列ずつあり、毎年次のリストのAから始め、6年ごとに同じ名前リストが使用される。
米国による命名は1950年に始まったが、最初は人名ではなく古いフォネティックアルファベット (Able, Baker, Charlie ……) が使われていた[5]。1953年から女性の名前が使われるようになった[5]。
名前リストは1978年までは米国が作成していたが、1979年からは世界気象機関 (WMO) が作成するようになった。この時、名前の選定に関しても2つの変化があった。1つは、女性のみの名前リストが男女同権に反するということで、1979年からは男女交互の名前リストが使用されるようになった[5]。男女の順は、リスト内、リスト間、海域間で、すべて交互である。つまり、奇数年の大西洋と偶数年の太平洋は「女・男・女・男……」、偶数年の大西洋と奇数年の太平洋は「男・女・男・女……」の順である。もう1つの変化は、1979年からフランス語・スペイン語の名前が入ったことである[5]。
その年のリストを使い切る、つまり、北大西洋では21、太平洋北東部では24のハリケーンが命名されると、次からはギリシャ文字 (Alpha, Beta, Gamma ……) を使用する[6]。ただし、実施例は、こうした名称制度が始まった1953年以来長らくなかった。1992年の太平洋北東部では、その年のリストの最後のZekeまで使用されたが、それがその年のこの海域で最後の命名となった。しかし2005年の大西洋北部で初めて、その年のリストの最後のWilmaまで使用されたのち、同年10月22日にはシーズン22番目となるAlphaが、10月27日には23番目のBeta、最終的に12月31日には27番目となるZetaが命名された。なお、同じ年に両海域でリストを使い切った場合については、WMOの文書に記述はなかったが[6]、2020年にハリケーンが30個も発生したことを受け、WMOはハリケーンの命名リストを更新し、命名リストを使い果たした場合は、新たに予備命名リストからハリケーンを命名するように変更された。なおギリシャ文字の名前のハリケーンは2020年のハリケーン・イオタを最後に廃止された。ちなみに、ハリケーンの予備命名リストが使い果たされた場合についてはWMOは定義していない。
太平洋北中部
太平洋北中部(ハワイ周辺の経度)のハリケーンはハワイ州ホノルルにある米国海洋大気局中部太平洋ハリケーンセンターが命名している。
この海域では、1982年から名前リストが使用されている。名前リストで使用されるアルファベットはA・E・H・I・K・L・M・N・O・P・U・W、つまり、ハワイ語のアルファベット(「ʻ」以外)である。名前の大半はハワイ語の単語だが、1/3ほどはハワイ語の辞書に載っていない[7]。名前の意味は公表されていない。
名前リストは4列(4×12)。大西洋北部・太平洋北東部のように年ごとに次のリストのAから命名されるのではなく、台風のアジア名のように(実際は台風がこちらに倣った)翌年の最初の名前は前年の最後の名前の次から命名される。例えば、1987年の最後の名前はPekeだったので1988年の最初の名前はUlekiとなった。名前リストの最後に到達した場合に、次のリストの最初に戻って命名される。
大西洋南部
これまで、大西洋南部ではハリケーンは発生しないとされていた。大西洋南部は世界に6か所ある熱帯低気圧の国際監視・予報センターのいずれも監視していない海域であり、国際名はつけられず、ハリケーンと呼ぶかどうかも定まっていない。
しかし2004年、ブラジル沖でハリケーンらしきものが発生した。これが本当にハリケーンかどうか議論の余地もあるが、一部の研究者がアメリカの静止気象衛星GOESの画像を検証した結果、最大風速85kt程度のハリケーンであると結論づけている。ただし地元ブラジルのマスコミが上陸地の名前をとって「カタリーナ(Catarina)」と呼び、この名前が一般的に使われるようになった。
2011年、ブラジル海軍 Centro de Hidrografia が、南大西洋(ただし範囲はRSMCと整合性がない)の熱帯低気圧・亜熱帯低気圧に命名を始めた[8]。RSMCの機関ではないので国際名ではなく、台風番号やフィリピン名のような国内名に該当するが、他に名前がないので国際的に使われている。名前リストはA・B・C・D・E・G・I・J・K・M・O・P・R・U・Yから始まる15の名前からなる1列のみで、年初にAに戻らずに続けて使用され、最後まで使うとAに戻る(ただしまだ使い切っていない)。命名条件はハリケーンより緩く、ハリケーン(あるいはハリケーン相当の熱帯低気圧)は2019年のIbaが初めてである[9]。
越境した場合
大西洋北部で発生した熱帯低気圧がトロピカル・ストーム以上の強度で太平洋北東部に越境した場合、国際名は新たに太平洋北東部の名前リストのものとなる。逆に太平洋北東部で発生したものが大西洋北部に越境した場合、大西洋北部の名前リストのものとなる。例えば(前者の例)、1971年に大西洋北部で発生したIreneはニカラグアを直撃後、海上に抜けて太平洋北東部に越境しOliviaという国際名に変わる使用になっていた。しかし、2022年の大西洋北部で発生したBonnieはニカラグアを直撃後も、同じ国際名のBonnieを使用し続けた。これ以降のハリケーンは大西洋を越境しても国際名が変更されることはなくなった。
太平洋北中部や太平洋北東部で発生した熱帯低気圧がトロピカル・ストーム以上の強度で180度以西に到達した場合は台風となるが、国際名は発生当時のものがそのまま使用される。例えば、1986年に太平洋北東部で発生したGeorgetteは、国際名・Georgetteを持つ台風198611号となった。また1997年に太平洋北中部で発生したOliwaは、国際名Oliwaを持つ台風199719号となった。
ちなみに、事例はないが大西洋から越境したハリケーン(もしくはトロピカル・ストーム)が、太平洋北東部へ越境しさらに太平洋北中部へ越境し、東経180度以西へ到達した場合も同じ国際名が使用されることになっている。
引退
顕著な影響を与えたものについては名前リストから削除され、次回からは別の名前が使用される。例えば、大西洋北部では1992年のAndrewは1998年にはAlexに変更された。また太平洋北中部では、1992年のInikiはIolanaに変更された。その性質上「永久欠名」となるハリケーンは必然的に大型ハリケーン(カテゴリー3以上)が多いが、ハリケーンそのものの強さとは関係がなくあくまでも被害の大きさが基準とされる。例えば、2001年6月にヒューストンをはじめとするテキサス州南東部に大洪水をもたらしたAllisonはカテゴリー1にすら達さないトロピカル・ストームの強度でありながらその被害が大きかったため、Allisonは名前リストから削除され2007年以降はAndreaに置き換えられた。
しかし、このやり方ではハリケーン・イオタのような通常の命名リストを使い果たした代わりにギリシャ文字で命名されたハリケーンは、大きな被害を出したとしても名前を引退させることは出来なかったため、WMOは2020年に予備命名リストを作成した。これによりギリシャ文字の名前は以後使われなくなり、次に命名リストを使い果たした場合は予備命名リストより命名を行い、そこから被害が出たハリケーンの名前を引退させるという方針に切り替えられた。
大西洋北部のハリケーン命名リスト
2019年以降の大西洋北部のハリケーン命名リストは、以下のようになっている[10]。
発音についてはNOAAの資料を参照。
2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | 予備命名リスト |
Andrea | Arthur | Ana | Alex | Arlene | Alberto | Adria |
Barry | Bertha | Bill | Bonnie | Bret | Beryl | Breylen |
Chantal | Cristobal | Claudette | Colin | Cindy | Chris | Caridad |
Dorian | Dolly | Danny | Danielle | Don | Debby | Deshown |
Erin | Edouard | Elsa | Earl | Emily | Ernesto | Emery |
Fernand | Fay | Fred | Fiona | Franklin | Francine | Foster |
Gabrielle | Gonzalo | Grace | Gaston | Gert | Gordon | Gemma |
Humberto | Hanna | Henri | Hermine | Harold | Helene | Heath |
Imelda | Isaias | Ida | Ian | Idalia | Isaac | Isla |
Jerry | Josephine | Julian | Julia | Jose | Joyce | Jacobus |
Karen | Kyle | Kate | Karl | Katia | Kirk | Kenzie |
Lorenzo | Laura | Larry | Lisa | Lee | Leslie | Lucio |
Melissa | Marco | Mindy | Martin | Margot | Milton | Makeyla |
Nestor | Nana | Nicholas | Nicole | Nigel | Nadine | Nolan |
Olga | Omar | Odette | Owen | Ophelia | Oscar | Orlanda |
Pablo | Paulette | Peter | Paula | Philippe | Patty | Pax |
Rebekah | Rene | Rose | Richard | Rina | Rafael | Ronin |
Sebastien | Sally | Sam | Shary | Sean | Sara | Sophie |
Tanya | Teddy | Teresa | Tobias | Tammy | Tony | Tayshaun |
Van | Vicky | Victor | Virginie | Vince | Valerie | Viviana |
Wendy | Wilfred | Wanda | Walter | Whitney | William | Will |
ハリケーンの強さ
ハリケーンの強さは、1分間の最大風速をもとに、シンプソン・スケール(Saffir-Simpson Hurricane Scale)によって以下の5段階に分類される[11]。
分類 | 風速(knot) | 風速(mph) | 風速(m/s換算) |
---|---|---|---|
カテゴリー1 | 64 - 82 | 74 - 95 | 33 - 42 |
カテゴリー2 | 83 - 95 | 96 - 110 | 43 - 49 |
カテゴリー3 | 96 - 112 | 111 - 129 | 50 - 57 |
カテゴリー4 | 113 - 136 | 130 - 156 | 58 - 70 |
カテゴリー5 | ≥137 | ≥157 | ≥70 |
カテゴリー3以上のものを大型ハリケーン(Major Hurricane)と呼ぶ。
記録的なハリケーン
以下のハリケーンの名前のうち「グレートハリケーン」は“巨大ハリケーン”という意味の俗称、「ガルベストン」は上陸地点の名前である(20世紀初頭までは名前リストがなかった)。それ以外は、名前リストから命名された名前(1978年までは米国名、1979年からは国際名)である。なおトロピカル・ストームでは唯一2001年6月のAllisonがヒューストンに大きな被害をもたらし欠名となっている。
- Great Hurricane(グレートハリケーン、1780年)
- Galveston 1900(ガルベストン、1900年)
- Camille(カミール、1969年)
- Allen(アレン、1980年)
- Gilbert(ギルバート、1988年)
- Hugo(ヒューゴ、1989年)
- Andrew(アンドリュー、1992年)
- Iniki(イニキ、1992年)
- Mitch(ミッチ、1998年)
- Floyd(フロイド、1999年)
- Isabel(イザベル、2003年)
- Ivan(アイバン、2004年)
- Jeanne(ジーン、2004年)
- Katrina(カトリーナ、2005年)
- Rita(リタ、2005年)
- Wilma(ウィルマ、2005年)
- Dean(ディーン、2007年)
- Felix(フェリックス、2007年)
- Gustav(グスタフ、2008年)
- Ike(アイク、2008年)
- Sandy(サンディ、2012年)
- Patricia(パトリシア、2015年)
- Harvey(ハービー、2017年)
- Irma(イルマ、2017年)
なお、強烈な大西洋ハリケーンの上位10位は以下の通りである。
順位 | ハリケーン | 年 | 中心気圧 (hPa) |
---|---|---|---|
1 | ウィルマ(Wilma) | 2005年 | 882 |
2 | ギルバート(Gilbert) | 1988年 | 888 |
3 | レイバー・デー(Labor Day) | 1935年 | 892 |
4 | リタ(Rita) | 2005年 | 895 |
5 | アレン(Allen) | 1980年 | 899 |
6 | カミーユ(Camille) | 1969年 | 900 |
7 | カトリーナ(Katrina) | 2005年 | 902 |
8 | ミッチ(Mitch) | 1998年 | 905 |
ディーン(Dean) | 2007年 | ||
10 | マリア(Maria) | 2017年 | 908 |
前述の通り、ハリケーンは、女性名と男性名を交互に使用することによって命名されているが、イリノイ大学が発表した調査結果によれば、女性名が付けられたハリケーンの方が、男性名が付けられたハリケーンよりも死者数が多く、被害が大きくなる傾向にあるという[12]。過去にアメリカに上陸したハリケーンを死者数が多い順に並べると、上位10件のうち8件が女性名で、さらに1位のカトリーナから7位のアグネスまでは全て女性名である。この理由は、女性名の方が男性名よりも穏やかな印象を与える傾向にあることにあり、女性名ハリケーンの場合、男性名ハリケーンよりも、危険度が低いと人々が思い込んでしまい、その結果避難せずに被災する人が多くなるのだという[12]。
順位 | 性別 | 名前 | 死者数(人) |
---|---|---|---|
1 | 女 | Katrina | 1833 |
2 | 女 | Audrey | 416 |
3 | 女 | Camille | 256 |
4 | 女 | Diane | 200 |
5 | 女 | Sandy | 159 |
6 | 女 | Irma | 129 |
7 | 女 | Agnes | 117 |
8 | 男 | Harvey | 103 |
9 | 男 | Ike | 84 |
10 | 女 | Betsy | 75 |
脚注
- ^ “rain band=降雨帯”. 科学技術振興機構. 2009年10月7日閲覧。
- ^ 坪木和久. “台風に伴う竜巻をもたらす降雨帯の雲解像モデルを用いた数値シミュレーション” (PDF). 名古屋大学気象学研究室. pp. 3/8ページ. 2009年10月8日閲覧。
- ^ 大谷東平『台風の話』岩波書店〈岩波新書〉、1955年、168-169頁。doi:10.11501/1374944。
- ^ 松村武雄 編『メキシコ・ペルー神話と伝説』趣味の教育普及会〈神話伝説大系〉、1935年、206-207頁。doi:10.11501/1717930。
- ^ a b c d McAdie, Colin J; Landsea, Christopher W; Neumann, Charles J; David, Joan E; Blake, Eric S; Hammer, Gregory R (August 20, 2009). Tropical Cyclones of the North Atlantic Ocean, 1851 – 2006 (Sixth ed.). National Oceanic and Atmospheric Administration. p. 18
- ^ a b RA IV Hurricane Committee (16 May 2018). "9". Regional Association IV (North America, Central America and the Caribbean) Hurricane Operational Plan 2018 (PDF) (Report No. TCP-30). World Meteorological Organization. 2018年10月31日閲覧。
- ^ Hurricane Lane: How Do Hawai‘i Hurricanes Get Their Names?. Honolulu Family. 2018年.
- ^ “NORMAS DA AUTORIDADE MARÍTIMA PARA AS ATIVIDADES DE METEOROLOGIA MARÍTIMA NORMAM-19 1a REVISÃO” (PDF) (Portuguese). Brazilian Navy. p. C-1-1 (2018年). 6 November 2018時点のオリジナルよりアーカイブ。6 November 2018閲覧。
- ^ Rare Tropical Storm Forms in the South Atlantic . NOAA. 2019年.
- ^ Worldwide Tropical Cyclone Names. Atlantic Names. National Hurricane Center. 2009年.
- ^ “Saffir-Simpson Hurricane Wind Scale” (英語). NOAA. 2024年9月13日閲覧。
- ^ a b Staff, Reuters「女性名のハリケーン、男性名より死者多い傾向=米調査」『Reuters』2014年6月3日。2020年9月9日閲覧。
参考資料
- Worldwide Tropical Cyclone Names
- Hurricane Names
- FAQ : HURRICANES, TYPHOONS, AND TROPICAL CYCLONES
- Pronunciation of Storm Names-Atlantic Names : NOAA
関連項目
- 台風(北西太平洋で発生する熱帯低気圧)
- サイクロン(インド洋および太平洋南部で発生する熱帯低気圧)
- カーボベルデ型ハリケーン
- 1780年のグレートハリケーン
- ハリケーン・ハンター
- ハリケーンからの避難
外部リンク
- National Hurricane Center(国立海洋大気局ハリケーンセンター)
- Central Pacific Hurricane Center(同・中央太平洋ハリケーンセンター)
- 在マイアミ日本国総領事館、ハリケーンのページ
- 在ナッシュビル 日本国総領事館
- National Oceanic and Atmospheric Administration(NOAA - アメリカ海洋大気庁)
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北西太平洋 | 北東太平洋 大西洋 |
インド洋 南太平洋 |
台風 "Typhoon" |
ハリケーン "Hurricane" |
サイクロン "Cyclone" |
|
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ハリケーン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 04:26 UTC 版)
1856年8月10日、ハリケーン1号、上陸時カテゴリー4、ラストアイランドで上陸、長さ25マイル (40 km) の防波諸島が5つの島に分割され、200人以上が死亡した。 1957年6月、ハリケーン・オードリー、カテゴリー4、州南西部を襲いキャメロン市からグランドシェニエの範囲で60ないし80%の家屋と企業に損害を与え、4万人が家を失い、死者は300人以上になった。 1965年9月9日、ハリケーン・ベッツィ、上陸時カテゴリー3、被害総額が初めて10億ドルを超したハリケーンとなった。ニューオーリンズの被害が特に大きく、市内の約35%が浸水し、州全体での死者は76人に上った。 1969年8月、ハリケーン・カミーユ、カテゴリー5。高潮が23.4フィート (7.1 m) に及び、死者は250人となった。公式にはミシシッピ州に上陸して大きな被害を与えたが、ルイジアナ州でも影響が大きかった。ニューオーリンズは嵐の矛先を逃れたが、低地の大半が洪水に見舞われた。 1992年8月、ハリケーン・アンドリュー、上陸時カテゴリー3、州南中部を襲い、4人が死亡し、15万人近くの世帯が停電になった。農作物被害は数億ドル規模と推計された。 2002年10月3日、ハリケーン・リリー、上陸時カテゴリー1 2005年8月29日、ハリケーン・カトリーナ、上陸時カテゴリー3 が州南東部を襲い、ニューオーリンズの堤防を破壊し、市の80%が浸水した。大半の市民は脱出していたが、その多くは家屋を失った。市は実質的に10月まで閉鎖された。湾岸地域で200万人以上が避難し、ルイジアナ州だけで1,500人以上が死亡した。地方、州、および国の準備と対応が迅速でなく不適切だったという非難の声が上がった。この影響で多くの州民が国中に避難した。 2005年9月24日、ハリケーン・リタが上陸時カテゴリー3で州南西部を襲い、湾岸のキャメロン郡やレイクチャールズ市など多くの郡や町を洪水にした。ニューオーリンズ市の堤防に損傷を与え、市の一部にも洪水が及んだ。 2008年9月1日、ハリケーン・グスタフが州南東部、ココドリー近くで上陸した。8月31日にはカテゴリー3の強度を保っていたが、9月1日に上陸したときにはカテゴリー2、その後間もなくカテゴリー1となった。「世紀のハリケーン」になるという予報もあり、3年前のハリケーン・カトリーナよりも強い可能性があったので、多くの市民がニューオーリンズから脱出したが、それほどの強さにはならなかった。それでも多くの死者が出た。9月1日の停電で約150万人に影響があった。
※この「ハリケーン」の解説は、「ルイジアナ州」の解説の一部です。
「ハリケーン」を含む「ルイジアナ州」の記事については、「ルイジアナ州」の概要を参照ください。
ハリケーン
出典:『Wiktionary』 (2021/08/06 13:47 UTC 版)
名詞
語源
翻訳
- アイスランド語: fellibylur (is) 男性
- アフリカーンス語: orkaan (af)
- アラビア語: زوبعة شديدة (ar) (záwbaʕa šadīda) 女性
- アルメニア語: փոթորիկ (hy) (p'ot'orik), մրրիկ (hy) (mrrik), հողմ (hy) (hoġm)
- イタリア語: uragano (it) 男性
- イド語: uragano (io)
- ウェールズ語: gyrwynt 男性, corwynt 男性
- ウクライナ語: ураган (uk) (urahán) 男性
- 英語: hurricane (en)
- エスペラント: uragano (eo)
- オランダ語: orkaan (nl) 女性
- カタルーニャ語: huracà
- ギリシア語: ανεμοστρόβιλος (el) (anemostróvilos) 男性, κυκλώνας (el) (kyklónas) 男性
- グリーンランド語: anoraarsuaq (kl)
- グルジア語: ქარიშხალი (ka) (karišxali), ურაგანი (ka) (uragani)
- スウェーデン語: orkan (sv)
- スコットランド・ゲール語: doineann 女性, saighnean 男性
- スペイン語: huracán (es) 男性
- スワヒリ語: kimbunga (sw)
- セルビア・クロアチア語:
- タミル語: புயல் (ta) (puyal)
- チェコ語: hurikán (cs) 男性, uragán (cs) 男性
- 中国語: 颶風 (cmn), 飓风 (cmn) (jùfēng)
- 朝鮮語: 허리케인 (ko) (heo.ri.ke.in)
- デンマーク語: orkan (da) 通性
- ドイツ語: Hurrikan (de) 男性, Orkan (de) 男性
- パンジャブ語: ਤੂਫ਼ਾਨ (pa) (tūfān)
- トルコ語: kasırga (tr)
- ノルウェー語: orkan (no)
- ハンガリー語: hurrikán (hu)
- ヒンディー語: अंधड़ (hi) (andhaṛ)
- フィンランド語: hurrikaani (fi), hirmumyrsky (fi)
- フランス語: ouragan (fr) 男性
- ブルガリア語: ураган (bg) (uragán) 男性
- ベラルーシ語: ураган (be) (urahán) 男性
- ポーランド語: huragan (pl) 男性
- ポルトガル語: furacão (pt) 男性
- マケドニア語: ураган (mk) (uragan)
- ソト語 sefefo (st)
- ラトヴィア語: viesulis (lv) 男性
- リトアニア語: uraganas (lt) 男性
- ルーマニア語: uragan (ro) 中性
- ロシア語: ураган (ru) (uragán) 男性
関連語
「ハリケーン」の例文・使い方・用例・文例
- 竜巻やハリケーンは天災と見なされる
- ハリケーンのフロリダへの接近
- そのハリケーンは大した前兆もなく襲来した
- ハリケーンが刈り取り機のように町を横切る姿が報道された。
- ハリケーンに荒らされた跡
- 私はそのハリケーンがここに来ないことを願います。
- 私はハリケーンが今後もここに来ないことを願います。
- そのハリケーンがここに来ないことを願います。
- ハリケーンが今後もここに来ないことを願います。
- 最近のハリケーンのために多くの人が家を失った。
- ハリケーンの被災者たちは、もう三日も食べ物を口にしていない。
- ハリケーンによる死者の数は200人にのぼった。
- ハリケーンは毎年大災害を引き起こしている.
- ハリケーンで、すべての公共サービスが失われた
- 猛烈なハリケーン
- 運よく、私はハリケーンを免れた
- ハリケーンに対する防衛は緊急の問題である
- ハリケーンの前に窓を板で塞ぐ
- 大きなハリケーン
- 私たちの電気はハリケーンの間止まった
- ハリケーンのページへのリンク