MECE
MECE (ミーシー、ミッシー)
【英】Mutually Exclusive collectively Exhaustive
・それぞれが重複することなく、全体集合としてモレがないという意味のこと。何か物事を区分・分類する際に、“漏れなく、ダブりなく”区分、分類するように考える考え方をいう。
・コンサルティング会社を中心とた領域で、ビジネスにおける論理的な考え方(ロジカルシンキング、等)として広く用いられてきた手法であるが、近年、一般のビジネスシーンにもその考え方や手法が広まり一般化した。
・この方法論(MECE)は単純な集合に関する概念であり、ビジネスにおける様々な問題分析や課題解決等を行う上で物事を整理する際に有効な手法として各領域で活用されるようになってきている。
・MECEを活用するためのポイントは、①モレによって的を外していないか、②ダブりによって効率を阻害していないか、③「MECE」でとらえ、最後に優先順位を付けているかが考えられる。
MECE
MECE
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/21 04:08 UTC 版)
MECE(ミーシー (Mee-cee)[1]; 英語: Mutually Exclusive, Collectively Exhaustive)とは、「相互に排他的な項目」による「完全な全体集合」を意味する頭字語である[2]。要するに「漏れなく・ダブりなく」という意味で[2][3]、経営学や経営コンサルティングなどの領域でよく使われる言葉である[1]。アメリカ合衆国の戦略系コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニーに所属していたバーバラ・ミントによって開発された概念であり、ロジカルシンキング (論理的思考) の一手法として用いられている[1]。
- ^ a b c “Barbara Minto: “MECE: I invented it, so I get to say how to pronounce it”” [バーバラ・ミント: MECEの概念を発明したのだから、読み仮名を決める権利は私にある] (英語). マッキンゼー・アンド・カンパニー. 2019年12月20日閲覧。 “We usually say it “Mee-cee”, but Barbara pronounces it with one syllable, meece, rhyming with "niece" or "Greece." “I invented it, so I get to say it how to pronounce it,” she says. But she immediately amends her claim. (抄訳: 一般的には「ミーシー」と発音するが、概念発明者バーバラ・ミントは「ニース」や「グリース」のようにMECEを「ミース」と発音している。「私が発明したのだからどう読むか決める権利がある」と言いつつも、その主張を即座に撤回することとなった。)”
- ^ a b 三谷宏治 (K.I.T.虎ノ門大学院教授) (2014年10月30日). “7割押さえておけばOK! MECEの罠に落ちるな ~実戦論理思考「重要思考」”. ダイヤモンドオンライン. ダイヤモンド社. 2019年12月20日閲覧。
- ^ 嶋田毅 (2019年8月26日). “「MECE(ミーシー)」とは?問題解決はモレなくダブりなく”. 同著者『MBA100の基本』(東洋経済新報社、2017年、isbn=978-4492046067) に基づくコミック化オンライン記事. グロービス経営大学院大学. 2019年12月20日閲覧。
- 1 MECEとは
- 2 MECEの概要
- 3 MECEとなる例、ならない例
- 4 関連項目
- MECEのページへのリンク