でん‐ち【電池】
電池
【英】Battery
電池とは、化学反応などによって発生された電位差から変換された直流電力を直接に取り出す装置のことである。電位差を発生させる仕組みとしては、化学反応のほかにも、放射線や温度差、光照射などがある。
電池の主な働きには放電と充電があり、充電が不可能である「使い切り」の電池である一次電池と、充電が可能であり何回も使用できる二次電池とに大別される。一次電池の中には、家庭でよく用いられる乾電池が含まれ、二次電池には、携帯電話などのバッテリーとして多く用いられているリチウムイオン電池や、自動車に搭載されている鉛蓄電池などが含まれる。この他、電力の供給方法などによって、燃料電池や太陽電池などに区別される。
【電池】(でんち)
Battery.
電気モーターや電子回路に接続し、動力となる電流を供給する部品。
ただし、以下のものは含まれない。
電池の区分
このうち最も製造や維持管理が容易で、一般的に普及しているのは化学電池である。
ただし、化学電池はその特性上、構成材料によって特性や効率がほぼ決まってしまうため、原理的に改良が困難である。
現在の主流であるリチウムイオン二次電池も、近年の消費電力増加傾向に対して出力の不足が指摘されて久しい。
電池
化学変化、温度差、光などの作用によって、電極(プラス極、マイナス極)間に電位差を生じさせるエネルギー蓄積装置。電気自動車用では、電池とは通常、繰り返し充放電可能な2次電池を指している。電池を権成する最小単位は、単電池またはセル(cell)と呼び、複数個のセルを直列に結合して構成した、単位電圧(例えば6V、12V)を有するものを電池、これを2個以上の複数個直列、または並列に接続した1組の電池を組み電池と呼ぶ。
電池
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/26 00:37 UTC 版)
電池(でんち)は、光や熱、化学反応などのエネルギーを、電気に変換する装置である[1]。化学反応によって電気を作る「化学電池」と、熱や光といった物理エネルギーから電気を作る「物理電池」の2種類に大別される。
注釈
出典
- ^ “電池とは”. コトバンク. 2021年1月11日閲覧。
- ^ a b c d 梅尾良之著、『新しい電池の科学』、講談社、2006年9月20日第1刷発行、ISBN 4062575302
- ^ “トヨタ、村田製、TDK...大注目の全固体電池!早くもシェア争奪戦 ニュースイッチ by 日刊工業新聞社”. ニュースイッチ by 日刊工業新聞社. 2023年7月15日閲覧。
- ^ “マクセル、京都に全固体電池量産体制 6月から出荷 - 化学工業日報 電子版”. 化学工業日報 電子版 - 化学工業をコアに周辺産業を網羅する「化学工業日報 電子版」のWebサイトです (2023年5月7日). 2023年7月15日閲覧。
- ^ “屋井先蔵”. でんきの礎 (電気学会) 6: 24-25. (2013-03-10) .
- ^ 吉田和正 (2007-03-30). “一次電池技術発展の系統化調査”. 国立科学博物館 技術の系統化調査報告 第9集 (国立科学博物館): 173 .
- ^ 「組電池」 - BAYSUN
電池
出典:『Wiktionary』 (2021/06/15 13:58 UTC 版)
名詞
- 電力を生成する器具。狭義には、電解液と電極を内部に持ち、化学エネルギーを発生させるものを指し、乾電池、鉛蓄電池などがある。広義には、燃料電池、太陽電池、原子力電池なども含む。
- 懐中電灯を指す方言。主に北海道で用いられる。
発音(?)
東京アクセント
- で↘んち
京阪アクセント
- でん↗ち
関連語
翻訳
「電池」の例文・使い方・用例・文例
- 乾電池
- 蓄電池
- ラジオの電池を換えなければならない
- 電池を充電する
- 電池はもう充電できた?
- 太陽電池は太陽光線を電気に変える
- 電池は別料金だ
- 電池は保護容器に入っている
- 電池の寿命
- 電池の寿命が100時間の携帯電話
- このポータブルMDプレイヤーは電源でも電池でも使える
- この車は太陽電池で動く
- 新しい機械は太陽電池で動く
- 私の電話の電池が切れたと思う
- この懐中電灯には電池が6つ必要だを取る,占める
- リチウムイオン電池は、負極に黒鉛等の炭素材料を用いています
- コンビニで、電池を買ってきてくれないか?
- 非技術系の職員が眼にすると、例えば「電池」のパテントマップはこの上なく複雑なものとして映る。
- 燃料電池の発電性能などを調べる
電池と同じ種類の言葉
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