系統連系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/30 03:25 UTC 版)
系統連系(けいとうれんけい)とは、発電設備などが商用電力系統へ並列(発電設備などを商用電力系統に接続すること)する時点から解列(発電設備などを商用電力系統から切り離すこと)する時点までの状態のことをいう。
注釈
- ^ ここでの逆潮流とは、発電設備等設置者の構内から商用電力系統側へ向かう有効電力の流れをいう。
- ^ このために発電設備設置者は電気事業者へアンシラリーサービス料を支払う必要がある。
- ^ 同様の問題は電気設備の技術基準の解釈にも当てはまる。
出典
- ^ a b “直流連系採用の理由 - ほくでんネットワーク”. ほくでんネットワーク. 2021年12月29日閲覧。
- ^ a b “International Grid Connection, Q&A | Q&A | Renewable Energy Institute”. Renewable Energy Institute. 2021年12月29日閲覧。
- ^ “ドイツ:"不都合な真実"に挑む | 取材ノート | 日本記者クラブ JapanNationalPressClub (JNPC)”. 日本記者クラブ. 2021年12月29日閲覧。
- ^ “北海道電力ネットワーク(株)からレドックスフロー電池設備を受注|プレスリリース|企業情報|住友電工”. 住友電工. 2021年12月29日閲覧。
- ^ “南相馬変電所の大容量蓄電池システムの営業運転開始について| 東北電力”. 東北電力. 2021年12月29日閲覧。
- ^ https://www.iee.jp/pes/termb_141/ 電気学会:用語解説 第141回テーマ:アンシラリーサービス
- ^ a b c 「電気設備の技術基準の解釈」の一部改正及び「系統連系技術要件ガイドライン」(10資公部第68号)の廃止について
- ^ “同期電源の減少に起因する 技術的課題”. 送配電網協議会. 2022年5月14日閲覧。
- 1 系統連系とは
- 2 系統連系の概要
- 3 系統安定化の方法
系統連系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 01:58 UTC 版)
電力会社の送電網に同期接続する形態が系統連系である。送電網が近傍にある場合は、売電するために系統連系して利用する場合が多い。太陽電池モジュール→パワーコンディショナー→商用電線路という接続形態を取る。再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT制度)では発電量が設置場所での利用量を上回る分を電力会社に供給する(売電)。電力を送電網に送ることを逆潮流と呼ぶ。夜間や悪天候時に発電量を利用量が上回ると系統側から電力供給する。一般に独立型より発電規模が大きい。独立蓄電型のような大容量の蓄電設備が不要であり、その分、発電量あたりのコスト・温室効果ガス(Greenhouse Effect Gas:GEG)排出量・ライフサイクル中の投入エネルギーが独立型より小さい。
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系統連系(並列・解列)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/29 09:12 UTC 版)
詳細は「系統連系」を参照 発電所内の発電機で発電した電力を、既に運用されている電力系統へ流し込むべく送電網に接続することは「並列」または「併列」と呼ばれ、これとは逆に送電網との接続を断つことは「解列」と呼ばれ、合わせて系統連系と呼ばれる。発電機は定格回転数に達することで並列が可能になる。並列にされた発電機は、系統内に存在する他の発電機と位相を合わせながら(蒸気圧などに起因する)回転エネルギーの余力がある発電機が送出する電力の位相が他よりわずかに進むことで有効電力が増す。系統内の負荷が増すと位相が遅れると同時に電圧も低下するが、並列状態にある発電機への負荷も増すことで直ちに大きな変化は生じない。ただし、発電機の負荷増大に対応して、蒸気圧や蒸気供給量などを増さないと、発電機の回転数を維持できず、系統電力の周波数と電圧は徐々に低下する。系統内の負荷が減ると、位相が進み電圧も上がると同時に発電機の負荷が減り徐々に回転数が上昇するため、蒸気量を減らす操作などが求められる。このように電力供給の安定化のためには、系統内の負荷の増減と発電機側の状況を見ながら蒸気量などの迅速な調整が必要になる。
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