変成器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/16 02:41 UTC 版)
変成器(へんせいき)は、電磁誘導を利用して電気エネルギーの伝達を行う電子部品の総称[1]。トランスとも呼ばれる。
変成器のうち、電圧の変換を目的としたものを変圧器、電流の変換を目的としたものを変流器という。この他にもインピーダンスの変換や一次側と二次側の絶縁などに用いられる変成器があるほか、コンデンサと組み合わせて周波数フィルタとして用いるものもある。
概要

基本的な変成器は、磁気的に結合した2つの巻線によって構成される。エネルギー保存則により一次側巻線と二次側巻線の電力は等しくなるが、電力は電圧と電流の積によって求まるため、その巻線の巻数の違いによって電圧や電流の大きさを変化させることができる。 すなわち、一次側の巻数をN1、一次側の電圧をV1、一次側の電流をI1、一次側のインピーダンスをZ1、二次側の巻数をN2、二次側の電圧をV2、一次側の電流をI2、二次側のインピーダンスをZ2とすると次の式が成り立つ。
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