偏光子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/09 14:42 UTC 版)
自然光(非偏光)や円偏光から直線偏光を作り出すものを、偏光子(へんこうし)と呼ぶ。例: 吸収型偏光子 ある方位の電場を吸収し、それに垂直な方位の電場を透過することにより直線偏光を作り出すもの。鉱物では電気石(トルマリン)など。人工の物としてはポラロイド社などのポリマーで作られたフィルム偏光子がある。これは廉価である。一般的にセロハンテープなどのように1方向に引き伸ばされて作られる高分子には偏光特性がある。 結晶 方解石などの複屈折性の結晶を利用したもの。古くから用いられている。これは高価である。 反射式偏光子 反射面に対し角度を持って反射した光が部分的に偏光することを利用し、多段階の反射を用いて直線偏光を作り出すものである。反射光が一般に偏極するということはフレネルの式で記述される。
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