酸化銀(I)とは? わかりやすく解説

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酸化銀(I)


物質名
酸化銀(Ⅰ)
化学式
Ag2O
原子量
231.8
密度(g/cm3
7.22


酸化銀(I)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/28 23:07 UTC 版)

酸化銀(I)
識別情報
CAS登録番号 20667-12-3 
PubChem 9794626
ChemSpider 7970393 
EC番号 243-957-1
MeSH silver+oxide
RTECS番号 VW4900000
特性
化学式 Ag2O
モル質量 231.74 g mol−1
外観 黒から褐色の固体
匂い 無臭[1]
密度 7.14 g/cm3
融点

300 °C, 573 K, 572 °F (200℃以上で分解を始める[3][4])

への溶解度 0.013 g/L (20℃)
0.025 g/L (25℃)[2]
0.053 g/L (80 °C)[3]
溶解度平衡 Ksp(AgOH) 1.52·10−8 (20℃)
溶解度 塩基に可溶
エタノールに不溶[2]
構造
結晶構造 立方晶系
熱化学
標準生成熱 ΔfHo −31 kJ/mol[5]
標準モルエントロピー So 122 J/mol·K[5]
標準定圧モル比熱, Cpo 65.9 J/mol·K[2]
危険性
安全データシート(外部リンク) Material Safety Data Sheet
GHSピクトグラム [6]
GHSシグナルワード 危険(DANGER)
Hフレーズ H272, H315, H319, H335[6]
Pフレーズ P220, P261, P305+351+338[6]
EU分類 O Xi
NFPA 704
0
2
1
Rフレーズ R36/37/38
Sフレーズ S17, S26, S36
半数致死量 LD50 2.82 g/kg (ラット、経口)[1]
関連する物質
関連物質 一酸化銀
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

酸化銀(I)化学式Ag2Oで表される化合物の一つ。黒から褐色の細かい粉末で、他の銀化合物の調製に用いられる。

合成

水酸化リチウムと希薄な硝酸銀との反応

銀イオン Ag+ を含む水溶液に水酸化物イオン OH を含む物質を加えることで沈殿として得られる。具体的には、硝酸銀とアルカリ金属水酸化物等を用いて合成できる[7]。この反応では水酸化銀が生成するが、これはすぐに分解して酸化銀(I)と水になる[8]

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