酸化ジスプロシウム(III)とは? わかりやすく解説

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ジスプロシア


酸化ジスプロシウム(III)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/10 02:30 UTC 版)

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酸化ジスプロシウム(III)
識別情報
CAS登録番号 1308-87-8 
PubChem 159370
ChemSpider 3296880 
特性
化学式 Dy2O3
モル質量 372.998 g/mol
外観 パステルイエローがかった緑色の粉末
密度 7.80 g/cm3
融点

2408 °C, 2681 K, 4366 °F [1]

への溶解度 無視できる
磁化率 +89,600·10−6 cm3/mol
構造
結晶構造 立方, cI80
空間群 Ia-3, No. 206[2]
危険性
安全データシート(外部リンク) External MSDS
主な危険性 毒性なし
関連する物質
その他の陰イオン 塩化ジスプロシウム(III)
その他の陽イオン 酸化テルビウム(III)、酸化ホルミウム(III)
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

酸化ジスプロシウム(III)(Dy2O3)は希土類金属ジスプロシウムの三二酸化物。パステルイエローがかった緑色でやや吸湿性のある粉末である。特にセラミックスガラス蛍光体レーザー、ジスプロシウムメタルハライドランプに使用されている。

酸と反応して対応するジスプロシウム塩(III)を生成する。

Dy2O3 + 6 HCl → 2 DyCl3 + 3 H2O

脚注

  1. ^ Webelements Dysprosium trioxide
  2. ^ Curzon A.E., Chlebek H.G. (1973). “The observation of face centred cubic Gd, Tb, Dy, Ho, Er and Tm in the form of thin films and their oxidation”. J. Phys. F 3: 1–5. doi:10.1088/0305-4608/3/1/009. 


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