阪和線紀勢本線とは? わかりやすく解説

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阪和線・紀勢本線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 07:38 UTC 版)

国鉄113系電車」の記事における「阪和線・紀勢本線」の解説

阪和線への113系の初投入1972年で、網干電車区からの転入車鳳電車区配置された。グレー地に青帯を巻いた阪和線快速色(灰色9号青22号)に塗装変更され、1972年3月ダイヤ改正で運転を開始した新快速使用された。 新快速天王寺駅 - 和歌山駅間を所要時間45分で結び、途中停車駅鳳駅のみであった新快速ヘッドマーク京阪神新快速153系のものではなく専用のものを装備していた。阪和線新快速1978年10月まで運転された。 1976年には阪和線の新性能化のため700番台京阪神快速投入され捻出された0番台阪和線転用された。阪和線ではこの時点70系など旧性能車残っていたが、103系増備1977年3月に新性能化が完了し70系福塩線転用された。 1978年10月ダイヤ改正では紀勢本線和歌山駅 - 新宮駅間が電化され、普通列車には113系2000番台新製車、および京阪神快速への113系新製投入に伴う113系転入車投入された。この電化とともに日根野電車区新設され鳳電車区阪和線関西本線系統車両移管された。阪和線新快速はこの改正消滅したが、同線の快速列車の2本に1本が紀勢本線直通運転するようになった日根野電車区所属していた関西本線車両は、1985年奈良電車区転属した。 1986年11月ダイヤ改正では、中央本線急行アルプス」の定期列車廃止余剰となった165系松本運転所から日根野電車区転入し紀勢本線113系一部客車列車置き換えた捻出された113系福知山線・山陰本線電化用の800番台への改造種車となったほか、クハ111形は阪和線・紀勢本線と房総地区113系6両編成の4両短編成化使用され房総地区転用車は幕張電車区転出した国鉄分割民営化後64両(6両編成6本、4両編成7本)がJR西日本承継され阪和快速色の他に関西線快速色を纏う車両存在した紀勢本線運用される車両には、独自の装備として「紀勢スイッチ」が設けられている。これは車両運転台の戸閉灯を連動させず、車掌が戸閉を確認して確認ボタンを押すと運転台の戸閉灯が点灯するのである紀勢本線ホームカーブにあり見通しの悪い駅が多く車掌車外出て安全を確認する機会が多いため、安全対策として国鉄時代より各車に改造設けられている。 JR西日本発足後配置車両阪和快速色を纏う4両編成統一され阪和線紀勢本線和歌山線和歌山 - 五条) で主に運用された。2002年にはワンマン2000番台2両編成配属され2004年以降4両編成網干所へ223系投入による車両転配によって網干京都から転入してきた体質改善車に置き換えられた。 2004年6月2日紀勢本線冷水浦駅113系4両編成による御坊和歌山行き快速列車線路上に散乱した丸太乗り上げて脱線する事故発生し先頭1両目クハ111-5259が脱線した原因冷水浦駅直上国道42号大型トレーラー速度超過により横転し積荷丸太線路上に落下したことによるクハ111-5259は2004年12月15日付け廃車となった2005年発生したJR福知山線脱線事故関係する車両転配により、再び阪和快速色を纏う体質改善工事施工車が復帰した2008年3月ダイヤ改正時に223系2500番台2011年3月ダイヤ改正時に225系5000番台多数増備されたことで阪和線では早朝・朝ラッシュ各1往復土休日早朝1往復のみ)まで運用縮小した2010年4月1日時点では36両(4両編成8本、2両編成2本)が配置され12両(4両編成3本)が阪和快速であった大阪環状線・阪和線・紀勢本線(きのくに線)で運用され4両編成を2本使用した8両での運用存在した225系5000番台増備に伴い日根野電車区113系4両編成2011年12月10日をもって定期運用終了した2012年3月31日4月1日には、阪和色の編成使用した団体臨時列車ありがと113系阪和色」号が天王寺 - 周参見間で運転された。 阪和快速編成12両、4両編成3本)は岡山電車区転属したが、MM'ユニット廃車となり、先頭車下関総合車両所広島支所から捻出されたMM'ユニット編成組んだ体質改善編成20両、4両編成5本)は下関総合車両所広島支所転属してP編成名乗り113系F編成のうち体質改善施工置き換え用とされた。 2011年12月10日4両編成撤退した後も、2両編成日根野 - 紀伊田辺間(主に御坊 - 紀伊田辺間)で運用続けた2012年10月には105系代走紀勢本線和歌山 - 和歌山市間に入線している。 2000番台2両編成2020年3月14日ダイヤ改正227系置き換えられ定期運用終了した2020年4月1日時点ワンマン運転対応の4両(HG編成2両編成2本)が在籍していたが、HG201編成同年4月22日付で、HG202編成同年4月30日付でいずれも廃車された。

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阪和線・紀勢本線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 15:25 UTC 版)

国鉄381系電車」の記事における「阪和線・紀勢本線」の解説

1978年紀勢本線和歌山 - 新宮電化機に、阪和線・紀勢本線の特急くろしお」に381系新製投入された。電化前気動車特急くろしお」は7両編成であったのに対し輸送力増強を図る点から先行投入され特急「しなの」と同様の9両編成とされた。 1976年紀勢線電化訓練用名目として7両編成1本が鳳電車区投入された。その後1978年9月までに83両が落成し、9両編成10本が配置された。作業平準化観点から同年9月15日より一部くろしお」に充当され、翌10月2日から「くろしお」7往復天王寺 - 白浜新宮)で営業運転開始した。なお、381系くろしお運転開始合わせて90両すべてが日根野電車区(現・吹田総合車両所日根野支所)に転属している。 気動車時代特急くろしお」は名古屋 - 新宮 - 天王寺間で運転されていたが、新宮電化機に天王寺 - 新宮電車特急くろしお」と名古屋 - 紀伊勝浦気動車特急「南紀」系統分離された。「くろしお」の電車化余剰となった和歌山機関区キハ80系は、36両が名古屋第一機関区転属して特急「南紀」「ひだ」へ転用されたほか、2両が向日町運転所、7両が鹿児島運転所転属して老朽車の置き換え充てられた。残る29両は廃車となったが、廃車対象車中には1960年東北本線で「はつかり」に投入されボンネット型キハ81形含まれていた。 1980年10月1日ダイヤ改正では、急行きのくに」の一部格上げする形で「くろしお」が10往復増発された。これに対応する18両の新製投入をもって日根野区への381系新製投入終了した1984年9月からは、運用間合い利用したホームライナーいずみ」(日根野 - 天王寺)の運用にも就くことになった1985年3月14日ダイヤ改正では、閑散期にはMM'ユニット5・6号車)を減車した7両編成運用されることとなったまた、4往復残った急行きのくに」を格上げする形で更なるくろしお増発が行われたが、車両需給の関係から381系追加投入行われず485系投入された。 1986年11月には、「ホームライナーいずみ」が運転区間和歌山まで延長する同時にはんわライナー」と名称を変更したまた、所要時間381系比べる伸びてしまうなどの弊害から、485系くろしお」は381系置き換えられることとなり、出雲電車区から18両(全車普通車6両編成3本)が転属し、季節列車2往復充当された。 国鉄分割民営化時には126両が日根野電車区承継された。 1989年3月11日ダイヤ改正では、「くろしお」が4往復増発し15往復とされ、グリーン車連結しない6両編成(以下C編成呼称)が初め定期特急運用充当された。また同年7月22日には天王寺駅構内改良工事竣工し阪和線関西本線を結ぶ短絡線完成したことから、大阪環状線梅田貨物線JR京都線を介して新大阪まで5往復京都まで2往復運転されるようになった同時にスーパーくろしお」を運行開始するにあたり一部車両に対して改造工事施工された(以下スーパー編成もしくはD編成呼称)。 1998年12月からはC編成24両)を除いた大半車両リニューアル改造された。 C編成1996年7月31日から制御振り子式電車283系オーシャンアロー)の営業運転開始されたことに伴い定期くろしお運用を持たなくなり以降定期運用ホームライナー(「はんわライナー」「やまとじライナー」)のみとなった多客期の臨時列車や団列車充当されることも多く、C602 - C604編成スノープラウ水揚げ装置水抜き搭載といった耐寒耐雪工事施工された。年末年始など多客期には「やくも」の増結および「ゆったりやくも」改造予備確保のため後藤総合車両所出雲支所貸し出されることもあった。2010年12月30日から翌年1月3日にかけて、KTR001形の故障年末年始輸送力確保183系不足したため、福知山線JR宝塚線)・山陰本線特急北近畿」の代走として運用された。 「くろしおスーパー編成くろしお」アコモ編成 2010年3月13日ダイヤ改正時点での運用列車を以下に示す。以下、1号車下り向き先頭車)にクロ380形パノラマグリーン車連編成スーパー編成クロ381グリーン車連結編成をアコモ編成と記す。 2010年3月13日ダイヤ改正での運用 B編成(アコモ編成くろしお7往復新大阪 - 白浜:6往復新大阪 - 新宮:1往復C編成国鉄特急編成やまとじライナー3本木津JR難波上り1本、大阪加茂下り2本) はんわライナー6本(天王寺 - 和歌山上り1本、下り4本、日根野天王寺上り1本) やまとじライナーはんわライナー平日のみ運転 D編成スーパー編成スーパーくろしお6往復京都 - 新宮:2往復新大阪 - 新宮:3往復新大阪 - 和歌山:1往復2011年3月12日ダイヤ改正では、ホームライナー廃止新宮発着の「くろしお」が2往復削減された。これによってアコモ編成B編成)の定期新宮乗り入れC編成日根野区での運用終了したC編成4本のうち、C601編成クハ381-115以下6両)が廃車となり、C602 - C604編成福知山電車区貸し出され2011年3月12日ダイヤ改正から同年5月31日まで、「北近畿」より改称された「こうのとり」の287系での運用分のうち、一部列車にて車両出揃うまでの代走として運用されていた。代走運用終了後同年6月末までにC編成廃車となった2012年3月17日ダイヤ改正287系運用開始した時点では、アコモ編成が「くろしお」3往復スーパー編成が「くろしお」5.5往復充当されていた。同年6月1日287系追加投入によってアコモ編成定期運用から離脱し、同編成4号車設置されていた「パンダシート」は、同年7月23日からスーパー編成設置された。なお、287系には振り子装置など車体傾斜機能搭載されていない運用離脱したアコモ編成63両(9両編成7本)のうち、40両は編成短縮して6両編成6本と4両編成1本に組み替えられ、吹田工場国鉄色戻され上で福知山電車区転属し、2013年春までに同数183系置き換えた。なお、編成から外され増結ユニット23両)のうちモハ車8両はスーパー編成編入され玉突き同数モハ車を置き換えた。残る9両は2012年度内に廃車となり、残る6両は増結用として残留予定とされていたが運用されなかった。6両のうち電動車4両は2014年8月発生した集中豪雨による故障置き換え用として2014年10月28日付で福知山区に転属、残るサハ381形2両は同年12月19日付で廃車となった2015年3月14日ダイヤ改正以降スーパー編成が「くろしお」5.5往復運用されていたが、289系投入により2015年10月30日をもって運用から離脱した上述通り2015年10月をもってくろしお運用から離脱し2016年3月までに、基本編成のHD604編成6両と付属編成(HD631 - 633編成)のクハ381の計9両が後藤総合車両所出雲支所転出、HD602・603605編成18両と付属編成残り6両の計24両が廃車となった。さらに2016年4月12日付で最後まで残ったHD601編成6両が廃車され、吹田総合車両所日根野支所への配置無くなった381系日根野電車区編成表1986年11月編成番号新宮 天王寺1号車 2号車 3号車 4号車 5号車 6号車 7号車 8号車 9号車 9両編成12本)クハ381 モハ380 モハ381 サロ381 モハ380 モハ381 モハ380 モハ381 クハ381 新製 102 27 27 10 26 26 40 40 101 1976.11.30 104 30 30 11 29 29 28 28 103 1978.5.11 106 33 33 12 32 32 31 31 105 1978.5.19 108 36 36 13 35 35 34 34 107 1978.9.1 110 39 39 14 38 38 37 37 109 1978.9.22 112 43 43 15 42 42 41 41 111 1978.6.4 114 46 46 16 45 45 44 44 113 1978.9.10 116 49 49 17 48 48 47 47 115 1978.5.8 118 52 52 18 51 51 50 50 117 1978.5.17 120 55 55 19 54 54 53 53 119 1978.9.12 124 62 62 21 61 61 60 60 123 1980.9.12 126 65 65 22 64 64 63 63 125 1980.9.26 6両編成3本クハ381 モハ380 モハ381 モハ380 モハ381 クハ381 127 67 67 79 79 133 135 82 82 85 85 137 131 70 70 91 91 143 381系日根野電車区編成表2010年4月1日現在)編成番号新宮 新大阪京都1号車 2号車 3号車 4号車 5号車 6号車 7号車 8号車 9号B編成(7本)クロ381 モハ380 モハ381 モハ380 モハ381 サハ381 モハ380 モハ381 クハ381 リニューアル改造 廃車 備考 HB301104 30 30 35 35 17 28 28 103 1998.11.8 2011.12.20(サハ)2012.4.20(モハ) 斜字は増結ユニット HB302110 38 38 39 39 11 37 37 109 1999.7.16 2014.12.19 HB303106 45 45 54 54 12 41 41 111 1999.3.10 2012.4.20 HB304114 46 46 32 32 16 44 44 113 1999.7.5 2014.12.19 HB305120 55 55 67 67 19 53 53 119 1999.4.21 2012.8.1 HB306124 42 42 62 62 13 60 60 123 1999.1.19 2012.4.20 HB307126 63 63 61 61 22 65 65 125 1999.10.20 2011.12.20(モハ)2012.6.27(サハC編成(4本)クハ381 モハ380 モハ381 モハ380 モハ381 クハ381 リニューアル改造 廃車 備考 C601116 49 49 47 47 115 - 2011.3.14 国鉄特急色 C602137 91 91 82 82 127 - 2011.6.4 C603133 79 79 70 70 131 - 2011.6.10 C604143 48 48 29 29 135 - 2011.6.15 D編成基本編成・5本)クロ380 モハ380 モハ381 モハ380 モハ381 クハ381 スーパー化 リニューアル改造 廃車 備考 D編成付属編成3本モハ380 モハ381 クハ381 HD6011 27 27 26 26 501 1989.7.7 2000.3.18 2012.5.242012.8.1 スーパーくろしお HD6022 64 64 40 40 502 1989.7.17 1999.12.27 2012.6.27 HD6035 33 33 31 31 503 1990.7.24 1999.10.27 HD6043 51 51 50 50 504 1989.7.18 1998.12.24 2012.10.11 HD6054 52 52 85 85 505 1989.8.10 1999.4.14 HD331 501 34 107 1990.12.25 1999.10.29 HD332502 36 108 1991.2.8 2000.3.13 HD333503 43 112 1991.3.7 1999.12.20 太字:廃車 下線付き:福知山転属 381系吹田総合車両所日根野支所編成表2015年10月1日時点編成番号新宮 新大阪京都1号車 2号車 3号車 4号車 5号車 6号車 7号車 8号車 9号スーパー編成基本編成・5本)クロ380 モハ380 モハ381 モハ380 モハ381 クハ381 廃車 備考 スーパー編成付属編成3本モハ380 モハ381 クハ381 HD6011 67 67 54 54 501 2016.4.12 元スーパーくろしお編成 HD6022 62 62 40 40 502 2016.1.18 HD6035 33 33 31 31 503 2015.11.24 HD6043 28 28 50 50 504 - HD6054 52 52 85 85 505 2015.11.13 HD631 501 34 107 2015.11.13 HD632502 36 108 2015.11.24 HD633503 43 112 2016.1.18 太字:B編成(アコモ編成)から編入 下線付き:出雲転属

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