阪和線システム(初代)
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「運行管理システム (JR西日本)」の記事における「阪和線システム(初代)」の解説
停車アナウンス 列車が停車する際駅で流れるBGM この音声や映像がうまく視聴できない場合は、Help:音声・動画の再生をご覧ください。 初代阪和線システムでは、予告放送(和歌山駅のみ)・接近放送・停車中放送(天王寺駅・鳳駅のみ)・発車放送の冒頭にいずれも同じメロディが流れていた。大阪支社管内は2000年頃まで、和歌山支社管内は2002年頃まで、2打点チャイムが用いられていた。また入線時にもメロディが使用されていたが、停車列車と通過列車でメロディが使い分けられていた。 接近放送は各駅で行われていたが、発車放送は待避列車など長時間停車する列車のみ行われていた。 当システムでは遅延・運休等の案内放送や英語での放送が行われなかった一方、停車駅・先着列車・回送列車などに関する情報が、発車標に英語で表示されていた。 放送の内容は各駅で大きく異なっていたほか、列車によっても内容が異なった。美章園駅・杉本町駅・上野芝駅・津久野駅の放送は行先案内が固定、あるいは省略された簡易型タイプだった。普通列車の放送は、美章園駅・南田辺駅・長居駅・我孫子町駅・上野芝駅・津久野駅は「普通」、それ以外の駅は「普通列車」と言いまわしが異なっていた。なお、かつては「各駅停車」という言い回しを行う駅もあった。先着案内は、堺市駅では接近放送時に、天王寺駅と鳳駅(上りのみ)では停車中放送時に行われていた(接近放送時に先発列車となっている場合、先着案内は接近放送時に行われる場合があった)。下りの関空快速・紀州路快速の場合は停車駅の案内が省略され、それぞれの乗車位置案内が行われていた。一部の駅は「○両で」の部分が無く、「○○行きがまいります(または、はいります)」という放送になっていた。また列車によっては停車駅や乗車位置の案内が省略される場合もあった。のりば案内は「○番線」という言い回しになっていた。和歌山駅では特急列車の自由席、指定席などの案内が予告放送時に流れていた。また天王寺駅では到着時に乗り換え案内の放送が流れていた。 システム導入当時には運行されていなかったダイヤの案内も行うため、アクセントが不自然な放送が多かったほか、音声の違う文言をつなぎ合わせている部分もあり、関空快速の単独列車での「関空快速」の部分など、音程が変わる放送もあった。 2012年3月14日頃から順次、接近放送での「危険ですからホームの内側にお下がりください」という文言が、一部駅をのぞいて「危ないですから、黄色い点字ブロックまでお下がりください」へ変更された。 これらの放送は、日根野駅では関西空港線、和歌山駅ではきのくに線・和歌山線の列車に対しても同様に行われていたが、鳳駅では羽衣線の列車に対しては行われなかった。 2012年10月の時点で発車標が設置されていた駅は、天王寺駅・南田辺駅・鶴ケ丘駅・長居駅・我孫子町駅・堺市駅・三国ケ丘駅・津久野駅・鳳駅(5番のりばをのぞく)・和泉府中駅・熊取駅・日根野駅・和泉砂川駅・紀伊駅・六十谷駅・和歌山駅のみであった。
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阪和線システム(2代)
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「運行管理システム (JR西日本)」の記事における「阪和線システム(2代)」の解説
システム更新に合わせて、案内装置が全駅に設置され、既設のものについても更新が行われた。 メロディは初代阪和線システムのもの(音程はやや低くなっている)を使用している。ただし、停車中放送・発車放送時のメロディはシステム更新時に廃止された。のりば案内は「○番のりば」という言い回しに変更された。杉本町駅の1・3番のりば(通過専用ホーム)にはホーム柵があり、点字ブロックがないため、列車通過前には「危ないですから、黄色い点字ブロックまでお下がりください」の代わりに「危ないですから、ホームの内側にお下がりください」と放送される。 先着放送については初代より詳細になったほか、新たに快速から普通への連絡案内が追加されている。 天王寺駅降車専用ホームおよび鳳駅羽衣線ホームでは、到着放送時に乗り換え案内を行う。鳳駅3番のりばでも、当駅折り返しの天王寺行き到着時に限り乗り換え案内を行う。 2017年3月7日から接近メロディが音質見直し版に変更された。
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