運行管理システム (JR西日本)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/10 09:42 UTC 版)
運行管理システム(うんこうかんりシステム)は、西日本旅客鉄道(JR西日本)がアーバンネットワーク各線に導入している、列車の進路をコンピュータにより自動制御する運行管理機能と旅客に対して運転状況を自動案内する機能をもつ列車運行管理システム (PTC) の一種。近畿圏では、輸送量の多いJR京都・神戸線などに4システムが導入されている。それ以外の奈良線・山陰線などには、信号メーカ製のPRCが導入されている。
注釈
- ^ 2009年に六十谷駅に設置された発車標には、列車遅延時に遅れ時分が行先欄に表示されていたが、阪和線内では発車標の表示形式の個体差が駅ごとに大きく、運行管理システムによるものなのかは不明である。
- ^ これら以外の停留所であった駅は、踏切長時間鳴動対策のため、駅前後にある既存の閉塞信号機を絶対信号機とすることで対応している。
- ^ 特急列車などのみに限定している駅もある。
- ^ 加古川駅の加古川線のりばの放送はシステム対応のものではない。また、姫路駅の播但線・姫新線のりばの放送も、高架化前はシステム対応のものではなかった。鳳駅の羽衣線のりばの放送も、初代阪和線システムではシステム対応のものではなかった。また兵庫駅の和田岬線のりばには自動案内放送はなく、発車ベルが鳴動するのみである。また、新幹線乗り場は新幹線運行管理システムの管轄である。
- ^ 1・2番乗り場は大阪環状・大和路線システム、3~11・21~24番乗り場はJR京都・神戸線システム
- ^ 1・2番乗り場はJR宝塚・JR東西・学研都市線システム、3・4番乗り場は大阪環状・大和路線システム
- ^ 1~9番乗り場は阪和線システム、11~18番乗り場は大阪環状・大和路線システム
- ^ 南海空港線のホームも含む。
- ^ 一部の駅では、21時以降は接近放送が流れなかった。
- ^ 鳳駅では5番のりばをのぞくすべての列車で使用されていた。
- ^ ただし有年駅は2017年の駅舎改築以前は、駅舎内に小型の発車標が設置されていた。
- ^ 鳳駅羽衣線ホームは放送のみ。
- ^ JR西日本2006年9月定例社長会見(インターネットアーカイブ)によれば米原駅 - 近江塩津駅間の延長は2006年10月1日、赤穂線は相生駅 - 備前福河駅間の導入であるが、「データで見るJR西日本」では、相生駅 - 西浜信号場間となっている。なお、西浜駅から先は、導入区間外の日生駅まで閉塞の境界がない。
出典
- ^ 日立評論 1994年5月号 (PDF) - 日立製作所 p.42 - p.43
- ^ 日立評論 2003年8月号 (PDF) - 日立製作所 p.43 - p.46
- ^ a b 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '94年版』ジェー・アール・アール、1994年7月1日、189頁。ISBN 4-88283-115-5。
- ^ “湖西線PRC装置の更新プロジェクトについて”. 鉄道と電気技術 30: 38-41. (10 2019).
- ^ “大阪環状・大和路線運行管理システムの導入”. 鉄道と電気技術 (日本鉄道電気技術協会) Vol.20: 42. (8 2009).
- ^ “JR宝塚・JR東西・学研都市線運行管理システム導入”. 鉄道と電気技術 Vol.22: 11. (7 2011).
- ^ “阪和線運行管理システムの更新について”. 鉄道と電気技術: 20. (9月 2013年).
- ^ a b 著作権料高かった? さくら夙川駅メロディー廃止 - 神戸新聞 2010年4月14日
- ^ 琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線・大阪環状線の駅のホームで使用している「入線警告音」の音質を見直します - 西日本旅客鉄道プレスリリース、2015年3月11日
- ^ 消えゆく独自メロディー JR須磨海浜公園駅「かもめの水兵さん」お別れ - 神戸新聞NEXT
- ^ 『JR気動車客車情報』'03年版 ジェー・アール・アール 2003年 ISBN 4-88283-124-4
- ^ 日立評論 2003年1月号 (PDF) - 日立製作所 p.75
- ^ 大阪環状・大和路線運行管理システムの使用開始について - 西日本旅客鉄道プレスリリース(インターネット・アーカイブ)
- ^ 日立評論 2010年1月号 (PDF) - 日立製作所 p.60 - p.61
- ^ 2011年2月定例社長会見 - 西日本旅客鉄道プレスリリース(インターネット・アーカイブ)
- ^ 2013年9月定例社長会見 - 西日本旅客鉄道プレスリリース
- ^ “JR西日本の信号システム一覧”. JR西日本. 2024年2月20日閲覧。
「運行管理システム (JR西日本)」の例文・使い方・用例・文例
- N700系というその新型車両は,東海旅客鉄道(JR東海)と西日本旅客鉄道 (JR西日本)によって共同で開発された。
- 兵庫県尼(あまが)崎(さき)市で4月25日,西日本旅客鉄道(JR西日本)の福知山線快速電車が脱線し,マンションに衝突した。
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)は古い橋の隣に新しいコンクリート製の橋を建設する。
- それは1978年に引退した後,大阪府にある西日本旅客鉄道(JR西日本)の研修センターで保管されていた。
- この橋に近いJR餘(あまる)部(べ)駅で,西日本旅客鉄道(JR西日本)の職員が開通式を行った。
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)は古い遮断棒をより耐久性のあるものと取り替えている。
- 運行管理システム (JR西日本)のページへのリンク