快速列車
快速電車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/03 17:04 UTC 版)
この節では、品川駅・上野駅 - 取手駅間を走る快速電車(かつての国電、のちのE電)について解説する。 1971年4月20日の複々線化によって上野駅 - 取手駅間を運転していた各駅停車がすべて地下鉄千代田線直通となり、上野駅発着列車の輸送力不足を解消するために新設された系統である。列車番号の末尾は「H」。エメラルドグリーン一色の車体を持つ103系電車が主力だった頃は、国鉄監修・JTB時刻表の常磐快速線のページには「青色の電車」と記載があり、「青電」(初代)と呼ばれることもあった。 停車駅は1972年10月2日に柏駅が追加されて以降、変更はない。1982年11月15日の我孫子駅 - 取手駅間の複々線化の際、当初は天王台駅を通過する予定であったが、利用者の反発により停車することになった。 日中時間帯(11 - 14時台)は1時間に2 - 3本運行されており、この時間帯の発車時刻は上野発は毎時02分・22分(いずれも取手行き)・42分(成田行き)に統一されている。取手発は毎時03分・27分で、もう1本が成田線からの直通電車である(我孫子発は毎時57分)。朝夕時間帯は本数が多くなる。 一部電車は我孫子駅から成田線に乗り入れ、成田駅まで直通運転している(一時期は朝夕のみだったが、2006年3月18日のダイヤ改正で日中の時間帯の直通運転が再開された)。一部の成田線直通電車は、取手駅発着の各駅停車との接続が図られている場合がある(特にその旨の案内はなされていない)。 途中駅のうち始発・終点となる電車の設定があるのは松戸駅と我孫子駅で、いずれも上野駅との間の運行が主体である。かつては途中駅(主に我孫子駅)で折り返す電車の設定もあったが、現在は設定されていない。 朝の上り5本(土休日は2本)と夕方 - 夜間の一部(16・17時台 - 21・22時台まで、1時間に2 - 3本)は品川駅発着で運転されている。また、朝の品川行きの折り返し電車は運転せず、一部を夕方まで車両基地に留置するようになったため、朝の下り電車と夕方の松戸駅・我孫子駅の出庫電車が削減された。 大晦日から元日にかけての終夜運転は実施されず、常磐線各駅停車のみ(我孫子駅発着・東京メトロ千代田線直通)の運転となる。
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快速電車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 06:46 UTC 版)
電車特定区間を中心に、通過駅を伴う電車により運転されている列車を「快速電車」と呼ぶ。これは主に各駅停車に対する速達の意味合いであるものの、中距離列車(普通列車)と並走する場合に齟齬を来すことがある。 上記にある、常磐線やJR京都線・神戸線の普通列車が電車特定区間内において「快速」と案内されるのは、別に運行される各駅停車との区別や、既にある圏外を結ぶ中距離列車である(電車による)「普通列車」との停車駅の統一によるものである。 常磐線では、通勤五方面作戦による増強計画で複々線計画から外れた三河島駅・南千住駅や大幅に遅れた天王台駅には快速電車が停車していたものの、普通列車は通過していた(過去はそれ以外にも通過駅があった)。2004年3月13日の改正で停車駅が統一され、そして10月16日の改正で案内が「快速」に統一された。 元々は、中央線において速達種別として「急行電車」が運転されるようになったが、有料の急行列車が運転されるようになると、紛らわしさから快速電車に改称されたという経緯がある。中央線でも、快速電車よりも普通列車の方が停車駅が少なかったことがある(ただし、ビューやまなしなどの一部の快速列車は、中央快速線内では「普通」の停車駅を踏襲している)。
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