直通特急
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直通特急(ちょくつうとっきゅう)とは、日本の私鉄で使われている列車種別の一種である。
2020年現在、日本の鉄道事業者では阪神電気鉄道・山陽電気鉄道・阪急電鉄で運転されている。過去には大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)でも運転されていた。
阪神電気鉄道・山陽電気鉄道
阪神電気鉄道と山陽電気鉄道では阪神大阪梅田駅 - 山陽姫路駅間で運行されている特急列車の種別として使われ、1998年に運行を開始した。車両は阪神は1000系、8000系、9000系、9300系を、山陽電鉄は5000系、5030系及び6000系を、それぞれ使用する。
阪急電鉄・大阪市高速電気軌道
阪急電鉄では、春・秋の行楽期に神戸本線から京都本線を経由して嵐山線に直通する臨時特急列車の種別として、7000系「京とれいん 雅洛」を使用した列車が西宮北口駅 - 嵐山駅間で2019年まで運転された。2020年以降は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で運転されていない。なお、2011年から2018年までは神戸高速線、今津線、千里線、Osaka Metro堺筋線からも嵐山線へ直通する直通特急が運転されていた。
東京BRT
東京BRTでは、コミックマーケット開催中に限り、各停便において途中停留所から乗降する客が乗れないことを考慮し、途中停留所を通過する国際展示場駅発新橋行き直通特急バスが運行されている。
関連項目
直通特急
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「阪急嵐山線#臨時列車」も参照 元は2008年秋より運転を開始した、春・秋の行楽期限定の嵐山駅直通の臨時列車。嵐山線各駅のホーム有効長の関係で6両編成であり、現在は7000系7006F「京とれいん 雅洛」が充当される。 2009年秋までは臨時という種別で運転し、直通運転に充当した編成には専用のサボや、ドア側面にはその旨を表示するステッカーが用意された。2010年春の行楽期より、新たに直通特急という種別が与えられ、直通運転に充当される編成には専用の「直通特急」の種別幕が追加された。運転日は、春・秋の行楽期の特定の土曜・日曜・祝日(運転日は公式ウェブサイトなどで随時発表される)で、高速神戸駅発着と今津線経由の宝塚駅発着がそれぞれ1日1往復運転される。この列車は十三駅でスイッチバックして京都本線に直通するため、梅田駅には乗り入れなかった。神戸本線内の停車駅は、高速神戸発着が快速急行と同一、宝塚発着が準急と同一。高速神戸行きは六甲駅で特急を待避した。 2011年より新たに「あたご」(高速神戸駅発着)・「とげつ」(今津線経由宝塚駅発着)という愛称がそれぞれ付けられたが、専用編成のうち7017Fが2015年11月から2017年11月までわたせせいぞうのイラストによる神戸の観光スポットなどがあしらわれたラッピング列車「爽風」となったことから、2016年には直通特急の愛称も「爽風」として運転された。 2018年3月17日から2019年10月31日には同じ「爽風」の愛称で、中村佑介のイラストによるラッピング列車を運行していた(2018年11月17日にデザイン一部リニューアル)が、ラッピングされる編成が変更されたため、嵐山駅直通の臨時列車の愛称は「あたご」に戻された。 2019年春以降は「あたご」「とげつ」の運転が取りやめられ、平日の火曜・水曜・木曜に限り「京とれいん 雅洛」による直通特急(列車愛称はなし)が西宮北口駅 - 嵐山駅間で運転されている。 2020年春以降は新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う緊急事態宣言発令の影響や、利用状況を踏まえ運転を取り止めている。 高速神戸駅に停車中の直通特急・嵐山行き わたせせいぞうイラストラッピング列車「爽風」で運転された直通特急・嵐山行き(夙川駅にて) 直通特急として運行される京とれいん雅洛(西宮北口駅にて撮影)
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