阪和線への0番台転入
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 00:22 UTC 版)
「国鉄205系電車」の記事における「阪和線への0番台転入」の解説
321系投入で余剰となった東海道・山陽緩行線の205系は、阪和線に転用されることになった。すでに本系列1000番台の配置があり、車両メンテナンスや乗務員教育の観点から、全編成が網干総合車両所明石品質管理センター(現・網干総合車両所明石支所)から日根野電車区(現・吹田総合車両所日根野支所。以下同じ)に転出した。阪和線に7両編成の運用は存在しないため、サハ205形を組み替えて6両編成と8両編成(各2本)とし、同数の103系を置き換えた。 ただし、当初は2006年1月30日および同年2月16日から運用を始めた編成ともにサハ205形を抜いた6両編成で運用され、その後同年3月30日に組み替えられた。 阪和線転用後の0番台の編成 ← 天王寺 和歌山 → 号車8 7 6 5 4 3 2 1 形式(転用当時)クハ205(Tc) モハ205(M) モハ204(M') サハ205(T) サハ205(T) モハ205(M) モハ204(M') クハ204(Tc') 形式(末期) クハ205(Tc) モハ205(M) モハ204(M') モハ205(M) モハ204(M') クハ204(Tc') 太字:脱車ユニット 転属時に201系と同様のスカートの強化、スカート部の車番表記消去、方向幕の交換といった細かな改造がなされたが、201系で施行された屋根上の通風器撤去工事や1000番台にある車外スピーカーの設置は未施工であった。また、最高速度が100km/hである103系の置き換え用であるため、110km/h対応改造工事も行われなかった。
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